谷崎潤一郎の同名小説をもとにした映画「
本作は4人の男女による愛憎劇。人妻の園子が、美しく小悪魔のような娘・光子に魅了されて同性愛関係にはまり込む様子や、やがてその関係に園子の夫、光子の彼氏を自称する男も引き込まれるさまが描かれる。監督は「彼女について知ることのすべて」「マリア狂騒曲」の
光子役の新藤は「去年の映画で初主演初ベッドシーンだったのに、今回は主演×女性とのベッドシーンがあって、たくさん悩みましたが私たちらしく、また新たな扉を開けられたのかなと思います。役者としてですよ!笑」とコメント。園子役の小原は「園子として生きた撮影期間は本当に濃厚で、あの時生まれた様々な感情は、濃密で繊細で愛おしいものでした」と撮影時を懐かしんだ。
なお平穏な夫婦生活を望む園子の夫・孝太郎役は「キャタピラー」「さよなら渓谷」の
「卍」は東京・K's cinemaほか全国で順次ロードショー。
※「卍」はR15+指定作品
新藤まなみ コメント
卍のお話をいただいた時、樋口可奈子さん主演のリメイク版を観ました。1964年の映画化から令和に至るまで幾度もリメイクされ、名だたる名女優たちが創り上げてきた卍という歴史のある作品での主演は、まずとにかく不安でした。ですが、脚本、監督共に定評のある井土監督と、幼少から業界で戦ってきた小原徳子さんの安心感に支えられてなんとか撮り終えることができました。
去年の映画で初主演初ベッドシーンだったのに、今回は主演×女性とのベッドシーンがあって、たくさん悩みましたが私たちらしく、また新たな扉を開けられたのかなと思います。役者としてですよ!笑
今この時代に「新藤まなみ」が演じる卍は、皆さんの目にどう映るのか…皆さんの感想を楽しみにしております。
小原徳子 コメント
新藤まなみさんは、不思議な魅力のある方だなと、初めてお会いした時に思いました。明るくて惹きつけられるのに、一度開けたら戻ってこられなくなりそうな未知の扉を持っている、まさに、“みっちゃん”だなと。
井土監督と沢山のディスカッションを重ね、園子として生きた撮影期間は本当に濃厚で、あの時生まれた様々な感情は、濃密で繊細で愛おしいものでした。
観客の皆さまにも、園子の感情を是非映画館で体感していただきたいです。
令和版“園子”としてこの作品に出演できたことを幸せに思います。
井土紀州 コメント
犯罪であれ、情痴であれ、映画の中で登場人物が一線を越えてしまう瞬間を見るのが好きです。
“ああ愚かだなぁ”と、俄然その人物が愛おしく感じられます。
道を踏み外さず、理性的に留まったりしようものなら、“けっ、利口な奴め”と腹立たしく思うくらいです。
“もっと愚かに、もっと愚かに……”だから、映画の人物について考えるときはいつもそう念じています。
新藤まなみの映画作品
リンク
LisBo(リスボ) @LisBo_jp
「#鍵」「#刺青」「#柳湯の事件」「#春琴抄」「#猫と庄造と二人のおんな」など、#谷崎潤一郎 の名作オーディオブックを定額制音声聴き放題サービスLisBo(リスボ)で好評配信中です。
https://t.co/epqFLOiATn
一度ハマると抜け出せなくなる“谷崎ワールド”をお楽しみ下さい。
https://t.co/Xc2q4Te09e