ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦
ジュニアボナーカレイナルチョウセン
JUNIOR BONNER
上映時間:103分 / 製作:1972年(米)
解説 アメリカン・ニューシネマを代表する“西部劇”。現代文明のなかで変質しつつあるロデオに、なお昔ながらのロマンを託す男の純粋な気持ちをうたい上げた佳作。久しぶりに故郷へ帰ってきたジュニア・ボナーは、昔通りのものは何もないことを知る。両親は離婚し、弟も財産を増やすことしか関心のない俗物になってしまっている。彼の最愛のロデオもいつしか見る人の目には時代遅れのものと映っているようだ。時代に取り残されていく人間や失われた価値観へのあくなき執着が心にしみる。S・ペキンパーの脂の乗りきった時期の作品だけにアクションの豪快さ、華麗さだけでなく、失われゆく西部への哀感、父親への絶ち難い情などそれぞれにメリハリの効いた物語がほどよくミックスされて、心地よい。S・マックィーンも好演。
スタッフ |
監督:サム・ペキンパー |
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キャスト |