カビリアの夜

カビリアノヨル

製作:1957年 / 配給:洋画マイナー

解説 カビリアはローマの夜の女。人のよい彼女は何度も男にだまされて泣きをみるが、人を信じて疑わない無垢な魂をもっていた。夜ごと男たちに拾われ、ある時は有名な映画スターに会ったり、ある時は教会で敬虔な気持ちに襲われたり。そんなある日、彼女の前にオスカルという青年が現れる。カビリアはオスカルに夢中になり彼から結婚を申し込まれると、家を売り払ってすべてを金に替えてしまう。だがオスカルもこれまでの男と同じだった。泣きくずれるカビリア。それでもその泣き顔にいつしか微笑みが戻ってくる。無垢な魂の遍歴を優しく描いたペーソスの漂う名作。マシーナの演技が素晴らしい。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:フェデリコ・フェリーニ
原作:フェデリコ・フェリーニ

キャスト

ジュリエッタ・マシーナ
フランソワ・ペリエ
アメデオ・ナザーリ

受賞歴

第30回アカデミー賞
外国語映画賞

第10回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門
最優秀女優賞