あらすじ・ストーリー
明治18(1885)年、日本で初めて看護婦の養成所が誕生したのを皮切りに、次々と養成所が生まれた。そのうちの1つに、物語の主人公・一ノ瀬りんと大家直美は運命に誘われるように入所する。不運が重なり若くしてシングルマザーになった、りん。生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育った直美。養成所に集った同級生たちは、それぞれに複雑な事情を抱えていた。手探りではじまった看護教育を受けながら、彼女たちは「看護とは何か?」「患者と向き合うとはどういうことか?」ということに向き合っていく。
りんと直美は、鹿鳴館の華といわれた大山捨松や明六社にも所属した商人・清水卯三郎らと出会い、明治の新しい風を感じながら、強き者と弱き者が混在する“社会”を知り、刻々と変わり続けていく社会の中で“自分らしく幸せに生きること”を模索していく。
養成所卒業後、二人は同じ大学病院でトレインドナースとしてデビュー。まだ理解を得られていない看護の仕事を確立するために奮闘の日々を送っていたが、りんは程なくして職場を追われることに。一方、アメリカ留学を夢見る直美は渡航直前に思わぬできごとに巻き込まれ…。
やがて、コレラや赤痢などさまざまな疫病が全国的に猛威をふるい始める。一度は離れ離れになった二人だったが、再び手を取り、疫病という大敵に立ち向かっていく。(公式情報より)
解説
連続テレビ小説の第114作。大関和(おおぜきちか)と鈴木雅(すずきまさ)という2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん・大家直美が、まだ見ぬ世界を切り開いていくさまを描く。りんを演じるのは、大河ドラマ「光る君へ」で藤原彰子を演じた見上愛。もう1人の主人公・直美を日曜劇場「御上先生」の上坂樹里が演じる。
キャスト |
一ノ瀬りん:見上愛
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スタッフ |
原案:田中ひかる
「明治のナイチンゲール 大関和物語」
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放送情報 |
NHK総合 2026年春スタート |
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