「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章」特集|少女の嘘は世界を変える──全6章の完全新作が劇場公開

「プリンセス・プリンシパル」は、19世紀末ロンドンを舞台にスパイとして暗躍する少女たちの姿を描いたアニメ。黒星紅白原案による魅力的なキャラクター、スチームパンク的なギミックを施したアクション、スパイというテーマにふさわしい“嘘”に彩られたストーリーなどが好評を呼び、2017年の放送終了から約2年半が経過した現在も根強い人気を誇っている作品だ。

その続編となる「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」が制作され、第1章が4月10日より劇場上映される。全6章で構成される物語の幕開けを記念して、コミックナタリーではキャスト座談会、音楽ナタリーではOP・EDテーマを手がける音楽家の鼎談、映画ナタリーでは監督と脚本家の対談という全3回の特集記事を展開。劇場公開を心待ちにしているファンは、本連載を通じて期待を膨らませてほしい。

※9/24追記:本作の公開は2021年2月11日に延期となりました。

第1章STORY

19世紀末ロンドン。共和国のスパイ集団であるチーム白鳩に新たな任務が課せられた。それはとある古本屋店主の共和国への受け渡し。王国により拘置所に拘束されていた古本屋店主をアンジェとドロシー、ちせの連携で奪還に成功する。一方その頃、王国では女王暗殺未遂事件を契機に“スパイ狩り”が激しさを増し、共和国側のコントロールでは緊張が張り詰めていた。コントロールは、王国王室に派遣しているスパイが“二重スパイ”である可能性があると推測。真相を探るため、チーム白鳩に王室内に送り込んでいるスパイ、コードネーム“ビショップ”との接触を命じる。果たして、新たな任務の行方は。そして“ビショップ”とは何者なのか──。

CHARACTER

アンジェ(CV:古賀葵)
アンジェ(CV:古賀葵)

共和国のスパイで、チーム白鳩のエース的存在。プリンセスと酷似した見た目をしていることから、プリンセスと共和国のスパイを入れ替える「チェンジリング作戦」要員としてアルビオン王国への潜入任務を受けた。しかしアンジェとプリンセスは10年前の革命が起きた日にすでに一度すり替わっており、アンジェの正体こそが本当のプリンセスである。

プリンセス(CV:関根明良)
プリンセス(CV:関根明良)

アルビオン王国のプリンセス。おっとりしているがとても芯が強く、国民からの人気は高い。10年前の革命が起きた日にプリンセスとアンジェは入れ替わっており、プリンセスの正体は実はスリの少女だったアンジェ。入れ替わったことが周囲にバレることを恐れ、プリンセスとしての教養を血の滲むような努力をして身に付けた過去を持つ。

ドロシー(CV:大地葉)
ドロシー(CV:大地葉)

アンジェの相棒で、チームをまとめるリーダー的存在。車の運転技術に長け、射撃の腕は超一流。色仕掛けも得意だが、意外と純情。

ベアトリス(CV:影山灯)
ベアトリス(CV:影山灯)

常にプリンセスの側に付き添う、貴族の少女。小さい頃にプリンセスに助けてもらったことがあり、彼女を心から敬愛している。

ちせ(CV:古木のぞみ)
ちせ(CV:古木のぞみ)

留学生としてやってきた日本人。その正体は暗殺者で、小さいながらも剣術は達人級の腕前。西洋の文化に慣れていないため、時折世間知らずな言動をしてしまうこともある。


2021年2月4日更新