コミックナタリー PowerPush - 濱田浩輔 はねバド!

少年ジャンプからgood!アフタへ バドミントン青春マンガ制作の裏側

美大を辞めてマンガを描きはじめた19歳

濱田浩輔の仕事机。

──では「パジャマ」を連載していたジャンプからgood!アフタヌーンに連載の場を移した理由もお伺いしていきたいのですが。マンガ家を目指そうとしたのはいつごろからなんでしょうか?

実は割と遅くて、19歳の頃です。幼少時はキン肉マンなんかを器用に描いたりしていたらしいんですが、小3から高校3年までバスケをずっとやっていたので……。絵を描きはじめたのは、姉の影響で美大受験を決めてからですね。

──美大で、やっとマンガを描き始めたんですか?

それが入学当初、イラストをノートに描いていたら、先生に「こんなので飯食いたいんなら、大学に4年通う意味無いよ」って言われてすぐ辞めてしまったんです(笑)。じゃあ大学を卒業する歳までに担当がついたり1歩前に出る事ができていたら、辞めたのも報われるんじゃないかなって気持ちで、19歳のときにジャンプのアシスタント募集に応募しました。アシスタントをしながら2週間に1度、45ページの読み切りを描いては担当さんに見せてましたね。

──2週間で45ページとは、ものすごく速いペースですね。

マンガの描き方が分からなかったので、がむしゃらだっただけです(笑)。ああ、そういえば初めて描いたマンガも地味で叙情的な話でしたね。主人公が死ぬというのが決まっていて、死ぬ前の何日間だけ好きだった女の子の姿になれるっていう話で。それをラブコメ風に書いているわけでもなく、淡々と描いていたので、当時から「自分はジャンプ向きではないんじゃないか」とは思っていました(笑)。

噛めば噛むほど味が出るマンガを描きたい

──それでもジャンプで2度、連載をされています。

前作の「パジャマな彼女。」1巻。

運がよかったんです。初連載の「どがしかでん!」から「パジャマな彼女。」まで3年くらい空いてますし。あと2度の連載の中で、アンケートシステムが自分のやり方や、やりたいことには合わないのでは、と疑問を持つようにもなりました。アンケート結果が下がると、打ち合わせで大きなイベントを入れたり、いわゆる“テコ入れ”をしようとしますよね。それが段々つらくなってしまったんです。マンガを描くための打ち合わせが、アンケートを取るための打ち合わせになっているというのに気が付いてしまって。

──作風や方法論が、先生とジャンプでは違っていたということですよね。

決して否定しているわけではなくて、自分に合っていなかっただけなんです。ジャンプでは、第一印象で面白いものを作る才能が一番求められるんです。ジャンプって予告カットの時点で、もう面白そうだなって思える作品が多いですよね。噛んだ瞬間に味がするものを求められている。ただ僕は、噛めば噛むほど味が出るマンガを描きたいし、そういうものを読んで喜んでくれる読者さんが少しでもいるなら、環境を変えてでも頑張りたいと思ったんです。

──連載の場を移したのは、そういう理由だったんですね。環境を変えての第1作、気合いも十分入っていることと思います。

たくさんの準備と打ち合わせをして、毎話を本気で作っています。女の子キャラが活躍するマンガが好きな人、スポーツマンガが好きな人、青春マンガが好きな人、みんなに読んでほしいですね。

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濱田浩輔(はまだこうすけ)

濱田浩輔

赤マルジャンプ2006年SPRING号(集英社)に掲載された「リライト」でデビュー。その後、週刊少年ジャンプ(集英社)にて2008年より「どがしかでん!」を、2012年より「パジャマな彼女。」を連載する。2013年6月よりgood!アフタヌーン(講談社)に活躍の場を移し、バドミントン部ストーリー「はねバド!」の連載を開始。