本当はすごくドキドキしていた(西山)
──今日は本当にお疲れ様でした。子供たちと遊んでみていかがでしたか?
西山宏太朗 今まで子供たちとここまで遊んだことがなかったんですよ。甥と姪ともガッツリ遊んだことってなくて。
梅原裕一郎 そうなんだ? 慣れているように見えたけどね。
西山 いや全然。だから本当はすごくドキドキしていた。子供たちとしゃべるとき、一言目が小声になっちゃったけど、どうにかみんなに伝わるようにしゃべりたいなと思ってがんばりました。でも一番の感想は、みんな元気でかわいかったなっていうことですかね。楽しかったです。
梅原 僕も楽しかったです。子供さんが5人いましたけどそれぞれに個性があって。「学ベビ」の虎太郎っぽいマイペースな子もいたり、女の子は奇凛ちゃんみたいだなって思ったりとか。
──いろんな遊びをしていましたが、何が一番楽しかったですか?
西山 子供たちが喜んでくれたのは、カゴをかぶった僕らが、子供たちを追いかけ回すことでした。
──このお店は積み木だとか輪投げだとかおもちゃがいろいろ用意されているのに、カゴとかイスとかが一番楽しそうでしたね(笑)。
西山 子供たちが次々と遊びを生み出していきましたよね(笑)。
梅原 次々とね。
──逆に何が一番大変でしたか?
梅原 僕は、子供と遊ぶときは「持ち上げれば喜ぶだろう」って思っているんですけど……。
西山 (笑)。
──確かに無言で、淡々と持ち上げていましたね(笑)。
梅原 それを続けていたら大変でしたね。腰がもう(笑)。
西山 次々に「やりたいやりたい」ってみんな言ってたもんね。
梅原 でも最初の段階では、おんぶとかだっことかさせてくれなかったんですよ。それが時間が経って心を開いてくれたのかなって。大変でしたけど楽しかったですね。
──確かに最初は、両者とも緊張しているように見えました。
西山 最初に「名前教えて」って聞いたら「ひみつ」って言われましたからね(笑)。「やばい、教えてくれない可能性考えてなかった!」って。
梅原 でも僕は親戚の子供と初めて遊んだときもあんな感じだったので、「いつか子供たちから来てくれるんじゃないかな」って、そんなに心配していなかったけどね。
──子供の心を掴めたな、という瞬間はどこでしたか。
西山 なんか向こうから寄ってきてくれたなって瞬間があったよね。
梅原 カゴのあたりですかね。向こうから「あれやって」と言われて、たぶん心を開いてくれたんだなって。
父性がくすぐられました(梅原)
──今回のベビーシッター体験はアニメのBlu-ray&DVDの特典映像ということですが、本編のお話も少し伺わせてください。おふたりの父性がくすぐられたアニメのエピソードはありますか?
西山 共感するという意味で言うと、2話で動物園に行ったときに、鷹くんが知らない人をお兄ちゃんと間違えて追いかけるシーンっていうのは「自分もそういうことあったな」と思い返しましたね。
──あのシーンは確かに「変なお兄さんについて行ったらどうしよう」と思って観ていました。
西山 そのあと鷹くんが隼に甘えたシーンは、「側についててあげたいな」と思えた瞬間でした。
梅原 僕は6話で、虎太郎が竜一にお弁当を届けに行くのが本当にかわいくて。犬井先輩が見守っていましたが、観ているこっちも犬井先輩の気持ちになるというか。全部を助けちゃうと子供の成長にはつながらないけど、でも助けたい……っていう、そこは本当に父性がくすぐられました。
──アニメではおふたりともお兄ちゃん役を演じていますが、それぞれの弟である虎太郎と鷹のかわいいと思う点を教えていただけますか?
梅原 鷹は素直になれない子なんですけど、なんだかんだでお兄ちゃんのことが好きで、いざというときはお兄ちゃんのことを頼ってくれるし、目指している理想の男がお兄ちゃんだと思うんですよね。そこがかわいいですよ。
西山 虎太郎は、特に序盤は何を考えているかわからない部分があって、ほっとけない。そこが「面倒見てあげたいな」と思わせるかわいさだなと思いますし、とにかくお兄ちゃんのことが大好き、というかお互いのことが好きだなっていうのが伝わってくるので、かわいいですね。お兄ちゃんがいじめられているとか嫌われているみたいなことになると、虎太郎は石化しますよね(笑)。そういうのを見るとキュンとします。
「学ベビ」はリアルだった
──最後に、今日実際に子供たちと遊んでみて、アニメでのベビーシッター役と違いは感じましたか?
梅原 逆に「学ベビ」がリアルなんだなっていうことを改めて感じました。あのアフレコ現場の騒がしさが、そのままリアルだったんだなって(笑)。
西山 本当だね(笑)。1話で保育ルームに初めて行った竜一が、ポコポコされている感じを身をもって知りました。
──「学ベビ」の保育ルーム描写はそれぐらいリアルだと。
西山 今日は途中からカメラが回っていることを忘れてしまうというか、周りにあれだけ大人がいたっていうのを忘れて、子供たちの相手に夢中になりました。子供にはそれぐらい、みんなを引き寄せる力があるなって思います。「学園ベビーシッターズ」にはそういった子供たちの面白さ、かわいさ、そしてそんな子供たちと大人との絆が詰まっていると思いますので、ぜひBlu-rayやDVDもよろしくお願いします。
2018年4月2日更新
あらたくんのパパ
「お兄さんと鬼ごっこして、お兄さんの頭にカゴ乗せたよ」と自慢してくれました。おやつのケーキも美味しかったそうです。
たくとくんのパパ
うちの子は取材終了後に「おにいさんがベビーチェアをかぶってるのがものすごくツボにハマった」的なことは言っていましたが、間もなくすぐに寝てしまいました。翌日改めて「どうだった?」と聞いても「イェイイェイだった!イェイイェイ!」と意味不明な返事しかしなかったので、あまり有用なコメントは得られませんでした。
いくまくん
おにいさんが、こわいいすとかかぶってたの。それでみんなにげて、すごいおもしろかったの。あのときすっごいおもしろかった。おにいさん、なんでもやってくれてものすごーくやさしかった。
いくまくんのパパ
イスを被ったり被らせたり……保育園や幼稚園だと怒られるようなことを笑顔で辛抱強くやってくれたおふたりに感謝。息子は「次はおにいさんとお絵描きがしたい!」と調子に乗ってました。
りんちゃん
(イチゴが)どっちにはいってるかゲームと、かごにはいって(弟の)つむぐといっしょにひっぱってもらったのがたのしかった。みずいろのエプロンのおにいさん(西山)がやさしくておもしろかった。みどりのエプロンのおにいさん(梅原)にはかたぐるましてもらった。
りんちゃん&つむぐくんのママ
最初はなかなか距離が縮まらなくて、大人の緊張が子供に伝わってるのかな?と思いましたが、普段は「肩車して」なんて言ったことのない娘があんなに甘えるなんて、ちょっとびっくりしました。最近人見知り気味な弟も、自分から「あそんで」アプローチをしていて、相当楽しかったんでしょうね。