主人公は「あなた」。より個性豊かになった仲間たちと、自分だけの冒険に出よう
ストーリー
主人公(あなた)は、アリアハンの勇者と言われるオルテガの子。オルテガは主人公がまだ幼い頃、多くの人の期待を背負って魔王討伐の旅へ出たが、魔王バラモスの行方を追う最中、火山に落ちて亡くなってしまったという。
16歳の誕生日を迎えた朝、主人公は王様から重大な使命を告げられる。それは、父・オルテガの遺志を継いで、闇の国より現れた魔王バラモスを倒すことだった。世界を救うため旅立った主人公を待ち受けている、驚きの運命とは……。
HD-2D版「ドラゴンクエストIII」では、物語をより深く知ることができるエピソードが追加されており、これまでに描かれてこなかったオルテガの旅路も明らかとなる。また今作では、新たにボイスを搭載。イベントシーンの解像度や、バトルの臨場感が大幅にアップした。
キャラクター
本作ではさまざまな職業の仲間と冒険することができる。職業は主人公だけがなれる「勇者」など全10種で、旅立ちの国・アリアハンにある“ルイーダの酒場”では、頼もしい冒険の仲間をパーティに加えられる。
攻守の要として活躍する「戦士」、力とすばやさが高い「武闘家」、多彩な攻撃呪文を使いこなす「魔法使い」、回復呪文のエキスパート「僧侶」。ゴールド集めやアイテム鑑定が得意な「商人」、ダンジョン探索のプロ「盗賊」、バトル中に遊んでしまうこともある「遊び人」……。新たに追加された、モンスターが使うような特技を覚える「まもの使い」を含め、ここで選べる職業は全8種だ。
さらに今作では、ともに冒険をする仲間の見た目や髪色、バトルボイスを選ぶことができるようになった。各職業の特徴を活かし、ルックスや声も好きなものを選んで、自分だけのパーティを作ってみよう。
習得する呪文や特技、パラメータの成長の早さ、身につけられる装備品などは職業ごとに異なる。また主人公や仲間にはそれぞれ“性格”があり、性格によっても成長の仕方に個性が出る。性格は本を読むことや、アクセサリーを装備することによって後から変更も可能だ。
なお冒険を進めるとたどり着くダーマという地では、主人公以外の仲間を別の職業に“転職”させることも可能だ。転職後はレベルが1に戻ってしまうが、前の職業で習得した呪文や特技は引き継がれるため、さまざまな職業を経験することで使える呪文や特技がどんどん増えていく。特定の条件を満たすと転職できる「賢者」という職業も。
神殿の横には、ファッションデザイナーを名乗るホイミスライムの「ホミちょ」がおり、お金を払えば仲間の見た目・髪色・ボイスをその場で変更してくれる。
冒険はまるで世界旅行!町、城、洞窟…美しいグラフィックで描かれた世界を堪能
ワールド
「ドラゴンクエストIII」には現実世界をモチーフとしたさまざまな地域が登場する。海に面した港町・ポルトガ、広大な砂漠に囲まれた国・イシス、桜の木や田んぼなどの景色が続く小さな島国・ジパング……。それぞれ異なる文化や風土を持っており、各地を旅すると、まるで世界旅行をしているような気分になれるだろう。フィールドを散策していると、昼から夕方、そして夜へと時間も移り変わっていく。
また今作では、ドット絵と3DCGが融合したグラフィック表現“HD-2D”を採用しているのも大きな特徴。まばゆい日差しや光の反射できらめく水、風に揺れる草木……。奥行きと立体感のある、よりドラマティックかつ繊細に描かれた世界を冒険することができる。
ポルトガ
海に面した港町。優れた造船技術を持っており、港にはいくつもの船が停泊している。各地の船が行き交う交易の中心地として、世界各地の噂を耳にすることができる。
イシス
広大な砂漠に囲まれた国。亡きファラオ王によって建国され、現在は美しい女王が統治している。周辺には太古に作られた遺跡がある様子。お宝も眠っているのだろうか。
ジパング
海に囲まれた小さな島国。美しい日の出を見ることができ、日出ずる国、黄金の国とも呼ばれる。里の奥にある立派なお屋敷には、不思議な力を持つヒミコという人物がいる。
ロマリア
噴水や石像などがある広々とした城下町に、豪華絢爛なお城がそびえ立つ。城下町の地下では“モンスター・バトルロード”を楽しむことができ、国民たちの娯楽となっている。
ムオル
小雪がちらつく、寒冷の地にある辺境の小さな村。旅人が訪れることはあまりないようだが、船着き場やいくつかのお店が集まった市場は活気に溢れている。
ひみつの場所
フィールド上には、地図には表示されない「ひみつの場所」もある。そこでは冒険に役立つアイテムやゴールドが手に入ったり、はぐれモンスターとの出会いが待っていたりする。ポツンと佇む木や岩を見つけたら近づいてみよう。
バトル
フィールドやダンジョンを移動していると、魔物と遭遇して戦闘が始まる。戦闘は「たたかう」「こうげき」といったコマンドを選んでいく、「ドラゴンクエスト」シリーズではおなじみの“ターン制コマンドバトル”。難しい操作は不要で、ターン制のため慌てることもなく、ゆっくりとコマンドを選ぶことができる。また仲間に「バッチリがんばれ」「いのちだいじに」といった「さくせん」を設定しておけば、戦闘の状況に応じて適切な行動をしてくれるのも頼もしいところ。
多彩な呪文や特技を駆使した戦闘は迫力満点。モンスターを倒すと経験値やゴールドを獲得することができるので、レベルを上げたり装備品を整えたりして、主人公たちを強くしていこう。
ビジュアル面のみならず、バトルスピードの切り替え、ミニマップや目的ガイド、難易度選択など、現代的にアップデートされたシステムにも注目。「ドラゴンクエスト」シリーズのようなRPGを自分でプレイしたことがないという人でも遊びやすいよう、さまざまな工夫が凝らされている。
旅の寄り道「モンスター・バトルロード」が登場!新職業・まもの使いも活躍
システム
HD-2D版「ドラゴンクエストIII」では、新たな寄り道コンテンツ「モンスター・バトルロード」が登場。モンスターたちを試合に出場させ、勝ち抜くと特別な“ごほうび”がゲットできる。
町やダンジョンなどで、魔性が消えて大人しくなった“はぐれモンスター”を見つけたら保護しよう。保護したはぐれモンスターたちは、バトルロード場にいるモンスターじいさんのところへと向かう。モンスターじいさんからは、保護したはぐれモンスターの数に応じてお礼がもらえる。
バトルロード場はいくつかの町に存在し、各地で参加できるランクが異なる。モンスター・バトルロードを勝ち抜くには、強いモンスターの保護や、最大3体1組となるパーティの構成が重要なカギに。冒険を進めると、より強いはぐれモンスターと出会うことができるほか、同じ種族のモンスターを複数保護することで“種族力”がアップし、モンスターが成長。試合中に設定できる「さくせん」を、バトル状況に合わせてこまめに変更することも勝利のコツだ。
はぐれモンスターの中には、音や匂い、人の姿に反応して逃げ出してしまうものもいる。そんなときは、静かに近づける特技や、姿や人間の匂いを消すアイテムなどを使ってみよう。
また、新職業の「まもの使い」ははぐれモンスターの保護でも大活躍。パーティにまもの使いがいると、はぐれモンスターが逃げなくなり、スムーズに保護することができる。また周囲に保護可能なモンスターの気配がないか探ることができる特技が使えたり、保護したはぐれモンスターの数に応じてダメージがアップする特技を覚えたりもする。
HD-2D版「ドラゴンクエストIII」は11月14日に発売
多くのプレイヤーに愛されてきた不朽の名作「ドラゴンクエストIII」。新たな要素も加わり、大幅に“進化”したHD-2D版を、この機会に手にとってみては。
HD-2D版「ドラゴンクエストIII」の発売に合わせて、ナタリーでは特設サイト「ドラクエナタリー」を展開中。「ドラゴンクエスト」に関連するニュースのほか、著名人に「ドラゴンクエスト」シリーズの思い出や最新作の感想を聞いたインタビューなど、HD-2D版「ドラゴンクエストIII」、そして2025年発売予定のHD-2D版「ドラゴンクエストI&II」を楽しむためのコンテンツを掲載していく。
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2024年11月18日更新