「デモンズゲート 帝都ノ魔女」 PR

「デモンズゲート 帝都ノ魔女」|「クーロンズ・ゲート」の木村央志が仕掛ける 昭和10年、帝都を騒がす伝奇譚がマンガ化

風水、九龍城などカルトなテーマが盛り込まれた独特の世界観を打ち出し、コアなファンから20年以上にわたり熱い支持を受けるゲーム「クーロンズ・ゲート」。その監督を務めた木村央志がプロデュースするスマホRPG「デモンズゲート」のスピンオフとなるマンガ作品「デモンズゲート 帝都ノ魔女」が発売された。

コミックナタリーでは「デモンズゲート 帝都ノ魔女」の刊行を記念し、木村プロデューサーにインタビューを実施。昭和10年という舞台設定が生まれた背景から、ゲームのサブシナリオとして展開予定だったという裏話までコミカライズ版の魅力について聞いた。

取材・文 / 小林聖

「クーロンズ・ゲート」の木村央志が指揮を執る伝奇RPG!
ゲーム「デモンズゲート」タイトルロゴ

「クーロンズ・ゲート」の企画、脚本、監督を務めた木村央志が指揮を執り、アプリゲームとして展開された伝奇RPG。「東京魔人學園」シリーズの今井秋芳をディレクターに迎え、制作陣には「女神転生」シリーズの基礎を築いた鈴木一也ら豪華スタッフが集結した。アプリのサービス提供は終了しているが、終章までのシナリオや魔神図鑑など豊富なゲーム資料が特設サイトにて公開されている。このたびマイクロマガジン社より単行本が発売された「デモンズゲート 帝都ノ魔女」は、墨天業によるそのコミカライズ作品だ。

舞台は瘴気(セヒラ)が蔓延する昭和10年の帝都
「デモンズゲート 帝都ノ魔女」カラーカット

それに触れた人間が悪意をたぎらせる瘴気(セヒラ)が蔓延し、常人ならざる力を持った不死者・怪人が出没するようになった昭和10年の帝都。怪人の鎮定と治安維持を目的として、陸軍には特務機関「山王機関」が新設された。ゲームでは「山王機関」の青年将校・喪神風魔(もがみふうま)が怪人事件を追う物語を展開。コミカライズ版「デモンズゲート 帝都ノ魔女」では、魔女候補生と転生に失敗した半端者の悪魔というコンビを描いたスピンオフストーリーが繰り広げられる。

木村央志プロデューサーインタビュー

「クーロンズ・ゲート」のような唯一無二のコンテンツを目指した

──「デモンズゲート 帝都ノ魔女」はスマホ用ゲームのコミカライズですが、ゲーム自体の企画はどういうところからスタートしたんでしょう?

コミカライズ作品「デモンズゲート 帝都ノ魔女」第1話より。

「唯一無二のコンテンツを作ろう」という流れがあったんです。スマホゲームの市場では、普通に「剣と魔法のRPG」をやっても、すぐ追随者が現れて一気にお客さんを持っていかれてしまうので、気軽には真似できないものを作りたかった。僕は以前「クーロンズ・ゲート」というゲームで企画、監督、脚本というのをやらせてもらったんですが、この作品は1997年発売で20年以上前のタイトルなのに、いまだにファンがついているんですよ。

──「クーロンズ・ゲート」も、返還前の香港と異世界という独特の世界観を持ったゲームでしたよね。

発売当時のユーザーだけでなく、若い子が新しくプレイしてくれたりもしてね。真似されにくいものを作ると息が長いんですね。そういうものを作ろうというところからスタートしたのが「デモンズゲート」でした。

──「デモンズゲート」は昭和初期の帝都が舞台ですが、この時代を選んだのはなぜ?

僕は「真・女神転生III」というゲームで脚本や世界観、キャラクター設定を担当したんですが、後にその縁で(「女神転生」シリーズの販売元である)アトラスさんから「ゲームの世界観のコンサルをやってほしい」という依頼が来たんです。

──世界観のコンサルティング……あまり聞いたことのない仕事ですが、ゲーム業界ではよくあるタイプの依頼なんでしょうか?

ゲーム「デモンズゲート」より。昭和10年の街並みを描いた場面。

いえ、なかなかないと思いますよ(笑)。それで、そのときに考えたのが昭和初期を舞台にした設定で。2001年頃の当時は今みたいにインターネットもまだそこまで充実していなかったので、図書館に行ったりしてその時代のことをいろいろ調べたんです。その仕事がめぐりめぐって「デビルサマナー 葛葉ライドウ」というゲームができあがったと思うのですが、あれは最終的に大正20年という架空の時代設定になった。だから、「やった! まだ昭和初期の枠は空いてる!」って。

──まだほかの大きなゲームでは、昭和初期という時代は手をつけられていなかったと。

そうです。なので、新しいゲームの話があったときに「じゃあ、昭和初期の設定でいこう!」と。

墨天業、青木健生、木村央志、鳥羽瞭子(Donuts)、山本章史「デモンズゲート 帝都ノ魔女」
2018年2月28日発売 / マイクロマガジン社
墨天業、青木健生、木村央志、鳥羽瞭子(Donuts)、山本章史「デモンズゲート 帝都ノ魔女」

コミックス 680円

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昭和10年。帝都では怪人と呼ばれる不死身の者たちが蔓延り、特務機関・山王機関がその鎮定に当たっていた。ある夜、魔法学園の女高生・旭の元に魔法陣と共に現れた麗しき青年──。
悪魔を名乗り魔神を使役する青年・レンザと未熟な魔女・旭の伝奇ファンタジー!

木村央志(キムラナカジ)
木村央志
京都市出身。ゲームシナリオライター。初監督・脚本作品は「クーロンズ・ゲート」。独立後「真・女神転生III-NOCTURNE」の世界観設定・シナリオを担当し、以降は携帯電話・スマートフォンゲームの企画やシナリオに携わる。Donuts入社後「デモンズゲート~帝都審神大戦~」の企画、シナリオを担当。