映画「モルカー」は愛情が詰まった作品に 相葉雅紀&大塚明夫はパペットを手に笑顔

10

859

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 233 582
  • 44 シェア

CGアニメーション映画「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX(モルマックス)」の完成披露試写会が、本日11月16日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催。声で出演している相葉雅紀大塚明夫、監督のまんきゅうが登壇した。

モルカーを手に取る(左から)相葉雅紀、大塚明夫。

モルカーを手に取る(左から)相葉雅紀、大塚明夫。

大きなサイズで見る(全17件)

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」完成披露試写会の様子。左からまんきゅう監督、相葉雅紀、大塚明夫。

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」完成披露試写会の様子。左からまんきゅう監督、相葉雅紀、大塚明夫。[拡大]

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」は、モルモットが車になった世界を描くストップモーションアニメ「PUI PUI モルカー」の完全新作。ハイテクなAIのモルカーが登場した世界で、ポテトたちがAIモルカーのカノンと出会い、ともに行方不明のモルカーを探す旅に出る。相葉はAIモルカーの開発者であるベンチャー企業・メニメニアイズカンパニーのCEO、大塚はニンジン農園・わいるどはぁ~と農園の主で、消えたファミリーのドッジを探すドライバー役で出演している。

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」メインビジュアル

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」メインビジュアル[拡大]

「モルカーの世界に自分が関われて光栄」だと話す相葉は、「今回の映画は壮大な大冒険」と説明。「ドッジと一緒にいろんなところに行く、それこそ宇宙まで。子供たちはもちろんドキドキワクワクするでしょうし、大人が観たら裏に隠されたテーマにハッとさせられる部分があるんじゃないかと思います」と語った。大塚も「映画館の音響で大きなスクリーンで観るということは、壮大な世界に没入できる楽しみがある。奇想天外な大冒険をぜひお楽しみください」と続けた。CGアニメとして「モルカー」の世界を描くこととなったまんきゅう監督は「原作のストップモーションのアニメをCGで完全再現しようというテーマのもと、チーム一丸となって作ってきました。原作のモルカーらしいハチャメチャな感じ、かわいい感じが皆さんに届くといいなと、ものすごく願っています」と思いを言葉に込めた。

「PUI PUI モルカーザ・ムービーMOLMAX」のキャラクタービジュアル。左からチョコ、シロモ、ポテト、テディ、アビー。

「PUI PUI モルカーザ・ムービーMOLMAX」のキャラクタービジュアル。左からチョコ、シロモ、ポテト、テディ、アビー。[拡大]

「モルカー」シリーズでは初めて、セリフのある“ヒューマンキャラクター”として登場した相葉と大塚。オファーを受けた際の心境を聞かれ、相葉は「『僕でいいんですか?』と。こういう(声の)お仕事をやってきたわけではないので、新しい挑戦をさせていただけるという喜びとともに、新しいことをやる、イコール、大きな覚悟が必要だなと思いました」と振り返る。「この『モルカー』の世界が好きでしたし、自分に『やっていただけますか?』と言っていただけたことがすごくうれしかったので、ぜひ全力でやらせてください、と伝えました」と当時を語った。

モルカーのポテトを手にする相葉雅紀。

モルカーのポテトを手にする相葉雅紀。[拡大]

一方の大塚は「『モルカー』は観ていたので、『え? 僕は何をすればいいんだろう?』と思ったんですけど……」と切り出すと、司会から「まさか『ぷいぷい』と言うことになるかと? 大塚さんが言うと渋い感じになりますかね?」と振られ、その低音ボイスで「ぷい、ぷい」と発してみせる。客席の拍手を受けながら、「普通にセリフがあったので、それなら今まで(の声優の仕事)と変わらないなと、ちょっと安心しました」と笑顔を見せた。

モルカーのドッジを手にする大塚明夫。ドッジのパペットは、映画化を記念して原案・総監修の見里朝希が手作りした。

モルカーのドッジを手にする大塚明夫。ドッジのパペットは、映画化を記念して原案・総監修の見里朝希が手作りした。[拡大]

今回の映画では、モルカーたちの世界にハイテク時代が訪れ、AI化されたモルカー・AIモルカーが登場する。AIが登場するというアイデアがどんなふうに生まれたかを聞かれたまんきゅう監督は「原作のストップモーションアニメも社会風刺が利いていたので、今回の映画もそれを取り入れようと。(原案・総監修の)見里(朝希)さんから『モルカーはやっぱり車なんです』というお話を伺って、車だったら車にまつわるお話をしっかり描きたいと思ったんです。見里さんからも、長編をやるなら自動運転をテーマにしたものを描きたかったというお話があったので、両方の意見が一致して、AIをテーマにして描こうというのは早い段階で決まりました」と制作背景を明かした。

まんきゅう監督

まんきゅう監督[拡大]

また原案・総監修の見里からはメッセージが到着。「当初は六畳一間のアパートにて、少人数で作っていた『PUI PUI モルカー』が、相葉さんや大塚さんのような、大変豪華なキャストで映画化されることに至って、感慨深いものがあります。アフレコ現場にお邪魔した際に、相葉さんはテレビで観たときと変わらない印象で常に輝いていましたし、大塚さんにご挨拶した際、低音ボイスで『PUI PUI モルカー』と言われたときには痺れました」と思いを綴る。また「今回私は総監修として、モルカーがちゃんと小動物らしく、そして車らしくなるように監修させていただきました。CGアニメ、しかも人間が言葉を発するというのは新たな試みではありますが、まんきゅう監督をはじめ、制作陣のモルカーに対する解像度の高さと愛を感じ、世界観はそのままに、これも1つの表現として素晴らしい!と思える作品に仕上げていただきました。ありがとうございます」と感謝を述べた。

声優の糸さん。

声優の糸さん。[拡大]

さらにステージには、映画化を記念して、見里が制作したドッジのパペットが、ポテトとシロモとともに登場。相葉と大塚は興味深そうにモルカーたちを手に取っていた。その後、イベント内では「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」に声優として出演しているアビシニアンモルモットの糸さんからのメッセージ動画を公開。モルカーファンが集まる客席からは「わああ……」とうれしそうな声が漏れ出していた。

声優の糸さん。

声優の糸さん。[拡大]

そして、糸さんの声から糸さんの気持ちを汲み取る「くみとれ!糸さんの気持ち」、3種のモルモットボイスから糸さんの声を当てる「選べ!糸さんボイス」という「モルミッションコーナー」を挟み、登壇者からは1人ずつ挨拶が述べられる。まんきゅう監督は「素晴らしいアニメーションチームの皆さんとご縁があり、1人ひとりの作品に対する情熱とモルカーへの愛情がたくさん詰まった作品になったと思います。モルカーの可能性も感じられるような作品になったと思いますので、ぜひ皆さんモルカーを体感していただけるとうれしいです」と観客へ語りかけた。

関連記事

この記事の画像・動画(全17件)

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」

2024年11月29日(金)公開

スタッフ

原案・総監修:見里朝希
監督:まんきゅう
脚本:柿原優子
副監督:小林丸
音響監督:小沼則義
音楽:小鷲翔太
制作:モンスターズエッグ
製作:PUI PUI モルカー製作委員会
配給:TOHO NEXT

キャスト

つむぎ(モルモット)、糸(モルモット)、相葉雅紀大塚明夫ほか

全文を表示
(c)見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会

読者の反応

ターニー @tanikata

【イベントレポート】映画「モルカー」は愛情が詰まった作品に 相葉雅紀&大塚明夫はパペットを手に笑顔 https://t.co/Y5IAY0PEch うおおおおん楽しみですね…!!!

コメントを読む(10件)

関連記事

見里朝希のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 見里朝希 / まんきゅう / 相葉雅紀 / 大塚明夫 / PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。