「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は“親切設計”、畠中祐「皆さん、ついてきてください!」

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劇場アニメ「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」の上映記念舞台挨拶が、本日7月21日に東京・新宿ピカデリーで開催され、土門竜介役の畠中祐、京塚みやこ役の村中知、板東平次役の羽多野渉、キャロライン雷電役の森永千才、坂本茂役の伊東健人福井晴敏総監督が登壇した。

「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」上映記念舞台挨拶の様子。左から中村繪里子、伊東健人、森永千才、畠中祐、村中知、羽多野渉、福井晴敏総監督。

「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」上映記念舞台挨拶の様子。左から中村繪里子、伊東健人、森永千才、畠中祐、村中知、羽多野渉、福井晴敏総監督。

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「宇宙戦艦ヤマト」リメイクシリーズの最新作となる「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は、1980年公開の劇場映画第3作「ヤマトよ永遠に」に新解釈を加え、全7章・全26話に再構成した作品。ガミラス本星とイスカンダル星が消滅した事件から2年後を舞台に物語が展開されていく。舞台挨拶は桐生美影役の中村繪里子がМCを務めて進行した。

「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」上映記念舞台挨拶の様子。

「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」上映記念舞台挨拶の様子。[拡大]

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」シリーズのアフレコが現在も続いていることから、畠中は「『ヤマト』がずっと身近な状態で暮らしているので、本当に長きにわたる戦いをしている気分」と自分の状況を明かす。そのため「その出発点となる第一章を今見ると、懐かしく感じるようになりました。この第一章に立ち返って、改めて皆様と一緒に『ヤマト』の物語が今後どうなってくのかもう一回考えたいと思っています」と述べた。

7月19日に封切られた「第一章 黒の侵略」を劇場で鑑賞したという畠中。舞台挨拶の会場には今作で初めて「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに触れるという観客もいたことから、畠中は「前作がある作品だし、ちょっとわからないかも……と思っていらっしゃるかもしれないんですが、そんなことはありません。『REBEL3199』はすごく親切な設計になっています。僕自身50年と続く『宇宙戦艦ヤマト』の歴史に触れていると、『これどういうことなんだっけ?』とお思うことがあるんですが、そこを整理して観られるようになっている」と熱く述べつつも、ネタバレに考慮して「かもね!?」と付け加えた。

映画冒頭ではこれまでの物語を振り返るシーンがあり、「第一章 黒の侵略」は森雪の視点から振り返っていく。この“語り手”に森を選んだ理由として、福井総監督は「振り返らないといけない物語はTVシリーズにしたら60話分ぐらいのボリュームになります。これを10分かそこらで紹介しないといけないんですが、キャラクターたちはすべての世界を俯瞰して見ているわけじゃないので。だから1を聞いて10を知るような雪なら、という理由です」と説明した。

伊東はタイトルにある「3199」という数字について考えを巡らせているとコメント。「これまでは西暦の年数が描いてあったのが、いきなり3199。だから世代がめちゃくちゃ変わって、キャラクターも総入れ替えになるんだと思っていたんです。また坂本たちが観られるのはうれしかったですが、じゃあこの3199はなんなんだと、僕も気になっているんです」と語る。伊東は同じくタイトル内の「REBEL」を調べ、「反逆者、反抗する」という意味と紹介。羽多野は上司である古代進に当初反抗的だった土門を思い起こし、「出会いのことを考えると、一番“REBEL”だよね?」と畠中に語りかけ、観客を笑わせた。

物語の中で気になるキャラクターを問われた羽多野は、土門たち第38期生の教官であり“鬼”と呼ばれた北野誠也、森永は自身演じるキャロラインを含め土門ら同期たちの成長に着目。村中は「『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』で同期たちの集合写真に写ってた、“シュッとしたいい感じの彼”は出てくるのかな……」とあえてキャラクター名を口にせず、気にしている人物を挙げた。

最後に畠中は「『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』のときはほぼ1人でアフレコしていたんですが、徐々に本当にすごい先輩たちと収録させていただける機会が増えました。そうすると、家で台本を読んでいるときにはそこまで気持ちがわっと来ていなかった場面で、涙が出そうになることがあったんです。先輩が投げかけてくれた愛のようなものに心が反応したんじゃないかと。そういう愛のつながりのようなものを『ヤマト』にはすごく感じるんです。フィルムの中にそれがあるんじゃないかと思っているので、皆さんも『ヤマト』の愛のようなものを受け取ってくれたらうれしいです」とコメント。続けて観客に向け「(『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は)ここからですから! 皆さん、ついてきてください!」と力強くアピール。また舞台挨拶の最後には、11月22日に公開を予定している「第二章 赤日の出撃」の映像の一部が特別公開され、観客を沸かせた。

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」発進!土門竜介役・畠中祐「皆さん、ついてきてください!

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「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略」

上映中

「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第二章 赤日の出撃」

2024年11月22日(金)公開

スタッフ

原作:西崎義展
製作総指揮・著作総監修:西崎彰司
総監督:福井晴敏
監督:ヤマトナオミチ
シリーズ構成・脚本:福井晴敏
脚本:岡秀樹
キャラクターデザイン:結城信輝
メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志、明貴美加
CGプロデューサー:後藤浩幸
CGディレクター:上地正祐
音楽:宮川彬良、兼松衆/宮川泰
音響監督:吉田知弘
アニメーション制作:studio MOTHER
アニメーション制作協力:サテライト
配給:松竹ODS事業室

キャスト

古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
真田志郎:大塚芳忠
島大介:鈴村健一
土門竜介:畠中祐
京塚みやこ:村中知
徳川太助:岡本信彦
板東平次:羽多野渉
キャロライン雷電:森永千才
坂本茂:伊東健人
北野誠也:鳥海浩輔
南部康造:松本忍
藤堂早紀:高垣彩陽
神崎恵:林原めぐみ
芹沢虎鉄:玄田哲章
藤堂平九郎:小島敏彦

※西崎義展、西崎彰司の崎はたつさきが正式表記。

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(c)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

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なかの★陽 (YO★NAKANO) @NakanoYoo

【イベントレポート】「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は“親切設計”、畠中祐「皆さん、ついてきてください!」 https://t.co/9r9g3pPFeY

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