映画「北極百貨店」10月20日公開、おもてなしに奮闘する秋乃捉えた予告＆ポスターも

西村ツチカ原作によるアニメ映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」の公開日が10月20日に決定。併せて本予告と本ポスタービジュアルが公開された。

「北極百貨店のコンシェルジュさん」は、新人コンシェルジュ・秋乃が、ひと癖もふた癖もある動物のお客様のために奔走するファンタジー。本予告では、個性豊かな動物の客たちと色鮮やかに描かれた百貨店、そして新人コンシェルジュとして働き始めた秋乃が、全力で客たちに向き合う姿が切り取られた。

本ポスタービジュアルには、笑顔で客を招き入れる秋乃を中心に、個性豊かな動物たちが勢揃い。穏やかな表情を見せるケナガマンモスの造形作家・ウーリー、心配そうな顔つきで本を抱えるバーバリライオン、背中を丸めながら歩くニホンオオカミなどの姿が描かれた。また同作の主題歌が、女性シンガー・Myukの「Gift」に決定。初めて映画主題歌を務めるMyukは「秋乃さんや北極百貨店に訪れるお客さん達のような真心に寄り添えるように、心こめて歌いました。tofubeatsさんのサウンドと映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです！」とコメントを寄せている。

さらに西村からのコメントも到着。西村は映画について「自分のモノトーンな原作漫画を個人商店にたとえるなら、本作はまさに百貨店だと感じました」「北極百貨店という色んな動物たちが楽しく時間を過ごすための環境が、こうして形を変えつつアニメや映画の世界にまで広がることは、なにより動物たちにとって喜ばしいことと思います」と語っている。

なお「北極百貨店のコンシェルジュさん」は、7月20日から8月9日までカナダ・モントリオールで開催された第27回ファンタジア国際映画祭で、Silver Audience Award for Best Animated Feature（長編アニメ部門観客賞銀賞）を受賞。映画祭では現地で舞台挨拶に登壇した板津匡覧監督とキャラクターデザイン・作画監督の森田千誉のサイン会も行われた。

映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」本PV

西村ツチカコメント

アニメーション映画はたくさんのプロフェッショナルの方々の手によって磨かれた多くの要素が総合していてとてもカラフルで、自分のモノトーンな原作漫画を個人商店にたとえるなら、本作はまさに百貨店だと感じました。
北極百貨店という色んな動物たちが楽しく時間を過ごすための環境が、
こうして形を変えつつアニメや映画の世界にまで広がることは、なにより動物たちにとって喜ばしいことと思います。
また個人的に、かつて大型百貨店の薄暗い片隅で働きながら強烈にまぶしい売り場を眺めておぼえた不条理な感覚が漫画を描く大きな動機でしたが、華やかな本作を観てその初心を思い出し、大きな刺激をいただきました。
どうもありがとうございます！

Myukコメント

今回初めて映画の主題歌を担当させていただくこと、それが「北極百貨店のコンシェルジュさん」という作品であること、大変光栄に思います。
大切な人に笑っていてほしいと思う気持ちや素直に想いを伝える勇気は、相手だけでなく自分自身をも暖かく照らしてくれる木漏れ日のように感じます。
秋乃さんや北極百貨店に訪れるお客さん達のような真心に寄り添えるように、心こめて歌いました。tofubeatsさんのサウンドと映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです！