昼の部には行友李風の「月形半平太」と、愛之助が四代目家元を継承した上方舞の楳茂都(うめもと)流による「三人連獅子」、夜の部には曲亭馬琴の通し狂言「南総里見八犬伝」が繰り広げられる本公演。
愛之助は「月形半平太」について、「新国劇から始まり今回初めて歌舞伎になるわけですから、音も全部“和”でいこうと思いまして。立廻りもツケだけで作っていました。しかしながら作品が作品ですから、音もわかりやすく入れたほうが盛り上がるし、ワクワクするんじゃないかなと思い直しまして。一昨日くらいに『ごめん、やはりやり直しで』と、全部変えてもらってる最中です(笑)」と舞台裏を明かす。
続く「三人連獅子」については「先代が存命の頃は、本作のような歌舞伎舞踊をよくかけていました。亡き後はご縁が無くなってしまったのですが、私が楳茂都流を継がせていただいた以上は、昔良かったと言われる舞踊を皆さんに知っていただきたい。今回このような機会をいただいけて、とてもうれしいです」と意気込む。
夜の部の「南総里見八犬伝」は「『月形半平太』同様、初めてご覧になられる方にもわかりやすい作品です」とアピール。最後に「朝から晩まで、僕だけじゃなくてみんな出ずっぱりですが、千秋楽までがんばっていきたい。ぜひ足をお運びください」と観客に呼びかけた。
公演は5月3日から27日まで東京・明治座にて。チケットは3月27日10:00より一般販売を開始する。
リンク
- 五月花形歌舞伎|明治座
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
片岡愛之助、「月形半平太」ほか「明治座 五月花形歌舞伎」をアピール https://t.co/VF80Ykd5lJ https://t.co/oMZTw9Bmkn