ナタリー PowerPush - SKE48

まぶしいくらいに淡く切ない新曲は王道サマーチューン

SKE48がニューシングル「ごめんね、SUMMER」を7月7日にリリースする。3月に発表した2ndシングル「青空片想い」はオリコンウィークリーチャートで自己最高の3位を記録したほか、2週連続でトップ10にランクイン。全国各地での握手会イベントや東京、大阪での出張ライブの大成功を受けて、着実に知名度を高めている。

今回ナタリーでは、「ごめんね、SUMMER」を歌う選抜メンバーである松井珠理奈、松井玲奈、矢神久美、高柳明音、向田茉夏、石田安奈、木崎ゆりあの7人にインタビューを実施。ニューシングルについてはもちろんのこと、ビデオクリップ撮影時のエピソード、前作リリース後の環境の変化、さらには初めて買ったCDの話題や今後歌ってみたい楽曲など、興味深い話をたっぷり訊いた。

取材・文/西廣智一 撮影/中西求

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毎日「青空片想い」にかかわっていた3カ月間

──前回のインタビューから3カ月経ちました。「青空片想い」が発売されてからいろいろなことがあったかと思いますが、改めて振り返ってみるとどんな3カ月間でしたか?

インタビュー写真

松井玲奈(チームS) いろんなことがありすぎて、よく覚えてないんです。気づいたら今日だったみたいな(笑)。

高柳明音(チームKII) 初めて握手会でいろんなところに行ったり、テレビやイベントで歌を披露したり、本当に毎日「青空片想い」にかかわっていた気がします。

──今まで地元に密着した活動が中心だったのが、今年に入ってCDが立て続けにリリースされて、いろんな人たちに曲が届く機会が増えて。しかも今まで会えなかった地方のファンにも会うことができて、この変化はとても大きいのでは?

松井珠理奈(チームS) 握手会だけじゃなくて、チームSは大阪で、チームKIIも東京で初めて公演をする機会をいただいて。握手会だと私たちの喋った感じしか伝わらないけど、ステージを観てもらえばトークや歌って踊ってる姿から新たな一面を知ってもらえると思うんです。まだ公演を観たことのない人がたくさんいると思うので、そういう方にも観てもらえるようになったらうれしいです。

──東京や大阪のお客さんの反応は、名古屋のお客さんとは違いますか?

松井玲 そうですね、盛り上がり方が違うかな。どちらかといえば普段やらない場所でやるときのほうが、来てくれたお客さんの期待も大きくて、公演が始まるとそれが一気に伝わってくる感じがあって。名古屋での公演もいつも来てくれるお客さんと初めて観るお客さんのバランス次第で、日によって盛り上がりが変わってきますね。

松井珠 大阪ではファンの方が、メンバーがトーク中に喋った一言について返したりしてくれて、「大阪らしいな」「大阪で公演やってるな」っていう気分になります。

新選抜はフレッシュなエネルギーに満ちている

──そういう今までにない刺激をたくさん受けて、いよいよ3rdシングル「ごめんね、SUMMER」が発売されます。今回は選抜メンバーが一部変わって、石田さんと木崎さんが初めて選抜入りしました。選抜に選ばれたときのことって覚えてますか?

石田安奈(チームKII) 選抜メンバーが7人というのは先に聞いていて、前回と同じメンバーだと思ってたんです。だけど、発表のときにメンバーが変わるって聞いて、自分も選抜に入りたいけど「今の自分の実力で入れるのかな?」って思って。発表のときに一番初めに名前を呼ばれて、すごい緊張してその後のことを全然覚えてないんです。頭が真っ白になって、後からみんなに「良かったね」と言ってもらったときに「あぁ、選抜に入ったんだな」って実感して。選抜に選ばれた喜びと「これからSKE48を背負って宣伝していかなきゃ、自分にできるかな」という不安があって、複雑な心境でした。

インタビュー写真

──木崎さんは研究生(※インタビュー当時)で今回唯一の選抜入りですね。

木崎ゆりあ(チームS) 私も選抜に入れるとは思ってなかったので、名前を呼ばれたとき本当にびっくりしました。名前を呼ばれて前に出ても、立っているのが精いっぱいで。でも、選抜に入ったからには研究生のみんなにも、他のメンバーのみんなにも認めてもらえるようにがんばらなきゃいけないなって思ってます。

──「青空片想い」に参加していたみなさんは、前回のメンバーとの違いを感じますか?

松井玲 メンバー7人中4人が中学生で前回より若いので、フレッシュなエネルギーに満ちてる印象が強いですね。

──石田さんや木崎さんと一緒に行動していて、「この子ってこういう子だったんだ」って改めて気付いたところはありますか?

松井玲 安奈もゆりあも自分が想像してたよりも、ちょっと抜けてる子なんだなって思いました(笑)。

松井珠 ゆりあちゃんはあんまり喋らない、シャイな女の子なのかなってずっと思ってたんですけど、一緒に活動するにつれてすごく人懐っこいなと思って。「珠理奈さん、珠理奈さん」って話しかけてくれるので、たくさんお喋りして仲良くなれました。

ニューシングル「ごめんね、SUMMER」 / 2010年7月7日発売 / CROWN GOLD

  • 通常盤 Type-A [CD+DVD] 1600円(税込) / CRCP-10255 / Amazon.co.jpへ
CD収録曲
  1. ごめんね、SUMMER PV PV試聴はこちら
  2. 少女は真夏に何をする? PV PV試聴はこちら
  3. ピノキオ軍(シアターガールズver.) PV PV試聴はこちら
  4. ごめんね、SUMMER(off vocal)
  5. 少女は真夏に何をする?(off vocal)
  6. ピノキオ軍(シアターガールズver.)(off vocal)
DVD収録内容
  • 「ごめんね、SUMMER」PV
  • 「少女は真夏に何をする?」PV
  • 「ピノキオ軍(シアターガールズver.)」PV

通常盤 Type-B [CD+DVD] 1600円(税込) / CRCP-10256 / Amazon.co.jpへ

CD収録曲
  1. ごめんね、SUMMER PV PV試聴はこちら
  2. 羽豆岬 PV PV試聴はこちら
  3. ピノキオ軍(シアターガールズver.) PV PV試聴はこちら
  4. ごめんね、SUMMER(off vocal)
  5. 羽豆岬(off vocal)
  6. ピノキオ軍(シアターガールズver.)(off vocal)
DVD収録内容
  • 「ごめんね、SUMMER」PV
  • 「羽豆岬」PV
  • 「ピノキオ軍(シアターガールズver.)」PV

劇場盤 [CD]  / 1000円(税込) / SKE-10002 / Amazon.co.jpへ

CD収録曲
  1. ごめんね、SUMMER PV PV試聴はこちら
  2. 少女は真夏に何をする? PV PV試聴はこちら
  3. 羽豆岬 PV PV試聴はこちら
  4. ピノキオ軍(シアターガールズver.) PV PV試聴はこちら
  5. ごめんね、SUMMER(off vocal)
  6. 少女は真夏に何をする?(off vocal)
  7. 羽豆岬(off vocal)
  8. ピノキオ軍(シアターガールズver.)(off vocal)
SKE48(えすけーいーふぉーてぃえいと)

SKE48「ごめんね、SUMMER」選抜メンバー

AKB48の全国進出第1弾として、名古屋・栄に誕生したアイドルグループ。名称の由来は、活動拠点の栄(SaKaE)の頭文字。秋元康の総合プロデュースにより、2008年7月より活動をスタートさせる。AKB48同様「会いにいけるアイドル」をコンセプトに、栄にあるSUNSHINE SAKAE 2階のSKE48劇場(SUNSHINE STUDIO)にてチームS、チームKII、およびチーム研究生が日替わりで、約2時間の公演を月平均25回行っている。結成以降、AKB48のコンサートにゲスト出演するほか、不定期ながら東京での劇場公演も展開。2009年4月には香港で初の海外公演、5月には名古屋BOTTOM LINEで初の劇場外単独コンサートも実現した。同年8月にシングル「強き者よ」でメジャーデビュー。同曲はオリコンデイリーランキング最高2位、ウィークリーランキング最高5位という快挙を成し遂げた。2010年2月にはチームS 2nd公演「手をつなぎながら」がCD化。翌3月にはチームKII 2nd公演「手をつなぎながら」のCDアルバムと、2ndシングル「青空片想い」を立て続けにリリース。