ハロプロ研修生、今年のベストパフォーマンス賞は加賀楓

ハロプロ研修生によるイベント「ハロプロ研修生発表会2015～春の公開実力診断テスト～」が、昨日5月4日に東京・中野サンプラザホールにて開催された。

毎年恒例となったハロー！プロジェクト所属の研修生による実力診断テスト。今年は先日加入したばかりの8人を含む総勢20人の研修生によってパフォーマンス審査が行われた。なお審査委員にはハロプロのアドバイザーに就任した徳永千奈美やモーニング娘。OGの高橋愛らが名を連ね、研修生のパフォーマンスに対してアドバイスやコメントを送った。

イベント本編の前には研修生から生まれた新ユニット・つばきファクトリーとこぶしファクトリーの2組によるライブパフォーマンスが行われる。結成されたばかりのつばきファクトリーは「17才」を初々しくも披露し、対して先にユニットデビューしたこぶしファクトリーは「念には念」を力強く歌い上げてホールを沸かせた。

そして実力診断テスト本編がスタート。最初のブロックには昨年ベストパフォーマンス賞を獲得した段原瑠々が登場し、松浦亜弥の「GOOD BYE 夏男」を伸びやかな歌声とキレのあるダンスで披露して大歓声に包まれる。そんな段原がこの日ライバル視するのが、同じく「GOOD BYE 夏男」を選曲した小野田紗栞。小野田は段原に迫る勢いで同曲を歌い上げ、今年の研修生のレベルの高さを見せつけた。また加賀楓は℃-uteの「Love take it all」で審査委員のみならずオーディエンスの視線を釘付けにし、高橋愛も「カッコよすぎて引き込まれてしまった」と太鼓判を押すほどの仕上がりっぷりを見せた。

すべての研修生のパフォーマンス後には審査委員による最終審査と観客からの投票が行われ、審査委員特別賞は船木結、一岡伶奈、橋本渚、堀江葵月が受賞。またハロプロアドバイザーの清水佐紀から贈られる特別賞にはトップバッターを務めた井上ひかるが選ばれた。

そしてベストパフォーマンス賞に輝いたのは、最も多くのファンからの支持を集めた加賀。瞳を潤ませながら加賀は「これまでの賞に名前が出なかったからもうダメかなって思いました。でもがんばってやったのですごいうれしいです。ありがとうございました」と喜びの言葉を述べた。

今回の実力診断テストの結果を受けてゲストとして出演していた宮崎由加（Juice=Juice）は「それぞれ努力したことがわかるパフォーマンスを見せてもらって私たちもいい刺激をもらいました。私たちもこれからの目標に向けてがんばっていきたいです」とコメント。同じくゲスト出演していた嗣永桃子（カントリー・ガールズ）は「忘れていた気持ちがよみがえってきて、初心を思い出しました。私たちもしっかり背中を見せていきたい。皆さん、今後のハロー！プロジェクトに期待しててくださいね」と述べた。

そして最後は研修生とJuice=Juiceによって「天まで登れ！」が歌い上げられ、この日のイベントは幕を閉じた。

※記事初出時、アーティスト名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。