“結束バンドらしい”4人が熱くライブ!守乃まも×大竹美希×小山内花凜×大森未来衣×山崎彬が語る、LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」 (2/2)

エンタテインメントを通じて誰かとつながれる

──「ぼっち・ざ・ろっく!」では、孤独だったぼっちちゃんがバンド活動を通じて人とつながったり、精神的に成長したりする様子が描かれます。皆さんには音楽や楽器演奏を通じて、周囲の人とのつながりを感じたり、音楽仲間との関係が深まったりした経験はありますか?

守乃 昔バンド活動をしていたことがあって、初めてみんなで合わせたときは楽しかったですね。それにバンドとしてライブに出たら、ほかの人の音楽を聴けるし、友達になって「好きな曲、何?」みたいな話もできる。音楽関係の趣味が合う友達がゼロだったので、そういうのがすごく良かったです。ただそのあと「もういいかな」と思ってバンドマンの世界とは距離を置いていたんですけど(笑)。今のこの、結束バンド役のみんなは本当に優しくて「ありがとうございます!」っていう感じです。

大森 私は音楽は好きだけど、バンドを組んだ経験もないし、ロックとはかけ離れた生活をしていました。でも初めて4人で楽器を演奏して歌ってみたら、なんというか“ギュッ”という感じがしたんです。みんなと普通に話したり笑ったりしているときよりも、もっとひとつになれる感覚があるなって。それはすごく素敵だなと思いました。

守乃まも

守乃まも

大森未来衣

大森未来衣

大竹 私はまさに今、一番つながりを感じています! 14年くらいドラムをやってきましたが、例えばレコーディングのお仕事をいただいても、スタジオで叩いたら終わりです。それはそれで楽しいけど、今回稽古前に4日間のバンド練習をしたとき、初日と最終日で全然みんなの演奏が違ったことに「はあー!」って感動しました。まだまだいけると思いましたし、「音楽って良いな」と感じました。

小山内 確かに! バンド練習で集まる前にもワークショップやビジュアル撮影でみんなと会ってはいましたが、やっぱりバンド練習を一緒にがんばったことでさらに仲が深まりました。私は楽しくなりすぎて間違えちゃいましたけど(笑)。それにまもちゃんがぴょんぴょん飛び跳ねながら演奏してるのを見て、なんかいいなあと思いました。

大竹美希

大竹美希

小山内花凜

小山内花凜

守乃 えっ!

大竹 無意識だったでしょ! でも跳んでたよ。

守乃 そうなんだ……ありがとう(笑)。

──山崎さんはいかがですか?

山崎 僕の場合は音楽に限らないのですが……僕も中学2年生くらいから「誰と話しても何も楽しくないな」みたいな人生を送っていました。高校生のときの友達が今何をしているのかも全然知りません。中学、高校はただ学校に通って終わる日々で、音楽やお笑い、マンガ、ラジオも好きでしたが、1人で楽しむだけでした。漠然と「音楽を始めたいな」と思ったこともあったんですけど、人に何か言われたら嫌だなと思うと楽器店にも行けず……通販でギターと教本を頼んでみましたが、「これはCの音で合っているのか?」と思っても、当時はYouTubeもSNSもないから正解がわからず、ギターは押し入れで眠ってました(笑)。でも大学生になって、先輩の誘いでたまたま演劇を始めた。「1人でいいや」と思って生きていた僕でしたが、そこで「演劇ってみんなで作るものだし、そこにお客さんが観に来てくれて感想を言い合ったりもできて、コミュニケーションツールになるんだな」と知ったんですよね。

こういうことって音楽や演劇に限らず、マンガとかお笑い、アニメ、あとは“推し”を応援するときとか、何にでもあると思うんです。音楽があって、「ぼっち・ざ・ろっく!」が生まれて舞台化が決まって、この4人のキャストがいて……綺麗事かもしれないけれど、僕はエンタテインメントのおかげで綺麗事も信じられるようになった気がする。音楽や演劇がなかったら今こうしてみんなと話していないかもしれないし、それどころか一生出会うこともなかったかも。演劇のお仕事を続けるにつれて、そういう出会いのありがたみを強く感じるようになりました。好きなことに本気で取り組んでいる人たちを知れば知るほど、「もっとこういう人たちと関わりたい」と思います。大げさじゃなく、僕が今楽しく生きているのは、エンタテインメントがあったから。だから出会えて良かったなと思います。

一同 (拍手して)おおー!

山崎 演劇やらなかったら、何してたんだろう? まあそれでもきっと、それなりに楽しんでいたと思います(笑)。

山崎彬

山崎彬

絶対、絶対、絶対に鳥肌が立つ!ラストのライブシーンに向かって物語を紡ぐ

──皆さんの熱い思いが伝わってきて、LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」への期待がますます高まりました。

大森 舞台では実際のステージで、お客さんがいる状態でライブができることがすごく大きいですよね! 実際に私たちが楽器を演奏している、その空気感を一緒に感じてもらえたらうれしいです。

小山内 最初はクールなリョウを演じることを難しく考えていて、泣きながら山崎さんにアドバイスをいただいていました(笑)。でも舞台だからこそ、実はぶっ飛んでいるリョウの一面を大きく捉えて演じられたらなと。ライブシーンではお客さんの反応がとても大事だと思うので、一緒に楽しみたいです!

大竹 虹夏は一見すると元気いっぱいの人。でも原作の5巻で星歌・虹夏姉妹の過去編を読んだら、虹夏にも実は影があるとわかって、私の中で虹夏の存在がもっと大きくなりました。公演までにもっと虹夏に近付いていきたいです。原作やアニメでは、ぼっちちゃんが暴走すると変な顔になったり、身体が変形したりしますよね。そういうところも面白く表現されますし、ライブシーンでは結束バンドが“ギュッ”とした姿を見せるので、ぜひ楽しみにしていてください。

守乃 舞台で「ぼっち・ざ・ろっく!」の物語を実際に観てから、キャラクターたちが実際にライブするところも観られるのって、激アツだと思うんです。だから舞台版の見どころはもう全部なんですけど、この4人の演奏には特に注目してほしいです。多分、いや絶対、絶対、絶対に鳥肌が立つと思います。だからすごく……がんばります!

左から大森未来衣、小山内花凜、守乃まも、大竹美希。

左から大森未来衣、小山内花凜、守乃まも、大竹美希。

プロフィール

守乃まも(マモノマモ)

幼少期より音楽に触れて育つ。小学生のときにギターを始め、その後バンドを組んだ経験も持つ。本作が初の舞台出演となる。

大竹美希(オオタケミキ)

2002年、神奈川県生まれ。6歳でドラムを始める。近年は劇団やりたかった「次は何の役ですか?」「いつか道化となってみんなを笑わせます」などに出演した。

小山内花凜(オサナイカリン)

1998年、東京都生まれ。ファッション雑誌「ニコラ」で2011年10月号から2015年5月号まで専属モデルを務める。現在は雑誌「JELLY」レギュラーモデル。

大森未来衣(オオモリミライ)

2003年、愛知県生まれ。子役としてデビュー後、ミュージカルを中心に活動。近年の出演作に2023年のTRUMP series 15th ANNIVERSARY「ミュージカル『LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇-』」など。

山崎彬(ヤマザキアキラ)

1982年、奈良県生まれ。劇団・悪い芝居の全公演で脚本・演出・出演を務める。2.5次元舞台を多数手がけており、近年の脚本・演出作に「『ダイヤのA』The MUSICAL」「『HUNTER×HUNTER』THE STAGE」など。

音楽スタッフが語る、LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」

「ほとばしるパワーを浴びて!」
音楽監督 楠瀬拓哉

楠瀬拓哉

「ぼっち・ざ・ろっく!」という作品の持つキャラクターたちの魅力と、ソリッドかつエモーショナルな楽曲群の高い音楽性。

この2つを舞台の上で生身の人間の力で融合させるべく、普段の演劇やミュージカルの倍ではきかない密度で稽古を積み上げてきました。(だけども、もともとバンドマンの僕はすべての稽古が楽しくまぶしい……)
結束バンドの4人はもちろん、すべてのキャストたちの奮闘(と表します。「ぼっち・ざ・ろっく!」にそんな激しいシーンはたくさんなかったかもしれないのですが、奮闘しなければ表現できない何かがたくさんあるのです!!!)を見ていると、「この世に不可能なことなんてないんだ!」と思えるほど、パワーをもらえること間違いなしです。
ミュージシャンでさえ演奏難易度が高い曲をどうやって生演奏で再現するのかの部分に関しては誰もが気になっていると思うのですが、答えは驚くほどシンプルで“練習”でした。原作の喜多ちゃんのように、わずかな時間にぐんぐん吸収して伸びていくキャストたちが舞台上でスーパーバンドに開花するのが楽しみです。

歌うし、踊るし、ライブをするし……自分自身この高すぎるハードルに最初は物怖じしたものですが、初めから諦めたりせずに挑んで本当によかったと思っています。この豊かな恵みを「ぼっち・ざ・ろっく!」を愛する全世界の皆様に捧げます。

これまでのミュージシャンとしての自分と、演劇人としての自分のすべての経験と知見を総動員して、演出の山崎さんを筆頭にキャスト、スタッフ一丸となって、生演奏をふんだんに盛り込んだ最高の演劇体験をお届けします!

ぜひ、劇場でこのほとばしるパワーを浴びに来てください!

プロフィール

楠瀬拓哉(クスノセタクヤ)

学生時代にドラムを始め、高校在学中の1998年にバンド・Hysteric Blueのドラマーとしてメジャーデビュー。バンド解散後は楽曲提供やライブサポートのほか、演劇やミュージカルの劇伴や劇中楽曲を多数制作している。

「忘れられない夏の思い出作りましょう!!」
音楽コーディネート Kuboty

Kuboty

LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」の音楽コーディネートを担当しますギタリストのKubotyです。
「音楽コーディネートって何やねん」との声が多々聞こえてきますが、僕も同じことを思っています。おおまかな役割は演奏指導(特に後藤ひとり役の守乃まもさん)と、機材の手配、バンドの音作りです。なのでカッコよく言うと結束バンドのサウンドプロデュースになります、かっこいい‼

HR/HM(ハードロック、ヘビーメタル)がルーツで下北沢の事務所に所属し1500本以上のステージを経験してきた僕なので、ちょっと僕の口からは言いづらいんですが控えめに言ってナイス人選だと思います、舞台未経験の僕を抜擢いただきありがとうございます。

結束バンドは女子高生とは思えないほどの高いクオリティの楽曲、演奏力、アレンジ力を擁するバンドです。とにかくぼっちちゃんのギターがかっこいい!! さらにアニメで使われている機材と実際レコーディングされた機材が違ったりもします。これらの楽曲をイマドキの若い女子(語彙力)が生演奏するにあたりどこまで再現できるのか、その高い壁に向かい日々奮闘しております。ぼっちちゃん、喜多ちゃん、虹夏ちゃん、リョウちゃんのサウンドを追求し、夢の中でも機材のツマミを回す日々。この僕の執念が8月11日に実りますので、皆様が見ていただく頃には高確率で仕上がっているでしょう!!

あとは本番当日を期待して待ちましょう。4人がステージでミラクルを起こしてくれるはず。ライブハウスが好きな方もまだ知らない方も、そこにしかない熱量と興奮があります。そして僕も皆様と同じくステージを楽しみにしている1人です。一緒に忘れられない夏の思い出作りましょう!!

プロフィール

Kuboty(クボティ)

1981年生まれ。12歳のときに独学でギターを始める。2004年にギタリストとしてバンド・TOTALFATに加入。2019年に脱退し、現在はギタリスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして活動している。