お笑いナタリー Power Push - ナタリー×Hulu 語りたくなる1本がある。

ナイツ編

ヌーとワニのアクションが観たい

──土屋さんが選ばれたリストについて、全体的に好きな作品の傾向はありますか?

土屋 僕はそんな詳しいわけじゃないですけど、アクションとか好きで。

──「少林サッカー」が入っていますね。純粋なアクションというよりは、コメディ要素の強いカンフーアクションというか。

土屋伸之

土屋 はい。好きなんですよ。

 アニメですけど、「うしおととら」もアクションといえば「アクション」だし(笑)。

土屋 「スター・ウォーズ」も、1、2、3のアクションばっかり何回も観ていて。ライトセーバーとか、チャンバラで360°攻撃できるじゃないですか。だからジェダイがいっぱい出てくる回のほうが僕は好きで。4、5、6とはまるっきり違うんです。香港映画でもジャッキー・チェンとか「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」とかが好きですね。

──リストを見ると、土屋さんは「ライフ 生命という奇跡」「グレート・ネイチャー」「ブルー・プラネット」と、ネイチャー系のドキュメンタリーが多いですね。

「ライフ 生命という奇跡」© BBC 2009

土屋 そうですね、海外のこういうドキュメンタリーは好きですね。「ブルー・プラネット」も動物のアクションが観たくて(笑)。だって本当の捕食じゃないですか。「ヌーとワニのアクションが観たい」みたいなところもあります。

 面白いですよね、こういうの。

──昔からお好きだったんですか?

土屋 いや子供が今、動物とか恐竜にハマってるので。今年の夏休みは2泊3日の伊豆旅行で水族館と動物園を4軒回って、生き物酔いしました(笑)。最近、家の中の会話が全部動物なんですよ。「お父さんなんのカエルが好き?」「なんのバシリスクが好き?」とか(笑)。そういう会話ばっかりだから、勉強も含めて観るんですけど、ここで挙げた3作品はどれもクオリティが高くて面白かった。編集もよくて、ちゃんと物語っぽくなっていて、しかも1つの動物にこだわりすぎてないから、いろんなやつが観られるんです。

 僕、一時期こういうのを、ケーブルテレビとかで観てたんですよ。だけど、そこからだいぶ時代が変わりましたよね。今までは観たい番組が放送されるまで待たなくちゃいけなかったんですけど、Huluだとダイレクトですから。

英国貴族という設定が非現実的すぎて面白い

──土屋さんのリストには「ダウントン・アビー」も入っていて気になります。英国貴族の一家や使用人たちを描いたイギリスのテレビドラマで、舞台になっている時代が第1次世界大戦前夜という。

土屋 まだ途中までしか観ていないんですけど、英国貴族という設定がまず非現実的すぎて面白いですよね。でも実際にあった世界だから。ビックリするくらい下僕がいるんですよ。知っているようで知らないルールが英国貴族の中にあるので、そういうのが面白くて。

──確か黒柳徹子さんもこのドラマがお好きなんですよね。

 マジですか。観ようかなあ。

土屋 熟女が好きなドラマなんですかね。

 憧れもあるんでしょうね。大奥みたいなドラマも女子は好きじゃないですか。韓流の昔の王朝時代のやつとか。

土屋 明確な階級の感じとかが女子はハマりやすいのかなあ。

昔のいい映画を観たことない人に観てほしい

──塙さんはリストの中で「遥かなる山の呼び声」を挙げています。

 これは、昔のいい映画を観たことない人に観てほしいっていう観点で選んだんですけど。「学校」もそうですね。

──この作品はどうやって知ったんですか?

「遙かなる山の呼び声」© 1980松竹株式会社

 音楽とかもそうなんですけど、映画ってどうやって繋がっていくかっていうと、まず作品を好きになって、次にその監督のほかの作品を観ようってなりますよね。あとは、「この役者いいなー」って思って、その人が出ているほかの作品を観たりするパターンもあるんですけど、「遥かなる山の呼び声」はそっちです。U字工事の益子くんに「北の国から」を勧められて観たときに吉岡秀隆さんのことを好きになって、その流れで観ました。主役の高倉健さんじゃなくて吉岡さんの子供の頃を見たくて。

──U字工事の益子さんからのオススメで好きになったんですね。

 今から7年くらい前、新幹線の移動でU字工事の益子くんが僕の隣の席で、DVDプレイヤーで「北の国から」を観てたんですよ。それまでちゃんと観たことがなかったんですけど、一緒に観てたら、たった15分くらいですごくハマっちゃって。「どういうストーリーなの?」って聞いて教えてもらって、「マジで?」みたいな。速効ハマっちゃいましたよね。

──それでは今日はありがとうございました。最後にHuluについて思うことを、ひと言ずつお願いします。

ナイツ

 家でもテレビで観られる環境にあるかっていうとそうではないんで、これから活用していきたいと思います。子供が最近できたんで、テレビをつけていると「うるさい」とか「明かり消して」とか言われるんで、タブレットで観ようかと。DVDを入れるケースとかも、子供が開けないようにガードするやつを付けてるんで、開けるのが面倒くさいんですよ。これを機に登録します。1日1時間、Huluの時間を作りますよ。

土屋 僕が気にしているのは、Huluに番組がどんどん入ってくると、落語とか漫才を生で観に来る人がいなくなっちゃうかもしれないっていうこと。だってわずかな月額で全部観られちゃうわけですから。みなさん生でも観に来てくださいね!とお伝えしたいです。

ナタリー×Hulu 語りたくなる1本がある。
紀里谷和明編
ナイツ編
[Alexandros]編
井上三太編

Huluとは

月額制の動画配信サービス。テレビやPC、スマートフォン、ゲーム機などさまざまなデバイスで視聴できる。わずか3分の会員登録で人気映画やドラマ、アニメがすべて見放題に。今年4月よりユーザー数100万人突破を記念し、現在「フールー、オン」と題したキャンペーンを実施中。

塙宣之の語りたくなる作品リスト

  • 街の灯
  • お笑いハーベスト大賞
  • 遙かなる山の呼び声
  • 孤独のグルメ
  • 学校
  • ソウ
  • 24 -TWENTY FOUR-
  • ユージュアル・サスペクツ

塙宣之が選んだ作品はHuluで配信中。Huluで作品を観よう!

土屋伸之の語りたくなる作品リスト

  • ピープル vs ジョージ・ルーカス
  • ライフ 生命という奇跡
  • グレート・ネイチャー
  • ブルー・プラネット
  • ダウントン・アビー
  • 少林サッカー
  • うしおととら
  • ウルトラマンA

土屋伸之のが選んだ作品はHuluで配信中。Huluで作品を観よう!

※各作品のHuluでの配信には期限があります。

ナイツ

ナイツ

左 / 塙宣之(ハナワノブユキ)
1978年3月27日生まれ、千葉県出身。

右 / 土屋伸之(ツチヤノブユキ)
1978年10月12日生まれ、東京都出身。

大学時代の先輩後輩同士で2001年にコンビ結成。2003年「漫才新人大賞」大賞、2008年「お笑いホープ大賞」大賞など、受賞歴多数。11月11日に初の漫才CD「ナイツ爆笑漫才スーパーベスト」を発売。11月14日、15日に東京・国立演芸場で「ナイツ独演会 顎を引いて頑張れ。」を開催する。マセキ芸能社所属。


2016年1月8日更新