「M-1グランプリ2025」ファイナリスト

決勝直前!「M-1グランプリ2025」ファイナリストを最終確認しよう

「基礎知識」「M-1戦績」「今年の活躍」3つのポイントで9組を総ざらい

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史上最多となる1万1521組がエントリーした、今年の漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。決勝ではエバース豪快キャプテン真空ジェシカたくろうドンデコルテママタルトめぞんヤーレンズヨネダ2000の9組に敗者復活組を加えた計10組が第21代王者を目指して激突する。

この記事では準決勝を勝ち上がったファイナリスト9組を「基礎知識」「M-1戦績」「今年の活躍」という3つのポイントで総ざらい。ファイナリストたちの顔ぶれを最終確認しよう。

エバース

エバース。左から佐々木隆史、町田和樹

エバース。左から佐々木隆史、町田和樹 [高画質で見る]

2016年4月結成。吉本興業所属。佐々木の斜め上の発想を、2人の飾らない会話に落とし込んで観客を引き付けていくネタが武器。2024年に「NHK新人お笑い大賞」大賞受賞、今年「ABCお笑いグランプリ」で優勝するなど、近年さまざまな賞レースで活躍している。

「M-1」にはNSC時代の2015年から参加し、2023年に初めて準決勝に進出。昨年はファイナリストとなるも、4位で惜しくも最終決戦を逃した。今年は2年連続2度目の決勝に臨む。

2025年は宮城、福岡、愛知、北海道、東京、大阪の6都市を巡る初全国ツアーを開催。樫本学ヴとのコラボレーションでも話題に。また佐々木の地元である宮城の夕方ワイド番組「OH!バンデス」(ミヤギテレビ)にレギュラーとして加入し、冠コーナー「エバースの卵 ~宮城のガチでエッグいものを探せ~」がスタート。「ラヴィット!」(TBS)のシーズンレギュラー担当、「夜明け前バラエティ トワライト」(テレビ朝日)にレギュラー出演するなどメディアへの露出も増加した1年となった。

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豪快キャプテン

豪快キャプテン。左から、べーやん、山下ギャンブルゴリラ

豪快キャプテン。左から、べーやん、山下ギャンブルゴリラ [高画質で見る]

2019年5月に結成。吉本興業所属。筋トレが趣味でガッシリとした体格のべーやんに、山下ギャンブルゴリラの大声で捲し立てるようなツッコミが炸裂する、文字通り“豪快”さが魅力のコンビ。渋谷凪咲の推薦芸人として2024年放送の「笑神様は突然に…夏SP」(日本テレビ系)に出演し、関西以外のお茶の間にもその存在を知らしめた。

「M-1」には2019年から参戦し、2023年と2024年の2連続で準決勝進出。観客投票による勝ち残りタイマン形式の敗者復活戦では共に大差での敗北を喫し、「東京のお客さんにハマらない」と嘆いていたが、今年の準決勝では会場を沸かせ、その負のイメージを払拭したようだ。

今年2025年に「第60回 上方漫才大賞」で新人賞を獲得した。また「令和7年度 NHK新人お笑い大賞」の本選に出場。メディア露出も増え、山下ギャンブルゴリラの「空から豚丼が降ってきた」というエピソードが各所で語られていた。

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真空ジェシカ

真空ジェシカ。左からガク、川北茂澄

真空ジェシカ。左からガク、川北茂澄 [高画質で見る]

2012年5月デビュー。プロダクション人力舎所属。2人とも学生お笑い出身で大喜利も得意。コンビで競う大喜利大会「AUN~コンビ大喜利王決定戦~」では5回の優勝を誇っている。

結成初期はコント中心だったが、2017年に「M-1」の準々決勝に初めて進出すると、漫才のイメージも徐々に強まっていく。このときに披露されたネタは、観客に語りかけたり、挙手を促したりする内容で、お笑いファンに大きなインパクトを与えた。2021年から2024年まで連続で決勝進出し、それぞれ6位、5位、5位、3位という結果に。今年は5年連続の決勝進出で、これは笑い飯の9年連続に続く歴代2位(和牛とタイ)の記録だ。

2025年は北海道、石川、宮城、静岡を巡るライブツアー「全国の中にある」を実施。また神奈川・新江ノ島水族館で開催されたイベント「真空ジェシカ VS イルカ in 新江ノ島水族館」でイルカとの“ネタ対決”に臨み、惨敗した。川北は今年の「M-1」の決勝メンバーについて「イルカと比べたらザコばっかり」とコメントしている。

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たくろう

たくろう。左から赤木裕、きむらバンド

たくろう。左から赤木裕、きむらバンド [高画質で見る]

2016年3月に結成。吉本興業所属。NSC大阪校の先輩後輩コンビで、常に飄々としているきむらバンドと常におどおどしている赤木裕の対比が特徴的だ。結成からわずか5カ月で大阪・よしもと漫才劇場のネタバトル「Kakeru翔グランプリ」で優勝。2019年に「第8回 ytv漫才新人賞決定戦」、2024年に「第54回 NHK上方漫才コンテスト」で準優勝した。

「M-1」への参戦は2016年から。コンビ歴わずか2年で準決勝に進出するも、その後は準々決勝から先になかなか進めず、今年は7年ぶりの準決勝返り咲き。勢いそのままに初の決勝進出を決め、険しい顔をしていることが多い赤木も思わず笑顔を見せた。

2025年にはよしもと漫才劇場のライブに多数出演。YouTubeチャンネル「お笑い芸人のたくろうチャンネル」も活発に更新しており、「100の質問が一生終わらない」「淡路島に行くと思ったら車で10分の淡路町だった」「地雷系メイクしたと思わせたままグリ下まで歩かせる」といったドッキリ企画が好評を博している。

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ドンデコルテ

ドンデコルテ。左から小橋共作、渡辺銀次

ドンデコルテ。左から小橋共作、渡辺銀次 [高画質で見る]

2019年11月に結成。吉本興業所属。元エマの渡辺と元デビルポメラニアンの小橋が2018年にお試しコンビ「news38」を組み、「M-1グランプリ2019」で結成1年目ながら準々決勝に進出したことをきっかけに正式なコンビとして活動を開始した。2人の芸歴は5年離れている。

「M-1」では2024年に初の準決勝進出を果たし、渡辺が演説を繰り広げるネタで注目を集めた。今年、初の決勝進出を決めた要因を渡辺は「今年の準決勝でやったネタは、昨年の形ではないんです。昨年までの形のネタと、2本を走らせて、両方いいネタができた」と分析している。

「M-1グランプリ2024スペシャルツアー」で各地を回り、お笑いファンからの知名度が飛躍的にアップしたドンデコルテ。渡辺がカゲヤマ益田の実家「益々荘」に住んでいること、小橋が横浜DeNAベイスターズの大ファンであることなどにスポットが当たった。個々のキャラクターもじわじわと浸透していく中、初の「M-1」決勝に臨む。

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ママタルト

ママタルト。左から檜原洋平、大鶴肥満

ママタルト。左から檜原洋平、大鶴肥満 [高画質で見る]

2016年4月結成。サンミュージック所属。巨体でおなじみの大鶴肥満は「まーちゃんごめんね」略して「まーごめ」、芸人がツッコミで競う粗品主宰ライブ「ツッコミ」で優勝した檜原は「一本くらい電話くれよなあ!」略して「一電(いちでん)」とそれぞれキラーフレーズを持つ。

「M-1」には2016年から参戦。2022年から2024年まで3年連続で準決勝へと駒を進め、昨年は初のファイナリスト入りを果たした。前回の決勝では残念ながら最下位に沈んだ一方、檜原の一発目のツッコミ「エアコンのフィルターか!」の声が大きすぎることが話題に。結果的にコンビへの注目度がより高まることとなった。

今年は多数のバラエティ番組に出演。プロ野球「巨人×西武」のファーストピッチ(始球式)に参加したり、檜原が書籍「正直言わせてもらうでぃ、この本を読んで日々をご機嫌にするほかないやろう」(KADOKAWA)を2026年2月に上梓することが発表されたり、人気者の証ともいえる仕事が増加した。

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めぞん

めぞん。左から吉野おいなり君、原一刻

めぞん。左から吉野おいなり君、原一刻 [高画質で見る]

2016年6月に結成。吉本興業所属。吉野はYouTubeチャンネル「板橋ハウス」のメンバーとして知られている。2024年に「マイナビ Laughter Night」の月間チャンピオンに選ばれ、「チャンピオンLIVE」でマイナビ賞を獲得した。また2人とも若手芸人界随一の声の大きさを誇る。

「M-1」には結成直後の2016年から参加。2024年に2回戦で敗退した際には、霜降り明星・粗品のYouTubeチャンネルに招集されて「めっちゃええ漫才する。いつか決勝に進出すると思う」と激励され、その翌年、本当に決勝進出を決めた。

今年は、6月に「ツギクル芸人グランプリ2025」決勝に進出し、「すっかり にちようチャップリン」(テレビ東京)に初出演。ウケることよりも、やりたいことを優先しているというネタで着々と露出を増やしている。

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ヤーレンズ

ヤーレンズ。左から楢原真樹、出井隼之介

ヤーレンズ。左から楢原真樹、出井隼之介 [高画質で見る]

2011年9月結成。ケイダッシュステージ所属。結成1年目にして「THE MANZAI 2012」の認定漫才師に選ばれ、早くも頭角を現す。楢原の速射砲のようなボケと出井の緩急自在なツッコミは東京のライブシーンでも存在感を放っており、2016年にはK-PROライブでのMVPを獲得した。

「M-1」には2015年に初参戦し、いきなり準々決勝まで進出するが、その先にはなかなか勝ち進めず、2022年にようやく悲願の準決勝進出を決める。令和ロマンとのツーマンライブを定期的に実施していた2023年は初の決勝へ。その盟友の令和ロマンに敗れて準優勝となった。昨年は優勝候補の一角と目されていたものの決勝5位に。今年はリベンジに燃える。

2024年に人気に火が付いたヤーレンズの勢いは今年も止まらず。5月にはポッドキャスト番組「ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話」がスタートし、12月26日には冠特番「エンドレス ヤーレンズ~人生で一番ボケてツッコんだ、とある日の記録~」(チャンネルNECO)の放送が控える。

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ヨネダ2000

ヨネダ2000。左から誠、愛

ヨネダ2000。左から誠、愛 [高画質で見る]

2020年4月に結成。吉本興業所属。2人の正確なリズム感に裏付けられた、独特なグルーヴを生み出すネタが武器。2022年には「女芸人No.1決定戦 THE W」で準優勝した。テレビ番組では奇想天外なボケを次々と繰り出し、予測不能な動きを見せている。2024年8月から変身ベルトのようなものがポイントの衣装を着用している。

初挑戦した2020年の「M-1」では1回戦敗退を喫するも、2021年には準決勝に進出。2022年に決勝初進出を決め、立川志らくから98点という高評価を受けた。今年は3年ぶり2度目の決勝に臨む。

2025年は「有吉の壁」(日本テレビ系)、「千鳥のクセスゴ!」「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)など多数のバラエティに出演。愛は大好きな猫にまつわる仕事も多かった。また10月には「令和7年度 NHK新人お笑い大賞」の本選に出場し、改めてネタの強さも見せつけている。

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「『M-1グランプリ2025』敗者復活戦」番組情報

放送日時

ABCテレビ・テレビ朝日系 2025年12月21日(日)15:00~18:30

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出演者

MC:陣内智則 / 齊藤京子
イチゴ / おおぞらモード / カナメストーン / カベポスター / 黒帯 / 今夜も星が綺麗 / 生姜猫 / スタミナパン / ゼロカラン / センチネル / 大王 / 例えば炎 / TCクラクション / ドーナツ・ピーナツ / 20世紀 /ネコニスズ / ひつじねいり / フランツ / 豆鉄砲 /ミカボ / ミキ
芸人審査員:ウエストランド井口 / とろサーモン久保田 / マヂカルラブリー・野田クリスタル / ダイアン・ユースケ / 錦鯉・渡辺

「『M-1グランプリ2025』決勝」番組情報

放送日時

ABCテレビ・テレビ朝日系 2025年12月21日(日)18:30~22:10

出演者

MC:今田耕司 / 上戸彩
ドンデコルテ / エバース / ヨネダ2000 / 豪快キャプテン / ヤーレンズ / 真空ジェシカ / めぞん / ママタルト / たくろう
審査員:海原ともこ / フットボールアワー後藤 / ミルクボーイ駒場 / アンタッチャブル柴田 / 笑い飯・哲夫 / 博多大吉 / ナイツ塙 / かまいたち山内 / 中川家・礼二

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norikichishio @norikichishio

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