音楽ナタリー Power Push - 夜の本気ダンス

新体制初のシングルで示した、夜ダンらしさと新たな一面

すでにバンドになじんでる

──マイケルさんは西田さんが加入する際、どんなことを思いましたか?

マイケル(B) 僕はまだ入って4年ぐらいなので、ニシカズくん(西田)が入る前は僕が一番新しい人っていう状況やったんです。だからできあがっているものの中に入っていく大変さもわかりますし……しかも僕が入ったときとはバンドの状況が全然違うので。例えば今年の夏はいろんなフェスに出させていただきましたし、何万人の前でライブをするっていう状況がいきなりあると思うんですよね。でもニシカズくんはギターを弾いてる姿がすごい頼り甲斐があるというか、ドシッとしてて、ちゃんと自分を持ってはるギタリストやと思うんです。だからこれからすごい楽しみですね。

──新体制ではすでに大阪の大阪城音楽堂やなんばHatchといった大きな会場でもライブをされていますが、実際にステージに立ってみていかがでしたか?

西田 そんなに人の数は気にならないというか。

鈴鹿 緊張感、全然なさそうやったからね。

米田貴紀(Vo, G)

米田 確かに。俺らより緊張してへんのちゃうかぐらいの。

西田 今後はいい緊張感を持っていきたいです。

──(笑)。皆さんは西田さんに対してもともとどんなイメージを持っていましたか?

米田 DAISY LOOのキーパーソンだと思ってました。こいつがDAISY LOOのカッコよさの要素の1つなんやろうなって。動きじゃなくて、ギターの音とかで目立つタイプというか。

鈴鹿 落ち着いていて、あんまりしゃべらなくて、でも話しかけたら意外としゃべってくれるっていう。まあけんけんみたいな感じというか、キャラクター的にバンドにいたら絶対バランスがいいだろうなって。というかすでにバンドになじんでるし、なんやったら先に入ったマイケルよりもなじんでる感じがする。

マイケル 俺がなかなかなじめへんみたいな言い方やめとけや!

一同 (笑)。

マイケル でも僕も夜の本気ダンスとニシカズくんは昔から交流があるので、絶対にやりやすいだろうなと思いました。僕がちゃんとしゃべるようになったのはニシカズくんが加入してからですけど、たまに喫茶店に誘ってくれて2人で行きますね。

みんなが積み重ねてきたものの上に乗る

──西田さんは夜の本気ダンスというバンドについて、どのようなイメージを持っていましたか?

西田 ライブを観ていて思うのは、シュッとしてるように見えて、いい意味でアホっぽくて、なんかちょっと「ぶち壊したろう」みたいなパンク精神がちゃんと根っこにあるなって。すごいカッコいいバンドやなと思ってましたね。

──では、実際に加入してみていかがですか?

西田 みんなが積み重ねてきたものの上に僕がバンと乗っかってやってるんで、そういう意味では加入時に多少なりともプレッシャーはありましたね。でも今はもうおかげさまで、すごい楽しくライブをさせていただいてます。

鈴鹿 けんけんが辞めるって決まってからのライブではもどかしい気持ちがあったんですけど、今は同じ気持ちを持って入ってくれた新メンバーと全員で前を向いている感じがあって。だからライブが楽しいんだと思います。

──町田さんが辞めるときには、オーディエンスの反応も気になりましたか?

夜の本気ダンス

鈴鹿 そうですね。「泣く人とかいるんちゃうん?」「俺らのライブで泣かれてもたまらんわ」って。でも脱退について触れへんのもおかしいから、「抜けることは今しかネタにできへん!」って開き直って面白くしようと思ったんです。実際には泣いてる人もいたけど、演奏が始まると楽しんでくれて、その姿を見て改めて感謝の気持ちが生まれましたね。あとけんけんとは仲良かったし、イジりやすかったというか。だからもうここはイジろうと思って。たぶんマイケルやったらイジれてなかったと思う。

マイケル その距離感つかめてない感じちょくちょく出してくんの、やめてくれる?

一同 (笑)。

鈴鹿 MCなしで曲全部続けて。

米田 泣くやんみんな(笑)。

マイケル みんな泣くで。最前列みんな泣くでしょ。泣かせて帰ったるわそんなもん!

米田 やめろやめろ(笑)。僕も夜の本気ダンスのライブは悲しい感じにはさせたくなくて、最後まで笑って終われるのがいいかなって。鈴鹿がそういうふうに持っていってくれてよかったですね。

ニシカズくんがこなれた頃

──町田さんは西田さんが加入することについて、何か言ってましたか?

米田 なんか言ってたかな? でも絶対「西田くんやったらもう大丈夫や」みたいな感じだと思うんですよ。

鈴鹿 そうですね。適当やしな、アイツ。「前から俺はそう思っててん」みたいな、そういうタイプなんで。引き継ぎみたいな感じで5人でスタジオには入ったんですけどね。

──西田さんは町田さんと直接何か話しましたか?

西田 僕とけんけんはタバコ吸うんで、2人で一緒にタバコ吸いに行ってふわーっとした話はようしてましたけどね。熱いやりとりとかは特になかったですね(笑)。

鈴鹿 けんけんは適当にやってると思います、いい意味で。結婚して子供が生まれて幸せな家庭を築いてくれたらいいなって。

──見守っているんですね。それでけんけんさんが家族でライブに来てくれたら……。

鈴鹿 いや、ライブ来ないです。絶対来ないです。

マイケル ライブ来ないですね。

鈴鹿 来たら来たでなんかあんのかなって怖い(笑)。

西田 でもけんけんがタバコ吸ってるときに「ニシカズくんがこなれた頃にまた観に行くな」って。

鈴鹿 偉そうやな!(笑)

米田 いつやねんそれ(笑)。わからんがな。

西田 来ないかもしれん。

米田 けんけんの中でこなれたって判断したら来はるんやな。

メジャー1stシングル「Without You / LIBERTY」 / 2016年12月7日発売 / Victor Entertainment
「Without You / LIBERTY」
初回限定盤 [CD+DVD] 1728円 / VIZL-1063
通常盤 [CD] 1080円 / VICL-37221
CD収録曲
  1. Without You
  2. LIBERTY
  3. Only Seventeen(Live at Ebisu Liquidroom_2016.07.15)
  4. 夜に本気ダンス(Live at Ebisu Liquidroom_2016.07.15)
初回限定盤DVD収録内容

WONDERFUL! DANCEABLE! ENSEMBLE! TOUR(2016年7月15日 LIQUIDROOM)

  • ロシアのビッグマフ
  • Crazy Dancer
  • fuckin' so tired
  • Only Nineteen
  • B!tch
  • You gotta move
  • 夜に本気ダンス
  • escape with you
  • 戦争
夜の本気ダンス "Too Shy A key TOUR 2017"
  • 2017年1月9日(月・祝)北海道 札幌PENNY LANE24
  • 2017年1月13日(金)大阪府 なんばHatch
  • 2017年1月14日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
  • 2017年1月15日(日)福岡県 BEAT STATION
  • 2017年1月20日(金)愛知県 DIAMOND HALL
  • 2017年1月21日(土)宮城県 Rensa
  • 2017年1月22日(日)新潟県 NEXS Niigata
  • 2017年1月27日(金)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
夜の本気ダンス(ヨルノホンキダンス)
夜の本気ダンス

米田貴紀(Vo, G)、鈴鹿秋斗(Dr)、マイケル(B)、西田一紀(G)からなる4人組ロックバンド。2008年に京都府で結成された。2014年2月にタワーレコード限定シングル「Bitch」を発表したのち、3月に初の全国流通ミニアルバム「DANCE STEP」をリリース。同年11月にアルバム「DANCE TIME」を、2015年にシングル「By My Side」を発売する。2016年2月から3月にかけてスペースシャワーTV主催のライブツアー「スペースシャワー列伝15周年記念公演 JAPAN TOUR 2016」に出演。同年3月にアルバム「DANCEABLE」でビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たす。9月に前ギタリストの町田建人がバンドを脱退し、10月に西田が加入。12月に新体制後初の作品となるメジャー1stシングル「Without You / LIBERTY」を発売する。