アルコール飲料・ZIMAの日本発売20周年を記念したライブイベント「ZIMA MUSIC FIGHTERS フェスライブ」が、9月より全国7会場で行われる。「フェスで活躍するアーティストとDJを、どのフェスよりも近距離で楽しめる」をコンセプトに行われるこのイベントには、キャンペーン期間中にZIMAを購入した人の中から抽選で1000組2000名が招待される。
音楽ナタリーでは「ZIMA MUSIC FIGHTERS フェスライブ」に2度目の出演をする夜の本気ダンスにインタビューを実施。前回のイベントを振り返ると共に、夏フェスで親しまれているZIMAにちなみ、彼ら流の夏フェスの楽しみ方を語ってもらった。
取材・文 / 石橋果奈 撮影 / 竹中圭樹(D-CORD)
ZIMAと一緒に、夏フェスに向けていいスタートが切れた
マイケル(B) 今日はなかなかないインタビューになると思います。1人完全にお酒が入ってる状態で。
──先ほどの撮影で、鈴鹿さんだけZIMAをガブガブ飲んでましたからね(笑)。
鈴鹿秋斗(Dr) 大丈夫です。
マイケル 顔赤いやん!(笑) ZIMAを体感しながらインタビューを受けるってことですね。
──夜の本気ダンスは4月に福岡・CLUB CAT'S FUKUOKAで行われたZIMA主催のライブイベント「ZIMA MUSIC FIGHTERS ライブ」にも出演して、DJ RENさんと競演しましたよね。
マイケル RENさんがKANA-BOONやKEYTALKといった、けっこう僕たちに寄せた選曲をしてくださった印象があって。普段は邦楽のロックバンドの楽曲を流さない人だと思うんですけど、僕らのことを好きな人たちが聴いているであろう音楽を想定して選んだんやろうなと。で、僕らが言うのもおこがましいんですけど、めちゃめちゃスキルのある方やと思うんですよ。ただ曲をつなげるだけではなくて、ちゃんと曲間で見せる技があって。
西田一紀(G) 邦楽ロックの中にPrimal Screamを挟んできたり。「次何来るんやろ?」って次の曲が楽しみになるプレイでした。
米田貴紀(Vo, G) 音楽への愛を感じたよね。普段立っているフィールドは違えど、そういう部分ですごくシンパシーを感じました。あとフロアライブのような感じでお客さんとの距離がすごく近かったので、それも楽しかったです。
鈴鹿 ZIMAを買って、Tシャツが当たった人は無料で入れるという施策もあって。さらに僕らが出る夏フェスの会場でもそのTシャツを着ていたら特典があるみたいで、お客さんもすごい喜んではったし、コラボとしてしっかり成り立ってるなと思いました。1回きりで終わりじゃなくて、そこからZIMAも夜の本気ダンスもRENさんも、夏フェスに向けていいスタートが切れたんじゃないかなっていう、そういう1日でした。
──夜の本気ダンスは大阪の「onion night」、東京の「ピストル・ディスコ」と、ロックDJのイベントとも関わりが深いですよね。
マイケル DJイベントに出て、そこからバンドが大きくなっていった部分はありますね。最近はあまりDJさんと一緒にやる機会がなかったので、4月のライブでは昔の感覚を思い出しました。
鈴鹿 ロックDJさんと関わるようになって、初めて僕らの曲をDJでかけてくれたのを見たとき、フロアはそんなに盛り上がってなかったんです。でもキュウソネコカミとかTHE ORAL CIGARETTESの曲がかかるとめっちゃ盛り上がってて。それでもDJさんがけっこう頻繁に僕らの曲をかけてくれはって、その裏では僕らもいろんなライブハウスでライブをしてて。そこから時間が経って、大阪のBIGCATで行われた「onion night」のイベントに出たとき、DJで僕らの曲が流れたらお客さんがめっちゃ盛り上がってくれはったんです。そのときに「成長できたかな」っていうのを、DJさんを通して感じましたね。
“予習”でバンドとの距離を一気に縮める
──夏フェス会場で販売されていることでもおなじみのZIMAですが、「ZIMA MUSIC FIGHTERS フェスライブ」には「フェスの熱狂をアーティストとDJで再現する」「フェスを盛り上げた楽曲をプレイする」というテーマもあります。これにちなんで、夜の本気ダンス流の夏フェスの楽しみ方を教えてください。
鈴鹿 僕はフェスによく行ってたタイプなんですけど、初参加は2007年の「RUSH BALL」で。そのときは10代だったから、ZIMAが飲めたらもっと楽しかったかなあと思います(笑)。事前にタイムテーブルを観たときに、目当ての銀杏BOYZの前の人、どんな音楽なんやろ?って気になってYouTubeで曲を聴いてから行ったんです。そしたら調べて聴いた曲をやってくれはって、初めて観るバンドとの距離が一気に縮まった気がしました。
マイケル 僕も、今の時代って手軽に音楽が聴けるから予習は絶対していくべきやなあって思いますね。やっぱり聴いてた曲をやってくれたときのテンション上がり方っていうのは自分でも覚えてるんで、大事やなと思います。でも僕は大阪の「SUMMER SONIC」に行く前にレンタル屋さんで、あるバンドのCDを借りて予習したんですけど、借りたCDから1曲もやらなかったことがあって(笑)。結局「カッコよかったらいいか」ってなったからよかったですけど。
米田 僕も学生時代に大阪の「SUMMER SONIC」に行ってました。予習も大事ですけど、当日は自由に歩き回るのもオススメですね。そこでまた新たなバンドと出会えることもあるので。
──西田さんは、フェスは?
西田 僕は行ったこともなければ出たこともないんで、そのトピックに関してはちょっと……僕の学生時代の夏の過ごし方は、人気のない喫茶店で涼むっていうのが定番だったので。
──では今年出演するのが、人生初めての夏フェスになるわけですね。
西田 「最初に行くときは出るときや」みたいなことを昔冗談半分で言ってたんですけど、ほんまにそうなってしまいまして……がんばろうと思う次第でございます。よくお客さんから「今年○○ステージ出はりますね」って言われるんですけど、その「○○ステージ」が全然ピンとけーへんし、ライブするにしても、どういう光景が観られるのかなあと思って。まあそんなわけでね、(胸に手を当てながら)小さくワクワクしてますね。
──最近ではバンド主催のフェスも多いですが、もし自分たちがフェスを主催するなら誰を呼びたいですか?
鈴鹿 「列伝ツアー」で一緒だったフレデリック、My Hair is Bad、雨のパレード、そして、以前僕らとフレデリックと3バンドでツアーをした仲でもあるドラマチックアラスカは呼びたいですね。あと同世代のgo!go!vanillasとキュウソネコカミ。キュウソはやっぱりどんなフェスに出ても全力で、同じことをせずに楽しませようとして。1本1本大事にしてるところが伝わってくるし、キュウソがいろんなフェスに呼ばれる理由ってそういうところやろうし、ほんますごいなって思います。
マイケル 僕は先輩だったらSCOOBIE DOを呼びたいです。
鈴鹿 いいなあ。SPARTA LOCALSも呼びたいなあ。
マイケル さ行多いな。
西田 それで言ったら俺はこないだ一緒にやったサンボマスターを呼びたいですね。
マイケル あー……さ行やなあ!
鈴鹿 フルカワユタカさんや髭も呼びたいし、あとは10-FEETとかROTTENGRAFFTYとか、主催フェスに呼んでもらっているバンドを呼びたいです。僕らがもっと大きくなったらの話ですけど。
マイケル 下の子たちを呼べるぐらい僕らが中堅になったら、フックアップ的なこともできればいいなあ。
米田 いつかいろいろな世代のアーティストを集めて、お客さんがあらゆるロックのエッセンスを吸収できるようなフェスを開きたいですね。
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4人の内側から出たものを組み立てた「TAKE MY HAND」
- ZIMA MUSIC FIGHTERS フェスライブ
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アルコール飲料・ZIMAの日本発売20周年を記念したライブイベント。「フェスで活躍するアーティストとDJを、どのフェスよりも近距離で楽しめる」というコンセプトで行われるこのイベントには、キャンペーン期間中にZIMAを購入した人の中から抽選で1000組2000名が招待される。
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- 2017年9月8日(金)東京都 渋谷WOMB
出演者 KNOCK OUT MONKEY / DJ REN - 2017年9月10日(日)宮城県 Rensa
出演者 Brian the Sun / DJ REN - 2017年9月14日(木)大阪府 Shangri-La
出演者 夜の本気ダンス / DJ REN - 2017年9月15日(金)福岡県 DRUM SON
出演者 SHE'S / DJ REN - 2017年10月6日(金)広島県 広島セカンド・クラッチ
出演者 夜の本気ダンス / DJ REN - 2017年10月8日(日)愛知県 CLUB UPSET
出演者 夜の本気ダンス / DJ REN - 2017年10月15日(日)北海道 DUCE
出演者 I Don't Like Mondays. / DJ REN
- 2017年9月8日(金)東京都 渋谷WOMB
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イベント応募方法
- STEP 1
- リストバンドオンパック付きZIMAを購入し、オンパック袋に記載されている14桁のシリアルナンバーを、オフィシャルサイト内キャンペーンページの応募フォームに入力。
- STEP 2
- 抽選の結果はその場で発表。リストバンドと後日郵送されるインビテーションを持参すると指定の会場にペアで入場できる。
応募期間
2017年6月9日12:00~8月31日23:59
応募はこちら
- 夜の本気ダンス「TAKE MY HAND」
- 2017年8月9日発売 / Victor Entertainment
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[CD]
1296円 / VICL-37301
- 収録曲
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- TAKE MY HAND
- This is pop (new mix)
- HONKI DANCE TIME(Japanese Style ~ fuckin' so tired ~ Only Nineteen ~ B!tch ~ You gotta move ~ Logical heart)
- 夜の本気ダンス(ヨルノホンキダンス)
- 米田貴紀(Vo, G)、鈴鹿秋斗(Dr)、マイケル(B)、西田一紀(G)からなる4人組ロックバンド。2008年に京都府で結成された。2014年2月にタワーレコード限定シングル「Bitch」を発表したのち、3月に初の全国流通ミニアルバム「DANCE STEP」をリリース。同年11月にアルバム「DANCE TIME」を、2015年にシングル「By My Side」を発売する。2016年2月から3月にかけてスペースシャワーTV主催のライブツアー「スペースシャワー列伝15周年記念公演 JAPAN TOUR 2016」に出演。同年3月にアルバム「DANCEABLE」でビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たす。9月に前ギタリストの町田建人がバンドを脱退し、10月に西田が加入する。12月に新体制後初の作品となるメジャー1stシングル「Without You / LIBERTY」をリリースしたのち、2017年4月にはメジャー2ndシングル「SHINY E.P.」を発表。8月にはメジャー3rdシングル「TAKE MY HAND」を発売する。