安田レイだからこそ光る洋楽カバー

──その“未来”のできごとの1つに、ワンマンライブツアーがあります。実は安田さんにとってワンマンライブも……。

初めてなんですよ（笑）。だからホントに未知の世界というか。

──でもこれまでにもイベントやフェスで歌った経験はあるわけだし、ステージに上がることに対して気後れしたり、「本当にお客さんは入るのかしら？」みたいな不安があったりは……。

しないんですけど、イベントではマックスでも6曲しか歌ったことがないので。2時間続くワンマンライブで10曲以上歌い続けたとき私はどうなるんだろう？ お客さんはどうなるんだろう？っていう、不思議な感覚と楽しみな気持ちとが入り交じってますね。

──もうセットリストを決めたり、演出プランを考えたりは……。

年明けからのツアーなのでこれから考えようって感じですね。

──何かやってみたいことってあります？

洋楽のカバーはぜひやってみたいですね。このあいだもTwitterに「ライブでカバー曲をやってみたいんだけど、どんな曲を聴きたい？」ってツイートしたら、ファンの方からいろんな提案をいただけましたし。その中から1曲歌うのも面白いのかなって思ってます。

──確かに洋楽カバーは聴いてみたいです。「Best of my Love」や「どうして…」みたいな、ほとんど英語の出てこない歌詞を流ちょうな日本語で歌っていた人が、突然ネイティブならではの発音で外国の曲を歌い出したらすごくカッコいいと思いますし。

いろんなギャップが生まれて面白いですよね（笑）。

次なる舞台は世界！

──そのツアーのあと、つまり2015年は何をしましょう？

世界を目指したいですね。日本を飛び出したい！

──日本、お嫌いですか？（笑）

いやいやいや、大好きです！（笑） でも自分が日本とアメリカのハーフだからっていうのもあるとは思うんですけど、日本で歌いたいっていう気持ちと一緒に、いろんな場所で歌いたい、世界の人に安田レイを知ってもらいたいっていう気持ちもあって。

──今後は楽曲のテイストも、ちょっと世界をにらんだものになる？

いや、アメリカやヨーロッパやアジアで歌うからって洋楽アーティストになるんじゃなくて、あくまで安田レイの曲を歌いたいんです。J-POPのもってるよさや、日本のよさをいろんな人に伝えられる、そういう架け橋になれたらいいなって思ってます。「Will」自体、そういうことのできるアルバムだと思ってますし。新しいJ-POPというか、歌っていることはJ-POPならではなんだけど、メロディやアレンジは世界の人にも受け入れてもらえる雰囲気、ちょっと洋楽的な雰囲気ももってるアルバムになったなって。

──それも世界に打って出る動機の1つになってます？ 最新型のJ-POPアルバム「Will」ができあがったから「世界と戦えるかも」って思えるようになったというか。

「自信があるから聴かせたい」っていうわけではないんですけど、「せっかくこういうアルバムができあがったんだから世界の人にも知ってもらいたい」っていう気持ちはありますね。友達に「いい曲あるんだけど」って聴かせる感じに近いのかもしれない（笑）。

ツアーの打ち上げはハワイ!?

──最後に今後プライベートでやってみたいことってあります？

なんだろう？ ……あっ、ハワイに行きたいです！

──さっきまで世界に打って出たいって言っていた人とは思えぬ、あまりにも日本人的な夢でビックリしました（笑）。

あはははは（笑）。ハワイには高校2年生のとき以来行けてないんですけど、そのとき会った人たちのことを思い出すと、実は性格的に近い気がしていて。私もハワイの人もゆったり過ごすのが好きな、のんびり屋さんなんですよね。だからまた行きたいんですけど、残念なことにこれまでハワイでライブみたいな機会に恵まれなくて……。

──そのハワイも含めた世界には、これから打って出るわけですもんね（笑）。

だからまずはプライベートで行きたいなって思ってます（笑）。

──ツアーの千秋楽は2月1日。ちょうど日本が一番寒い時期に2015年最初の大一番が終わるわけだし、ツアー後に遊びに行けばいいんじゃないですか？

そうだ！ じゃあツアーの打ち上げ会場はハワイにします（笑）。