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wyse「ヒカリ」特集 wyse×手塚るみ子(手塚プロダクション)|110万馬力で駆け抜けるコラボプロジェクト

wyseが結成20周年プロジェクト「Opening of the 20th year」の一環で、手塚プロダクションとのコラボレーション企画を始動させた。

このプロジェクトで彼らは、手塚プロダクションとのコラボシングル「ヒカリ」を9月26日にリリース。本作は手塚作品からインスパイアを受けて制作した曲が収められたシングルで、ジャケットにはコラボイラストが使用されている。さらにコラボグッズの販売などを行うコラボツアー「wyse20th+OSAMU TEZUKA90th=110万馬力 COLLABORATION TOUR『ヒカリ』」が9月29日にスタートする。

音楽ナタリーではこのコラボプロジェクト始動を記念し、wyseと手塚治虫の娘で手塚プロダクション取締役を務める手塚るみ子氏の対談を実施。今回のコラボに至った経緯や、手塚作品からインスパイアされたというシングル収録曲について話を聞いた。

取材・文 / 秦野邦彦 撮影 / 草場雄介

期待に胸踊らせる20周年

──wyseの結成20周年に向けたプロジェクト「Opening of the 20th year」が始動しました。まずは今の気持ちを聞かせてください。

手塚るみ子氏とwyse。

HIRO(G) 僕らは一度解散したんですが、その経験も無駄じゃなかったなと思える活動が現在できているので、ここまでやり続けてこれたことを誇りに思っています。

MORI(G) 今回の手塚プロダクションさんとのコラボレーションのように、ここからまた新たに始まることのほうが多いと思うので、楽しみがまだまだ尽きないなという印象ですね。

月森(Vo) 一度止まったバンドなので20年間ずっと続けてきた人と同じようにというのは申し訳ない気持ちもありますが、バラバラな生活をしていたからこそ個々の成長もあると思うんです。こんな20周年企画がスタートしてしまうと来年から何をすればいいんだろうと今から不安になるくらい期待感でいっぱいです。

TAKUMA(Vo, B) 僕は今年38歳なんですけど、18歳からこのwyseというバンドをやっていたことを考えるといろんなことがあったなと思います。これまで作れなかったものを生み出したいという気持ちの中、今回のような巡り合わせのタイミングで自分たちがどんな新しい道を見出だせるかが重要だなと感じています。

──そして今年11月3日は手塚治虫先生が生まれて90年目にあたります。今回のコラボレーションはこの生誕90周年記念プロジェクトの一環でもあるんですね。

手塚るみ子 来年で手塚が亡くなって30年になります。wyseの皆さんは生前の手塚の姿にはあまりリアリティがないんじゃないのかなと思いますが、今回のようなコラボレーション企画は手塚が次世代に力を貸してもらっているなと感じています。

wyse初の異業種コラボ

──そもそも、どういうところから今回のコラボは実現したんでしょうか。

TAKUMA(Vo, B)

TAKUMA これまでもパフォーマンスの中でファンの方、もしくはその先にいる方に対してアプローチをし続けてきたんですが、20周年という大事な時期を迎えて、もっと自分たちが変化できるもの、応援してくれている人に対して刺激になるものはないかなと考えていたんです。そんなとき、スタッフとのミーティングの中で手塚プロダクションさんがいろんな方とコラボされているという話を聞いて「どうにかご一緒していただける道はないか」「僕らが音楽でアプローチをすることでメッセージをさらに広く届けることはできないか」と思ったのが最初の気持ちでした。

手塚 これまで佐野元春さん、忌野清志郎さん、最近ですとBUCK-TICKさん、ACIDMANさん、MIYAVIさんといったミュージシャンの方々がコラボレーションをしてくださっている流れの中で、20周年を迎えるwyseさんからお話をいただいて、私たちとしても新しい扉が開くきっかけになればいいなと思いました。過去の楽曲も聴かせていただきましたが、違うカルチャーとのコラボレーションというのはwyseさんにとって初の試みだったんですね。同時に、ドンピシャで育ってきた世代ではないwyseの皆さんが、どうして手塚の作品に関心を持つようになったのかは、すごく知りたい部分ではあったんです。

MORI 僕らの世代だと学校の図書館に「火の鳥」などが置いてあったので、純粋に娯楽としてのマンガというよりは勉強させてもらう教材として触れたのが最初でした。そこから中高生になるとハードカバーの愛蔵版や文庫本サイズの手塚作品も出始めて、僕がまだ生まれてなかった頃の作品に触れていくと、「これは大事なものだ」という思いが強くなっていったんです。中でも僕の宝物だと思ったのが「きりひと讃歌」です。ああいう人間の悲劇的な部分は同時代の少年マンガからは得られるものではなかったので、すごく印象深かったです。

手塚るみ子氏

手塚 今回、手塚作品をテーマに新曲を作ってくださいましたが、手塚作品をテーマに何かを作り出すのって、自分たち自身の音楽を作るよりも一歩先に挑戦しなくちゃいけないから、すごく大変じゃなかったですか?

TAKUMA これまでやってきた制作スタイルとは全然違うのでハードルは高かったです。今回の表題曲「ヒカリ」というタイトルは手塚作品から受けた印象で決めたものなんですけど、タイトルから楽曲を作ったのも初めてでした。一緒にやらせていただくわけですからコラボの意味についてはすごく考えたんです。音楽家として作品の世界観やイメージをどこまでちゃんと描けるんだろうという挑戦でもあり、それが聴いてくださった方にどう伝わるんだろうというところまで含めて。

手塚 藤子不二雄先生や永井豪先生ではなく手塚治虫を選んだのはなぜですか?

TAKUMA 例えば「鉄腕アトム」のアトムに対して僕は、大人になっても心の中にちゃんといてくれる親友のような親しみと、親のような温かい気持ちを感じていて。1960年代に「リボンの騎士」のような戦う女性をテーマに描くという手塚先生の先見性などにも魅力を感じ、ミーティングの中で自然と手塚先生のお名前が出てきました。

wyse「ヒカリ」
2018年9月26日発売 / CHAIN RECORD
wyse「ヒカリ」鉄腕アトム Disc

鉄腕アトム Disc [CD]
2700円 / QAFJ-10009

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wyse「ヒカリ」ジャングル大帝 Disc

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2700円 / QAFJ-10010

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wyse「ヒカリ」リボンの騎士 Disc

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2700円 / QAFJ-10011

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収録曲

鉄腕アトム Disc

  1. ヒカリ
  2. 僕のヒーロー

ジャングル大帝 Disc

  1. ヒカリ
  2. Link

リボンの騎士 Disc

  1. ヒカリ
  2. Blue Moon
公演情報
wyse20th+OSAMU TEZUKA90th=110万馬力 COLLABORATION TOUR「ヒカリ」
  • 2018年9月29日(土) 埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3(wyse祭)
    OPEN 14:30 / START 15:00
  • 2018年9月29日(土) 埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3(FC限定)
    OPEN 18:00 / START 18:30
  • 2018年9月30日(日) 埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年10月20日(土) 大阪府 OSAKA MUSE
    OPEN 16:30 / START 17:00
  • 2018年10月21日(日) 大阪府 OSAKA MUSE
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年11月3日(土・祝) 愛知県 SPADE BOX
    OPEN 16:30 / START 17:00
  • 2018年11月4日(日) 愛知県 SPADE BOX
    OPEN 16:00 / START 16:30
  • 2018年12月7日(金) 東京都 新宿ReNY
    OPEN 18:30 / START 19:00
  • 2018年12月8日(土) 東京都 新宿ReNY
    OPEN 16:00 / START 16:30
wyse(ワイズ)
wyse
1999年2月に結成された4人組ロックバンド。2001年12月にアルバム「the Answer in the Answers」でイーストウエスト・ジャパン(現ワーナーミュージック・ジャパン)からメジャーデビューを果たすも、2005年2月に解散する。2011年に再始動し、結成20周年を迎える2018年に、手塚プロダクションとのコラボ企画でシングル「ヒカリ」をリリース。9月からコラボツアー「wyse20th+OSAMU TEZUKA90th=110万馬力 COLLABORATION TOUR『ヒカリ』」を開催する。
手塚るみ子(テヅカルミコ)
プランニングプロデューサー。マンガ家・手塚治虫の娘で、手塚プロダクション取締役も務める。2017年に手塚治虫との日々を綴った著書「定本 オサムシに伝えて」を発表した。