WATWING|夢に向かって大きく羽ばたけ!ホリプロ初のボーイズグループがメジャーデビュー

毎日続けたハードトレーニング

──7月にO-EASTでのワンマンライブでメジャーデビューを発表したとき、WATWINGのこれまでの軌跡をまとめた映像が流れていましたが、その中で皆さんが坂道ダッシュして、すごい勢いで腕立て伏せをしているのが印象に残っていて。体育会系のグループだなと思ったんです。

一同 あははは。

古幡 ホリプロの横に有名な坂があるんですよ。行人坂という。

桑山 けっこう急な坂だよね。

古幡 その坂で全力ダッシュして、スタジオに戻って、そのまま間髪いれずに1曲歌いきるみたいな。確かに体育会系(笑)。

──「一年以上6人で切磋琢磨し、毎日続けたハードトレーニング」というようなテロップも入っていて。

八村 「6人で切磋琢磨」は本当にそうですね。僕たちにはコーチがいなかったので、ひたすら自主練をしてたんです。

──そうだったんですか。

八村 振りは落としていただけるけど、そのあと完成度を高めていくのは、自分たちでやっていくしかなくて。ダンスは亮と希空、歌は颯と曉が引っ張っていってくれました。

鈴木 トレーニングメニューは倫太郎が考えてたもんね? フィジカルリーダーだから。

八村 うん(笑)。

髙橋 まるでジムトレーナーさんみたいだったよね。本当にすごいよ。尊敬してます。

──WATWINGといえば迫力のあるダンスパフォーマンスと歌唱力の高さが印象的ですが、結成当時はダンス、歌、それぞれ未経験の方もいらっしゃって。以前ライブのMCでダンスの経験がなかった鈴木さんが「最初はみんなに付いていけなかったけど、メンバーが優しく支えてくれた」とおっしゃっていました。

鈴木 そうなんですよ。ダンスを合わせるときにちょっとリズムが遅れちゃったりしていたんですよね。それでもみんな怒らずに優しく教えてくれて、本当に僕はいい環境にいるなあと。例えば隆太はみんなで合わせる2時間前から自主練に付き合ってくれて、振りを教えてくれたり。

桑山 でも条件付きで、飲み物を奢ってもらいましたけどね。

八村 いい話なんだから、そういうのは黙っとけ(笑)。

髙橋 あれ? 焼肉じゃなかった?

桑山 さすがに焼肉はちょっと高いかなと思ってやめたよ(笑)。

──(笑)。古幡さんは歌が未経験だったんですよね。

古幡 はい。でも、それこそ逆に曉が教えてくれて。

鈴木 でも、亮はめっちゃ歌がうまいんですよ。

髙橋 本当にうまいよね。結成当初に亮がカラオケで平井堅さんのバラード曲を歌ってたんです。そのときに「えっ、未経験なのにそんな表現豊かに歌えるの?」って僕はすごく驚いて。しかもただうまいだけじゃなくて、味のある歌い方をしていたのが印象的でした。

古幡 そんなふうに思ってくれてたんだ。うれしい(笑)。でも昔から歌うのは好きで、校歌とか大熱唱してたので。

鈴木 えー! 僕は校歌歌ってなかったなあ。

古幡 歌が好きとか言っときながら(笑)。

桑山 曉は引っ込み思案タイプだったんだね。

髙橋 僕は曲によって得意、不得意がめっちゃあって、校歌が苦手すぎて学校を嫌いになりそうなときがあった(笑)。

WATWING

僕らの心の内が反映されている曲

──メジャーデビューEP「Take off,」はタイトルの通り、「ここから大きく羽ばたいていくぞ」という気持ちが乗った作品になっています。資料によると、メンバーの皆さん自身が積極的に楽曲制作に参加したということですが、具体的にはどういう携わり方をしたんでしょうか?

八村 作品のコンセプトを決めるのはもちろん、歌詞を考える会議にも参加させてもらいました。例えば4曲目の「HERO」はタイトルも僕らから出たものですね。振り付けに関しても、誰にお願いするのか、どういう振り付けにしてもらうのか、全曲に僕らの意見を反映してもらいました。

──曲はデモを聴いて、コンペ形式で選んでるんですか?

古幡 そうですね。

八村 どの曲でいくかも、最終的には選ばせてもらっています。僕らがリファレンスを出して作ってもらった曲もあるんです。特に5曲目の「Turn it up」に関してはWATWINGのよさが伝わるような曲にしたいねって、みんなでどういう感じがいいのか、参考になる曲を探して。そのリファレンスをもとに、素敵な楽曲を作ってもらいました。こうして制作の段階から携わらせてもらえるのは、ありがたい環境ですね。

──1曲目の「Spark!!」の振り付けは古幡さんがやってるんですよね?

古幡 そうです!

──この曲からはWATWINGが何を大切にしてるかという、信念のようなものを感じました。まさに先ほどおっしゃっていた、ありのままの自分でいることの大切さを歌っていますよね。

古幡 「Spark!!」に関してはリリックを書いていただく前の段階で、この曲のプロデューサーさんが1人ずつ面談をしてくださって。僕らの思いや人となりをすごく掘り下げてくれたんです。そのうえで生まれた曲なので、本当に僕らの心の内が反映されていると思います。もしかしたら今の自分たちに一番寄り添ってくれているような曲なのかな。

──特にDメロの「誰かの言葉の通りに 生きるのは It’s just not right 一番大事なことは 君が君でいること」というところに大切なメッセージが詰まっているなと。

古幡 ここ、ポイントですよね。自分たちの心を掘り下げてもらった中で、このセンテンスが生まれたんだと思います。自分で自分に言い聞かせているようなところがありますね。「そういう信念を持ってこれから進んでいくぞ!」という。

桑山 WATWINGのグループ名の由来でもある「誰に何を言われようと、自分たちの気持ちを貫いて羽ばたいていく」という気持ちのような、反骨精神もちょっとだけ入ってるのかな。

──この曲は桑山さんの歌い出しで始まるんですよね。Dメロも歌っていますが、桑山さんのピュアな歌声がこの曲の要所を担っているのはとても素敵だなと聴いていて感じました。

桑山 うれしいです。レコーディングでは、スタッフさんが「自分が歌いたいように歌ってみて」と言ってくださって。そのうえ、自分の気持ちが乗っかるまでずっと歌わせてもらいました。

──2番には八村さんと古幡さんのラップの掛け合いがあります。WATWINGではお二人がメインでラップを担当することが多いですよね。

八村 はい。それは声の音域が関係してるのかもしれません。1stシングルの「Only One Life」(2020年1月配信)のラップの音域がわりと低かったんですよ。亮と僕がその低い音域を出せたっていうのと、僕たちはダンスサークル出身という共通点があって。そういうノリみたいなものがうまくラップに乗ってるのかなと思っていますね。

古幡 掛け合うようなラップは初めてだったんですが、自分でもすごく気に入っています。掛け合っている感じに、仲間感みたいなものがあって。だからダンスも仲間感を出したくて、みんなでハンドクラップをする振り付けを取り入れているんです。

ヒーローになるために

──このEPでほかに古幡さんが振り付けを担当している曲はありますか?

古幡 「HERO」は僕が担当しています。今ちょうど振りを入れている最中ですね。

──「HERO」は勢いのあるホーンから始まる熱いナンバーですよね。みんなのヒーローでありたいという、WATWINGの決意表明のような曲です。

古幡 「みんなを助けるんだ」「俺がヒーローになりたいんだ」という思いが込められてるんですけど、この歌詞の主人公はまだ完璧なヒーローになれていないんですよね。自分はへっぽこかもしれないけど、それでも誰かの力になりたい、ヒーローになってやるみたいな。ヒーローになるために一生懸命がんばっている、人間の泥臭さのようなものを感じ取ってもらえたらいいなと思います。

──誰かの力になりたい、みんなを応援したいというのは、WATWINGがこれまでずっと一貫して言ってきたことですよね。

八村 はい。ただ、ここまで力強いサウンドで届けたことはなかったですね。

──これまでのWATWINGにないサウンド感で新鮮でした。WATWINGの熱いナンバーというと「Runway」(2021年1月発売の2nd EP「to plAce」収録曲)のような曲がありますが、熱さの種類が違うといいますか。まっすぐに突き抜けるようなメロディですよね。

八村 サウンドとメッセージ、総じてWATWING史上一番と言ってもいいぐらい、まっすぐな曲なのかなと思いました。

──皆さんの歌声もとてもまっすぐですよね。

福澤 しっかりと思いを乗せて歌いました。

鈴木 僕は今「東京リベンジャーズ」のアニメを観てるんですけど、これはまさに主人公の武道のような曲だと思って。僕も武道になるしかないと思って、彼を宿してレコーディングに挑みました。

古幡 ちょうどレコーディングの前に「東京リベンジャーズ」の映画も観に行ったんだよね?

鈴木 そうそう。気持ちが入りましたね。

──振り付けはどういう感じになるんでしょうか?

古幡 この曲の振り付けに関しては、僕の中でこだわりポイントがあって。こういうストレートな曲だからこそ、ちょっとダンスは攻めてみようと思ったんです。テンポも速くて、歌詞もすごく詰まっていて、しかもこの曲はみんなでユニゾンで歌うところが多い。歌的には正直けっこうしんどいんですけど、それでも負けたくないんです。ダンスも120%でいこうというトライアルですね。昨日もちょうど振り付けを考えていて、まだ全部は完成していないんですけど、これからどんどん固めていくのでライブを楽しみにしていてほしいです!