菅田将暉|憧れだった正義のヒーロー

男性はいろいろ考えながら、女性は楽しく手を振りながら

菅田将暉

──ちなみに菅田さんがソフトビニール人形で遊んでた頃って、どんな子供だったんですか?

わんぱくだったんじゃないかな。1週間に2回くらい頭から血を流したり、ケガばっかりしてたんですよ。小学校のときも「好きな科目は体育!」みたいな感じで。バカですね(笑)。

──そのときの記憶も残ってるんですね。

ふと思い出すことはありますね。男の子って常に何かと戦ってるでしょ? それって、今も変わらないと思うんです。仕事にしても、周りに気を使って、バランスを取りながらやっているわけだけど、それも戦いだと思うし。「いや、それは違う。こうだろう!」と言わない正義だってありますからね。ただ「ソフトビニールフィギア」には「たまには自分を押し出す勇気を持ってもいいんじゃないか?」という気持ちも入っているんです。あとメンバーとは「これは童貞のプライドソングだね」って言ってて。

──(笑)。何も知らないからこそのパワーですね。

無知って最強ですからね(笑)。だから男女で聴こえ方が違うかもしれないです、この曲は。男性はいろいろ考えながら聴いてもらって、女性は楽しく手を振りながら楽しんでもらいたいです(笑)。

俳優たちが好きな曲を歌うライブの開催を企んでます

──そうやって自分自身のことを表現できるのも音楽活動のよさですよね。

そうですね。後先のことを考えないで動ける場所と言うか。音楽活動を始めてから“考える時間”が増えたんですよ。歌詞を考えてみたり、ギターを弾きながら「こんな曲はどうかな?」って思ったり。いろんな音楽を聴く機会も増えて……それは絶対、俳優業にもいろいろ作用していると思います。お互いにいい影響を与えていると言うか。

──アーティストとしてやりたいことも増えている?

うん、増えてますね。やりたいことはいっぱいあるんだけど……これは全然想像してなかったんだけど、同じ俳優から「俺も歌いたい」「歌詞を書いてみたい」って言われることがすごく多いんですよ。みんな音楽が好きなんだなって改めて思ったし、いつか俳優たちが好きな曲を歌うライブもやってみたいなって。俳優じゃないと出せない佇まいがあると思うし……まあ、それは僕が勝手に企んでるだけですけどね(笑)。

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