シャムキャッツ|シャムキャッツと、日照りの通りを行こう

シャムキャッツと川邉美幸。カウンターの前にて。
SHOP INFO

commune

東京都渋谷区西原1-18-7
営業時間 平日 14:00~20:00 / 土日祝 12:00~18:00
定休日 水曜日、木曜日

川邉美幸がオーナーを務める、ZINEやアートブックに特化したセレクトショップ兼ギャラリー。置かれているアイテムは自ら運営する出版レーベルcommunePressのタイトルや海外から買い付けたものが中心で、日本国内ではここでしか取り扱われていないものも多い。ギャラリーのキュレーションも行っており、各国のアートブックフェアへの出展、アーティストマネージメントも手がけている。

commune

続いて訪れたのはPADDLERS COFFEEから徒歩2分のところにあるセレクトショップ兼ギャラリーのcommune。2015年に新代田の店舗をクローズし、今年の7月に新たに幡ヶ谷にオープンした新スポットだ。オーナーの川邉美幸と10年来の友人である夏目知幸は新代田時代にはインストアイベントも行っていた。シャムキャッツの自主企画「EASY」のZINE SHOPにはcommuneも参加。そもそもシャムキャッツがZINE SHOPをイベントに取り入れようと思ったのはcommuneの存在があったからだそうだ。

カウンターの横には国内外のZINEがたくさん。ここにあるのは在庫の5分の1程度だそう。

ニューヨークやロサンゼルスをはじめ、海外のアートブックフェアに自ら足を運んでZINEを買い付けている川邉は「今はドメスティックなものを求める人が多いから、海外からわざわざ買い付けてもなかなかお金にはならないんですけどね。今、人気のある日本人アーティストも海外の作品から影響を受けていることが多い。それをもっとみんなに知ってもらいたいんです」と話す。夏目も「音楽も全然お金にならないけれどね」と笑い、「でもドメスティックなものばかりを求めると煮詰まっちゃう。だから国内のものにだけこだわるんじゃなくてもっと自由にやったほうがいいと思って海外のバンドを呼んだり、自分たちが向こうに行ったりしてライブをしていて。こういう自由さはきっとcommuneと似てる」と話した。

ZINEに夢中になる大塚智之と夏目知幸。裸体の女性のイラストを見て「パックリ系が多いですね」と笑う。

2020年7月1日更新