最大規模の東阪ワンマン
──1月に開催されるワンマンライブ「The Heavy Clash」の話も聞かせてください。大阪がなんばHatch、東京が新木場STUDIO COASTで。大阪でワンマンライブをするのは初めてなんですよね。東京でもこれまでに2013年12月に新宿ACB HALL、2015年5月にLIQUIDROOMでやっただけで。そんなSHANKが、今回最大規模の2会場でワンマンライブを行うことになったのはなぜですか?
松崎 ツアーが9月末に終わって、次のツアーとかを考える間に、DVD出るし何かやりたいなと思ってて。で、大阪と東京できて、バランスもいいこの2会場が空いてただけって言う。「コースト、デカイな」と思いながらも「まあいっか」って。さっき話してた特効じゃないですけど、何かやりたいなと思ったときにこのくらいの規模だったらできるし。結果、ミーティングして特別な演出は何もやらないことになりましたけど(笑)。
──最初がACBで、次がLIQUIDROOMで、次はそれより大きい会場にというステップアップみたいな気持ちはない?
庵原 それもあるっす。
松崎 ツアーで赤坂BLITZやって、「じゃあその次」って考えたらちょうどCOASTが空いてたって感じですかね。
庵原 COAST好きやしね。音もいいし、なんかスケベでいいっすよね。
池本 スケベやねえ。
松崎 それも「昨日と同じと思われなくない」っていうのと同じかな。「前に進もうとしてる」っていうのは形として見せるほうがいいかなと。
ワンマンの途中で乾杯?
──当日はどんなライブになりそうですか?
松崎 いつも通りじゃないですかね。
庵原 曲数が多くなると思うので、いかに飽きられないか、飽きないかを考えたいですね。こういうバンドのワンマンって難しいと思うんですよね。1時間も2時間もずっと聴いてらんないから。
松崎 途中で1回乾杯とか?
庵原 そうっすね。何か飽きない方法を考えようかなと。
──ワンマンライブと対バンライブで、気持ちの面ではどういう違いがありますか?
庵原 長いくらいですかね。
松崎 俺だいたい、演奏中セットリスト観て「うわー、まだここかよ」ってなるっす。
庵原 だってもうSE鳴って出て行ったら、1時間半とか2時間とか帰ってこれないわけでしょ? トイレ行きたくなったらどうしよう。
──行っていいんじゃないですか?
庵原 そう言えば何回か行ったことあるな。あと打ち上げっすね。対バンがいないから寂しいっすよね。
──対バンに鼓舞されるとかそういう気持ちは?
庵原 特にないっすね。まあ対バンいたほうが楽しいくらい。まあ、いいライブ観たらテンションは上がるけど……。
松崎 「負けてたまるか」みたいなのはないですね。
ダサいと思うことはやらない、それだけ
──そろそろ今年も終わりますが、今年はどんな1年でした? ほとんどがツアーだったとは思うんですが。
庵原 そうですね。ひさびさにこんな1年中ツアー回ったな。ひさびさに全国に行って、なかなか楽しい1年でした。
池本 友達とかライブハウスの店長さんとかに会えてよかったですね。
松崎 行って直に顔合わせるから「元気っすか?」って言いやすいし。
──釣り雑誌「Rod and Reel」で対談したり、松崎さんに至っては連載も始めました(参照:SHANK、釣り雑誌「Rod and Reel」で吉田遊と対談 / SHANK松崎兵太、釣り雑誌「Rod and Reel」で連載スタート)。
松崎 そうっすね。いいきっかけかなと。釣り雑誌を読んでる人がSHANK知ってくれたらいいなと思うし、SHANK聴いてくれる人が「釣り面白い」って思って釣り始めてくれたらいいなって思うし。
──では来年はどんな1年にしたいですか?
庵原 生きてればいいですね。
松崎 本当に。
池本 健康第一です。
庵原 目標、生きる!
──相変わらず闘志を見せないですよね。でもお客さんを増やしたいとか、もっと大きな会場でライブをしたいという気持ちはあるんですよね?
庵原 もちろん。
──それに向けて「こんなことをしよう」とかそういう目標は立てないんですか?
庵原 思い付かなかったからこんな感じなんでしょうね。
松崎 自分らがどうするってことはないよな。自分らが好きなバンドみたいに、ダサいと思うことはやらないっていうそれだけです。「楽しそうだな」って思われていたいです。
──わかりました。では最後に、1月のワンマンライブのアピールをお願いします。
松崎 読んだ人が来たくなるようなことを言わんといけないんですよね?
庵原 それはもう物で釣るしか……。
松崎 テキーラガール用意します!(笑)
庵原 いつものライブにテキーラガールが付いてくると思ってもらえれば。用意できなかったらすみません(笑)。ライブはいつも通り楽しみたいです。
- SHANK「Honesty Tour 2017」
- 2018年1月10日発売 / BAiTFiSH RECORDS
-
[Blu-ray]
5076円 / CTXD-20086 -
[DVD2枚組]
4536円 / CTBD-20084~5
- 収録内容
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Honesty Tour 2017 -Final Series- 2017.9.19@AKASAKA BLITZ
- Surface
- Mighty Clash
- Good Night Darling
- Life is...
- Cigar Store
- Hope
- Take Me Back
- Time is...
- Frustration
- Wall Ride
- Movie
- 620
- Departure
- Two sweet coffees a day
- Weather is Beautiful
- From tiny square room
- Keep on Walking
- Restart
- TOP WATER
- My sweet universe
- Love and Hate
- It's not a game
- Set the fire
- Honesty
- submarine
- Long for the Blue moon
- Lamp
- BASIC
- Stop the crap
Honesty Tour 2017 Documentary Film
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Music Video
- Hope
- First Light Anthem
- Honesty
- Mighty Clash
- Life is...
ライブ情報
- The Heavy Clash
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- 2018年1月13日(土)大阪府 なんばHatch
- 2018年1月16日(火)東京都 新木場STUDIO COAST
- SHANK(シャンク)
- 長崎在住の庵原将平(Vo, B)、松崎兵太(G, Cho)、池本雄季(Dr, Cho)からなるスリーピースバンド。スカの要素を多く取り入れたメロディックパンクサウンドで人気を集めている。2014年には「FUJI ROCK FESTIVAL '14」「COUNTDOWN JAPAN 14/15」など大型フェスティバルに出演。その名をさらに広めた。2015年、それまで所属していたインディーズレーベル・THE NINTH APOLLOから離れ、エイベックス内に自主レーベル・BAiTFiSH RECORDSを設立する。9月には同レーベルより3rdミニアルバム「SHANK OF THE MORNING」、DVD「11 YEARS IN THE LIVE HOUSE」を同時リリース。10月には自主企画イベント「BLAZE UP NAGASAKI 2015」を長崎・長崎市神の島公園特設ステージにて開催した。2017年1月に4thフルアルバム「Honesty」をリリース。2月から45公演におよぶレコ発ツアーを実施した。同ツアーの東京・赤坂BLITZ公演の模様を収めた映像作品「Honesty Tour 2017」を2018年1月に発売。発売後に大阪・なんばHatchと東京・新木場STUDIO COASTでワンマンライブを実施する。