さくらしめじ|“5年目の自己紹介”に込めた思い 2人の青春は新たなステージへ

ナタリーで振り返るさくらしめじの5年

音楽ナタリーでは、雅功と彪我が「さくらしめじ」として活動を始めた2014年11月から、2人の活動をニュース記事やインタビューで紹介してきた。このページでは、アーカイブに残るたくさんの記事の中から“記憶に残る5つのニュース”を2人がピックアップ。それぞれの出来事について、思い出を振り返ってもらった。

雅功 これはね! 僕らがさくらしめじになった日ですから。

彪我 ここから始まったもんね。

さくらしめじ

雅功 もともとガク&ヒョウガという名前で活動していたんですが、まさかユニットの名前が決まると思わなかったし。ある意味僕らのスタート地点なので、外せないですよね。

──彪我さんはすごい泣いてましたよね。

彪我 ずっと泣いてました(笑)。自分たちのステージのときもだし、全体曲の「Like a star」っていういい曲でもずっと泣いてましたね。一生分の涙を使った気分でした。でもホントに、うれしかったです。

──ちなみにユニット名についてはどう思いました?

彪我 雅功がきのこヘアだったから、そこにかかってるんだと思った。

雅功 僕もそう思った!

彪我 でもそういう意味じゃなくて、僕らどちらかと言うと“陰キャ”なので(笑)、「陰でも育つようなフォークデュオという願いを込めてのさくらしめじだよ」と言われたんです。

雅功 これはうれしかったですね。ようやくじゃないですけど、ちゃんとアーティストとしてライブのステージに立てるようになったのが。“初”っていうのが、当時はすごくうれしかったです。初めてワンマンができる、今まで僕らが聴いていたアーティストさんと同じようにステージに立てるんだと思ったら、それだけで感激でしたね。

彪我 初ワンマン決定は車の中でスタッフさんから聞きまして、ビックリしました。ワンマンができることで「アーティストとして歩んでいけてるのかな」って思えたんですよね。あと、このときもう3rdシングルなんだね。

雅功 ね。ダブルでうれしいニュースだったんだね。

雅功 中学卒業のタイミングですね。なんでこれを選んだかっていうと、めちゃくちゃ恥ずかしいからです。いっちょ前に「いままでとこれから表現」って。何を言うとるんや。

彪我 あはははは(笑)。

雅功 でも、つい最近の出来事のように感じるのにもう高校卒業だから、今改めてビックリしてるんですけど。それだけ時間が経つのが速いってことは、楽しく充実していたんだなと思います。それに恥ずかしいと思えることは、それだけ経験を積めているからってことで、いいことなのかなと。

彪我 初めてのミニアルバムで、シングルより多い曲数の作品をリリースできるってことがうれしかったなあ。中学卒業か……いや-、これは大事な作品ですね。

彪我 「ウワーッ!」っていいですね(笑)。日比谷野外大音楽堂でのワンマンが決まって、僕らの先輩で言うとDISH//さんがやっていた大きな会場に僕たちも立てるというのがうれしかったです。ライブ当日は台風直撃ではあったんですけど……直撃したからこそ生まれた団結力で、みんな一丸となってライブをすることができたから、この野音でのライブは本当に忘れられないですね。

雅功 最後は、まさかのイヤイヤ期突入(笑)。

彪我 この結成記念日ライブも覚えてますよ、強烈でしたから。「でぃすとーしょん」を2回やったんだよね。

雅功 初めてサングラスをかけ、イヤーカフをして。あれ以来、イヤーカフは着けてないです(笑)。

彪我 あはははは(笑)。

雅功 でも台風の野音みたいにある意味リミッターが外れたライブではあったので、すごく濃い思い出ですね。吹っ切れることの大切さを学びました。って、5個挙げるとなるとこの5つですけど、まだまだ挙げたい思い出はきりがないです。

彪我 ホントだね。歴史が詰まりに詰まってるね。

さくらしめじの最初のアーティスト写真。
さくらしめじ

ライブ情報

さくらしめじが高校卒業するってよ!世界イチHAPPYな卒業式!ハッピー!ハピネス!!ハピネスト!!!
  • 2020年3月30日(月) 東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)