predia|成熟した色気たっぷりの、ワイン香るニューシングルを召し上がれ

ボンドガールみたいなものと思えばヌードも悪い気はしないなって

──その攻めの姿勢の何たるかが今回のミュージックビデオだと思うのですが。青山さん、まえださんがヌードシルエットに挑戦してます。

青山玲子

青山 最初マネージャーさんに「れいちゃん、ちょっと脱げる?」って言われたんですけど、さすがに親が泣くなと思って(笑)。「全部脱ぐんじゃなくてシルエットで。『007』のオープニングのようなイメージ」って言われて、ボンドガールみたいな感じかなと考えたら悪い気はしないなって(笑)。それで脱ぐことを決意したんですけど、撮影のときはほぼ裸で、さすがに恥ずかしかったです。

まえだ 恥ずかしかったー!

青山 撮影まではバスローブを着て待機してたんですけど、ほかのメンバーがMVの別カットの撮影が終わったあとに集まってきて、監督さんと一緒に「いいねいいね!」「お尻突き出していこう!」とか盛り上げてくれたんです。だから吹っ切れて気持ちよく脱いでやり切ることができました。

まえだ お立ち台みたいなところに乗せられてね。

村上 あかねんが監督みたいに指示出ししてた(笑)。

青山 あかねんの指示でやったポーズもけっこう使われてます(笑)。なんなら監督より前に出て指示してたわ。

まえだゆう

まえだ ちゃんころぴー、そんなにセクシーじゃないから求められてもどうしたらいいか戸惑いもあって「セクシーなれいちゃんと2人だとできないです」って言って躊躇してました。でもやることが決まって、当日もずっとどうしようって悩んでたんですけど、私がお立ち台に立ったらメンバーがノリのいい音楽をかけてくれて。そうしたら、気持ちが盛り上がってやり切ることができました。

沢口 それまですごくもじもじして恥ずかしそうだったのに(笑)。

青山 音楽が鳴った瞬間にガラッと変わって。プロだなって思いました。

まえだ 音楽がなかったら、たぶんあそこまでできなかったです。

青山 私たち“大人セクシー”というのを売りにしてますけど、ヌードシルエットを出したり直接的なエロさを強調したりすることは今までなかったんですよね。だから成熟した今の私たちの色気を「ヌーベルキュイジーヌ」で出せたことはとてもうれしかったです。

“セクシー”に深く向き合った

──ボーカル面では、この楽曲をどう表現しようと思いましたか?

村上 サビで「クラクラ」とか「ウラハラ」と言うところがあるんですが、その強弱のニュアンスには気を付けて歌おうと思いました。ライブだと全体的についつい強めに歌ってしまうこともあって、この部分の表現は抑えて優しめに誘う感じで歌うように心がけてます。あとは、みんなで作詞しているので、自分が書いたところは気合いが入りますね。

──曲の中で自分が表現したいところを自分が歌うとなると、感情も入りやすいですよね。

湊あかね

 私自身「ヌーベルキュイジーヌ」の中に出てくるようなイメージの女性ではないと思うんですよ。だからもう1人の自分になって、かわいさもありセクシーさもありという別の湊あかねを演じながら歌ってます。今回2番サビの終わりで「Ah」って言ってるんですけど、今までの私だったら絶対にそんな吐息交じりの声は出さないと思うんですよ。だから今回“セクシーとは”というのをすごい考えました。

──ここまで“大人セクシー”を売りにするprediaで活動してきて、「セクシーとは?」をより深く考えるのが今のタイミングだったんですか。

 今回の作品が特にセクシーなイメージだったので、それでどうしようって考えて「セクシーの手本は玲子だな」という結論に至り、彼女を観察することから始めました。「こういう動きをしたらセクシー」や「ふと漏らす声がセクシー」とかいろいろ研究させてもらいましたね。彼女は吐息交じりでしゃべっていなくてもセクシーなんですよね。すごく勉強になりました。

青山 知らなかった。そんなに見てくれてたんだ(笑)。

──歌詞をメンバー全員で書こうと思ったのはなぜですか?

青山 今までの楽曲でも、メンバーから楽曲に対する意見を言わせてもらってたんですけど、2017年は何事にももっと積極的になろうということで楽曲の歌詞を書かせてもらったり、カップリングの曲を選んだりすることを任せてもらいました。歌詞については、どうしても表題曲で大人の恋愛の歌詞を書いてみたいなと思って。私たちが今届けたい曲はこれだなと考えながら歌詞をまとめていきました。

──歌詞の中では実体験がモチーフになってることもあるのでしょうか?

村上 実体験からくる感情を思い起こして書いてるところはあると思います。「猫目ですり寄って…ロマンス」という歌詞は私が書いたんですが、相手の男性を試すというか、そういう感じの女性になれたらいいなという願望も含まれてますね。

──歌うときも誘ってるイメージなんですか?

村上 そういう感情を出しながら歌ってます。

青山 私は「本能のまま身勝手に生きて」とか「お願い心を満たして」のところを書いてるんですが、女としての本能や自由な感情って、いつでも抑制せずに出せるわけではないじゃないですか。でもそういう感情を忘れたくなくて、この曲に託した感じですね。本能のまま身勝手に、男の人を振り回すじゃないけど恋愛も楽しんで生きていたいという願望を詰め込みました。あとはワインがテーマということもあって、ちょっとわがままな女性のほうがイメージに合うなと思って、こういう歌詞になっていった感じですね。

 私は「男なんていつも 隙を見せればイチコロ」というところを書きました。これは本当にその通りで(笑)。弱い部分を見せたらけっこういけるんじゃないかと。

──まえださん、沢口さんは……。

まえだ 実は採用されてないんですよ!

沢口けいこ

沢口 書いたんですけど、予選落ち(笑)。

村上 一応「もう待てない」っていうセリフのところをちゃんころぴーも考えて書いたんですけど……。

まえだ 「もう飲めない」って。

──それはべろべろですね(笑)。

一同 あはははは(笑)。

まえだ この楽曲のために白ワインも赤ワインもけっこう飲んだんですよ。でも白ワインのほうが好きだなっていう発見ができただけでもよかったです。

沢口 私も今回はすごいがんばって4行くらい歌詞の案を書いたんですけど、一切引っ掛からなかったですね。男女の駆け引きの歌だと思ったので女の子は強いってことを書いたんですけど(笑)。

predia「ヌーベルキュイジーヌ」
2017年6月21日発売 / 日本クラウン
predia「ヌーベルキュイジーヌ」Type-A

Type-A [CD+DVD]
2000円 / CRCP-10373

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predia「ヌーベルキュイジーヌ」Type-B

Type-B [CD]
1000円 / CRCP-10374

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predia「ヌーベルキュイジーヌ」Type-C

Type-C [CD]
1000円 / CRCP-10375

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Type-A CD収録曲
  1. ヌーベルキュイジーヌ
  2. サテンドールは語らない
  3. Paradise
  4. ヌーベルキュイジーヌ(instrumental)
  5. サテンドールは語らない(instrumental)
  6. Paradise(instrumental)
Type-A DVD収録内容
  • 「ヌーベルキュイジーヌ」Music Video
Type-B CD収録曲
  1. ヌーベルキュイジーヌ
  2. サテンドールは語らない
  3. ヌーベルキュイジーヌ(instrumental)
  4. サテンドールは語らない(instrumental)
Type-C CD収録曲
  1. ヌーベルキュイジーヌ
  2. Paradise
  3. ヌーベルキュイジーヌ(instrumental)
  4. Paradise(instrumental)

公演情報

predia release tour 2017 ~ワインとかけて、女と解く。その心は~ ツアーファイナル

2017年7月2日(日)東京都 赤坂BLITZ

predia(プレディア)
predia
岡村明奈、湊あかね、青山玲子、松本ルナ、沢口けいこ、村上瑠美奈、水野まい、桜子、林弓束、まえだゆうの10人からなるアイドルグループ。2010年11月に20代前半のメンバーを中心に結成し、大人のセクシーさをコンセプトとして打ち出して活動を開始する。2014年8月に「壊れた愛の果てに」で日本クラウンよりメジャーデビュー。2015年にはメジャー1stアルバム「孤高のダリアにくちづけを」をリリースし、同年と2016年12月にはワンマンライブを東京・Zepp Tokyoで2年連続で開催した。2017年1月に「禁断のマスカレード」、6月に「ヌーベルキュイジーヌ」をシングルリリース。同年4月より「predia release tour 2017 ~ワインとかけて、女と解く。その心は~ 」と銘打った全国ツアーを行っている。