楽器持って演奏するほかのアイドルには「どうぞ、やってください」って感じ

──11月からのツアーは、バンド編成が大きな見どころになりそうですね。

玉井　バンド編成でのツアーは去年に続いて2回目なんです。前回を超えることは当然だとして、プレイヤーとしてもここで大きく成長したいと思っています。と言うのも、前回、楽器を持って全国を回ったら、自分たちでもビックリするくらい成長を感じられたんですね。今しか見られない私たちの成長を、パッセンの皆さんにも目撃してほしいです。

森　バンドを始めて本当にPASSPO☆は変わりましたからね。

岩村　バンドをやることで、歌とダンスにもいい意味で影響が出てきたんです。

安斉　うん、聴こえてくるリズムが違うしね。「ここで止める」とか「みんなで合わせる」とか、そのへんの意識がすごく高くなりました。

玉井　前まではダンス経験者と未経験者で、気付く部分が明確に違っていたんですよ。今は7人でリズムの捉え方が同じになってきていると言うか。

安斉　ダンスでも「ここで止める」っていう部分がそろわないと、なんか気持ち悪く感じちゃうんです。

森　個々の責任感も、バンドを経験したことで大きくなりましたしね。

根岸　ほかのアイドルちゃんも楽器持って演奏するところはあるんですけど、私たちとしては「どうぞ、やってください」って感じなんですよね。

藤本　おー、言ったねー（笑）。

根岸　私たちも私たちでどんどん演奏力を高めていって、ほかのアイドルに「PASSPO☆がやっているからバンドはやめておこう」って思われるくらいになりたいです。

藤本　「アイドルが趣味としてバンドもやっています」ってレベルじゃなくて、普通に1つのバンドとして見られたいんです。「えっ？ 実はアイドルだったの？」って驚かれるような感じで。

安斉　そうだね。ロックフェスにも出てみたいしね。

恋愛うんぬんの小さいこと言ってんじゃねえよ

──PASSPO☆は「結婚しても続けていきたい」とよく発言しています。最近も結婚を機に卒業したアイドルが話題になりましたが、皆さんはアイドルと結婚についてどのように考えているんでしょうか？

森　もちろんアイドルは続けますよ、結婚しても。

玉井　そこはそんなに大事じゃないんですよね、正直言って。おばあちゃんまで続けるとしたら、結婚もするし、出産もするし、下手したら離婚もするかもしれない。つまり人として当たり前のことを避けることはできないんですよ。人生で経験する当然のことを、私たちも普通に経験していくんだろうし。

藤本　1人の女なんでね、私たちも。

岩村　あはは！ その通り！（笑）

安斉　まあタイミングとかもあると思うんですけど。でも、PASSPO☆に産休とかがあってもおかしくはないし。

玉井　私のキャッチフレーズは「3年後は夫と子供を持ち、幸せに暮らしたいです」っていうもの。2年前は「5年後はー」って言っていて、毎年カウントダウンしているんです。最初に何かをやる人って、批判を浴びやすいじゃないですか。最近、私が覚えた言葉で「出すぎた杭は打たれない」っていうのものがあって。とことんまで出きっちゃえば、周りを黙らせられると思うんですよ。

安斉　いいねー。それ、PASSPO☆にぴったりじゃん。

岩村　「結婚？ じゃあもうPASSPO☆はいいや」って思われないくらい私たちのフライトが楽しいものだったら、付いてきてくれる人は絶対いるはずだしね。

玉井　うん、ブレないで続けることが大事だと思う。そこは自分たちでも信じていたいし。そこさえ貫いていけば……「恋愛うんぬんとか小さいこと言ってんじゃねえよ」って思いますね。

──素晴らしい！ インタビューは以上です。しかし本当に玉井さんからは名言がドバドバあふれてきますね。

根岸　いつものことです（笑）。そう言えばさ、みお、今日はほとんどしゃべってなくない？

藤本　確かにー。せっかくだから何かしゃべってよ。今後の目標とかさ。

増井　今後の目標か。そうだな……でっかい会場とかもいいけど、PASSPO☆主催でいろんなことを仕掛けていきたいですね。やっぱりビッグで有名なアーティストさんって、なんでもできるじゃないですか。フェスの主催とかがいい例ですけど。まずはそこに到達しないと何もできないのかもだけど、作る側に回りたいんですよね。今あるステージに立つだけじゃなくて、立つステージを作っていきたいんです。

増井を除く6人　おー！ カッコいいねー！

安斉　最後に出たよ、名言bot！