ナタリー PowerPush - ONE OK ROCK

熱狂の横アリ&ツアーを振り返る

4人のタイミングが合致する瞬間がたまらなく楽しい

──ステージでは、常に注目を集めるTakaさんの傍ら、Toruさんは冷静な感じですよね。

Toru 冷静ですかねえ(笑)。まあ僕の場合、ある程度冷静じゃないと全体がしっくり来ないと思うんですよ。ギターから入る曲だったり、Tomoyaと見合って演奏するところも結構あるんで、そこらへんは大きい会場になればなるほど難しくなっていくんですよね。だから特に自分は冷静になったほうがいいなって。

──なるほど。では、Ryotaさんのステージ上での役割は?

Ryota 俺は見守ってる系の……。

ライブ写真

Toru 見守ってへんやん! お前が一番自由気ままやん(笑)。

Ryota いや、勝手にやってるように見えて、「あーToru、今日調子良さそうやな」とか「あ、Takaいい感じやな」とか「Tomoya、いつもどおりやな」とか思ってんねん(笑)。

──Tomoyaさんは?

Toru 一番メンバーを見てるのはTomoyaじゃないの? ドラマーだし。

Ryota いやいや! Tomoyaはライブ中に目合わせようとしても、こんなんで(頭を大きく振る仕草)めっちゃ近く行くまで見ないから。行かなシカトされてるみたいになるから、俺はわざわざ行くし。

Taka 俺が見るときもTomoyaはだいたい違うとこ見てる。

Tomoya ちゃんと見てるよ!

Ryota 見てない。

一同 (笑)

──「ここで絶対に目を合わせよう」とか4人で息を揃えるタイミングとかって、事前に練習して合わせておくものなんですか?

Taka それはしないんですよ。フィーリング。だからそれが瞬間的に合致して、4人同じタイミングでテンションが上がっていくのがたまらなく楽しい。厳密に言えば、ある程度決めている場所はあっても、それ以外のところでぴったりタイミングが合うと最高に楽しいですね。

Ryota 2日目のアンコールで急遽曲増やすってなったとき。「この調子ならもう1曲何かやりたい」って思ってたら、みんなそう感じてて、Takaが提案したら満場一致やったよな。

誰かが誰かの半分を補って、誰かが誰かの半分をまた補う

──このDVD / Blu-rayではバンドのONモードとOFFモードどちらも観られますが、4人の関係性はステージの上でも普段でも一緒なんだなと思いました。やっぱりTakaさんはプライベートでもメンバーをまとめてグッと引っ張っていくような役割を担っているし、Toruさんは鋭い視点と天然な部分を同時に持っているような。そしてRyotaさんは自由気ままな魅力があって、Tomoyaさんはいつも輪の中で笑顔を絶やさない和ませ役、というふうに感じました。

Taka そうですね。今、僕らって1人ひとりが重なり合ってる状態だと思うんです。誰かが誰かの半分を補って、誰かが誰かの半分をまた補うみたいな。例えば1人が崩れるとみんな崩れていっちゃうというか、全員がバランスを取りながら回ってる。だからこのバンドは、誰が欠けてもダメなんです。

──ちゃんと4等分というか、“フロントマンとそれを支える3人”みたいな力関係ではありませんね。

Taka そういうのがあんまり好きじゃないんですよ。1人で全部背負い込みたくもないし、むしろ自分の背負い込んでるものをメンバーに振ってしまうタイプなんで。まあバンドらしいほうが好きっていうか。

Ryota このツアーは特に、俺とTomoyaはずっと騒いでたな。

Toru いつもやん。毎日や。

Tomoya 違うよ。俺が一番年上なんで、遊んであげてるだけですよ。

一同 (笑)

Ryota 残念ながらそう思ってる人は誰もおらんで!

──(笑)。一方Toruさんは遅刻しそうになったり、寝坊したりとマイペースだなあと。

Toru そうなんですかねえ。まあそのへんはルーズですね。

Ryota テキトーなところはテキトーで、まとめるところはまとめるんです。

──そしてTakaさんは、やっぱり音楽のことを24時間考えている人だなと思いました。

Taka 本当に24時間考えてますけど、それは音楽っていうよりONE OK ROCKのことですかね。「バンドが後退しないように」とか、そういうことはいつも考えてます。

ライブDVD / Blu-ray「“残響リファレンス”TOUR in YOKOHAMA ARENA」2012年5月30日発売 / A-Sketch

  • DVD盤 5500円(税込)/ AZBS-1009 / Amazon.co.jpへ
  • Blu-ray Disc盤 6500円(税込)/ AZXS-1001 / Amazon.co.jpへ
収録内容
Disc1
  1. LOST AND FOUND
  2. 皆無
  3. 未完成交響曲
  4. じぶんROCK
  5. Re:make
  6. 世間知らずの宇宙飛行士
  7. Mr.現代Speaker
  8. アンサイズニア
  9. カゲロウ
  10. Wherever you are
  11. エトセトラ
  12. カラス
  13. Pierce
  14. C.h.a.o.s.m.y.t.h.
  15. Liar
  16. Let’s take it someday
  17. Rock,Scissors,Paper
  18. NO SCARED
  19. 恋ノアイボウ心ノクピド
  20. 完全感覚Dreamer
  21. Nobody’s Home
  22. キミシダイ列車
Disc2
  1. Tour Documentary
ONE OK ROCK 過去作品
iTunes Storeで一斉配信開始!
  • アルバム「残響リファレンス」
  • アルバム「Nicheシンドローム」
  • アルバム「感情エフェクト」
  • アルバム「ゼイタクビョウ」
  • アルバム「BEAM OF LIGHT」
  • 音源+映像「”残響リファレンス”TOUR in YOKOHAMA ARENA」より「NO SCARED」
ONE OK ROCK(わんおくろっく)

Taka(Vo)、Toru(G)、Ryota(B)、Tomoya(Dr)の4人からなるロックバンド。2005年に結成され、エモ、ロック、メタルの要素を取り入れた骨太なサウンド、激しく熱いライブパフォーマンスで若い世代を中心に支持を集める。2007年4月に1stシングル「内秘心書」を、同年11月に1stアルバム「ゼイタクビョウ」を発表。その後も次々と楽曲を発表し、ファンを獲得していく。そして、2010年6月にアルバム「Nicheシンドローム」を発表、11月には全国ツアーの一環で初の日本武道館公演を実施する。さらに2012年1月には、5thアルバム「残響リファレンス」を携えたツアーのファイナルとして横浜アリーナ2DAYS公演を大成功に収めた。同年5月には、この横浜アリーナ公演の模様を収めたDVD / Blu-ray「“残響リファレンス”TOUR in YOKOHAMA ARENA」をリリース。