ONE N' ONLY特集|北から南、君の街でHook Up! “5年分の愛と感謝”届ける新作

ONE N' ONLYが12月6日に新作EP「You are / Hook Up」をCDリリースする。

ワンエンにとって2枚目のEPとなる今作は両A面。「You are」はボーカルのTETTA、REI、EIKUの3人が“君への愛”を歌う、ワンエンの表題曲では初となるバラードソングで、「Hook Up」はラップ組のHAYATO、KENSHIN、NAOYAが歌声をリードする1990年代ヒップホップ風のナンバーとなっている。

表題曲のほかにも多彩なジャンルの新曲が収められた今作のリリースに際し、音楽ナタリーではメンバーにインタビュー。ワンエンにとって初の試みとなる47都道府県ツアー「ONE N' SWAG ~Hook Up!!!!!!~」の話題から「You are / Hook Up」収録曲に込めた思い、さらには精力的な活動を展開して駆け抜けた2023年について、6人にたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 梁瀬玉実

「それでも行きたい」47都道府県ツアー

──まずは、現在開催中の47都道府県ツアー「ONE N' SWAG ~Hook Up!!!!!!~」のお話を。結成5周年のタイミングで、ワンエンにとって過去に例がない規模でのツアー開催。実施決定を知ったとき、かなり大きなトピックだなと感じました。

HAYATO 開催を決めるまでに話し合いを重ねました。5カ月連続リリースやブラジルでのツアーと、5周年の記念プロジェクトを進める中で「次はどうする?」と考えたとき、SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)への5年分の感謝を込めて、ここで47都道府県を回ることに意味があるんじゃないか?という話になったんです。スケジュール的にはハードだとは思うんですけど、メンバー同士意見を言い合って「それでも行きたいね」と。そうやって決めました。

ONE N' ONLY

ONE N' ONLY

──まだ始まったばかりではありますが、現状の実感はいかがですか?

HAYATO 今、4公演が終わったところなんですが……(取材は11月上旬に実施)。

TETTA 47分の4。

NAOYA 各地のライブハウスを回っているのでSWAGとの距離も近くて、いい意味で初心を思い出しますね。始まったばかりですし、ここからしっかりとステップを踏んでいけるように。どうしたらみんなが盛り上がってくれるか、1回1回工夫を重ねるごとにこだわりを持ってやっています。例えば「ここは一体感が欲しいから、振りを捨ててでも盛り上げよう」とか。ライブハウスだからこそ、今までしなかったようなアレンジを加えたりもしていて。

HAYATO 何よりも一体感ですね。来てくれた方全員とコミュニケーションが取れる距離感でライブができるので、いつものライブよりも密接に熱量を共有できるのがいいなと思います。この経験を積み重ねながら47都道府県を回ることができたら、ファイナルのパシフィコ横浜 国立大ホールにみんなが大集合したときの感慨は相当ヤバいんだろうな……なんて思いながら、1公演ずつ大切に回っているところです。

HAYATO

HAYATO

NAOYA ステージの大きさも会場によって全然違うので、急遽フォーメーションを変える対応があったり。なので、毎回リハーサルは入念にやっています。

KENSHIN 福井CHOPはステージの作りが面白かったよね。下手側が金網になっていて、金網越しでライブを観るSWAGもいたんです。だから歌いながら金網に手をかけてみたり、いつもとは違う見せ方ができました。

ついに凱旋です

──初日の石川公演では、衣装が届かないハプニングもあったとか……(参照:衣装未着のハプニングもなんのその!ONE N' ONLYの47都道府県ツアー、金沢で幕開け)。

REI そうなんですよ!

NAOYA EIKUとHAYATO、僕の分は届いたんですけど……。

TETTA TETTA、REI、KENSHINの衣装が配送ミスで山梨に行っちゃって(笑)。

NAOYA 「どうしよう!?」となって問い合わせもしたけど間に合わないことがわかったので、マネージャーさんがショッピングモールに急いで買いに行ってくれたんです。買ってきてもらった衣装に私服もミックスして、ステージに出ました。

NAOYA

NAOYA

KENSHIN 僕のボトムスはいつも履いているパンツでした。合わせた衣装もパーカーだったから本当に私服感が強かったんですけど、それをあたかも「衣装だぜ?」っていう顔と、照明の雰囲気でなんとかごまかして(笑)。

NAOYA このハプニングは言ったほうが面白いと思ったから、SWAGにはライブ中に伝えてね。

EIKU レアだから。

HAYATO ポジティブに捉えてね(笑)。

──ツアーは4月まで続きますが、「ここに行くのが楽しみだな」という場所はありますか?

TETTA 沖縄、楽しみだよね!

REI 沖縄はファンクラブのイベントもあるしね。

NAOYA 初めてのFCイベントなので楽しみです。

TETTA ディナーパーティやファンミーティングなどもあってSWAGと思い出が作れるのでうれしいですね。

REI 沖縄ひさしぶりなので楽しみです!

REI

REI

EIKU 僕はやっぱり地元の山梨に行けるのがうれしいです。ONE N' ONLYのワンマンはやったことがないので。

HAYATO ヤバいね。

EIKU 会場の甲府Convictionは、僕が昔ギターを抱えてライブしていた場所なんです。すごく思い出深いですし、懐かしさもあるし。すごく楽しみなんですよね。会場の前にはマックがあって、学生の頃はそこで勉強したりもしてました(笑)。

TETTA 山梨の日さ、EIKUの家泊まっていい?

KENSHIN EIKUの実家でインスタライブやろう!

EIKU (笑)。あと、山梨公演が3月9日なんですよ。「3月9日」と言えば山梨出身のレミオロメンさんなんで! それも激アツです。

EIKU

EIKU

──REIさんとHAYATOさんは静岡出身ですが、静岡でのワンマン開催も初めてですよね?

HAYATO そうですね!

REI HAYATOは静岡の東部、僕は西部出身なので、会場のLIVE ROXY Shizuoka(静岡市)は僕らの出身地のちょうど真ん中って感じですね。静岡、広いんで。山梨と違って。

EIKU 広いだけじゃん!(笑)

TETTANAOYAKENSHIN あはははは。

HAYATO でもやっぱりうれしいですね。ついに凱旋です。

EIKU 最高だよね。

KENSHIN 僕は名古屋出身なんで、SWAGからの「おかえり!」をこれまでにたくさんもらっているんです。EIKU、REI、HAYATOへの「おかえり!」も、早く聞きたいですね。

ここまで王道のヒップホップは今までなかった

──今回のEPのタイトルトラック「Hook Up」は、ツアーのテーマ曲でもあります。

HAYATO 「Hook Up」は1990年代のヒップホップのテイストを取り入れた楽曲です。サウンド感もそうですし、リリックにも少しサンプリングが入っていて。ワンエンはヒップホップの要素が強めな曲が多いですけど、ここまで王道のヒップホップは今までなかったんですよ。でも、めちゃくちゃ僕らに合うなと思ってます。「Hook Up」という曲名はツアータイトルから取ったもので、「仲間になる、ひとつになる」を意味するスラングですね。デモを聴いていく中でいい感じの曲があったので、「よし、じゃあこの曲を『Hook Up』にしよう」と決めて、英語と韓国語だった歌詞を47都道府県ツアーに合うものに変えました。

KENSHIN 「North East South and West」っていう歌詞なんかはわかりやすいよね。

KENSHIN

KENSHIN

EIKU サウンドがちょっとヤンチャなイメージだなと思ったので、自分はボーカルもその雰囲気に寄せてレコーディングに臨みました。サビ前の「派手にBurn it up Let's get it on」とかは特にそうなんですけど、「ついてこい!」という気持ちで歌いました。

TETTA 僕も、普段より荒々しい感じで歌いましたね。

HAYATO 激しいよね。

TETTA あと、2番のBメロの「わがままに Feel the music」と歌うところは、自分の中では低めのキーなんです。僕は高いキーで歌うことが多いので、ここではいつもと違う色を出せたと思います。

TETTA

TETTA

REI 「Hook Up」はラップを全面に押し出している曲なので、ボーカルの歌い方もノリをよくすることを意識しましたね。あと僕は「Hey Ya Ahh」と歌うパートがあるんですけど、そこに関してはアクセントになるように、あえてクセを強くしたんです。スタッフさんと話し合って、細かくこだわりながらレコーディングを進めていきました。

──REIさんの言葉にもあったように、この曲はラップチームの見せ場がたくさんありますね。

HAYATO そうなんです。「Hook Up」では力強さを全面に押し出していこうと思って、特にサビはアグレッシブに歌いました。マイクを爆発させるぞ!みたいな気持ちで破裂音を出したり。「Pow Pow Pow」「Clap Clap Clap」と、破裂音がポイントになる場面が多い曲なので、「この弾ける感じがクセになってほしいな、耳に残ってほしいな」という気持ちです。あとはやっぱり、レコーディングのときからライブを意識していましたね。「North East South and West」というパートなんかは特にそうなんですけど、歌っていると、この曲の意味合いがスッと自分の中に入ってくる感じがあって。47都道府県ツアーに対する自分のテンション感だったりバイブスを意識して歌入れをした記憶があります。

NAOYA 「Pow Pow Pow」「Clap Clap Clap」は絶対にSWAGのみんなと盛り上がれるだろうなと思っていたので、僕も力強く楽しい感じで歌いました。

KENSHIN 曲始まりの「Hook Up, Ready now Yo」というセリフは僕の声なんですけど、DJのような陽気な雰囲気で「これから始まるぜ!」というワクワク感を表現してみたり。「ここでこの曲の世界観を決められたらいいな」と思いながらレコーディングしたパートですね。あと、最近の自分のラップパートは……「EVOL」とかもそうなんですけど、低めでセクシーな雰囲気が多かったんです。でも「Hook Up」のラップでは、ヤンチャ感とか「どこへでも飛んで行くぜ!」みたいなワイルドなノリを出せたかなと思います。2番の冒頭のラップパートは特にそうですね。