自分たちがやってきたことは間違っていなかった
──今回2022年最後のインタビューなので、1年の振り返りも伺えたらと思うのですが……。
KENSHIN 今年はいろいろあったねー!
EIKU 濃すぎたね。
TETTA やっぱり海外で初ライブができたことは大きかったよね(参照:ONE N' ONLYがブラジルで叶えた念願、熱狂の海外初ライブ終えコメント到着「ただただ夢のよう」)。ワンエンにとってもめちゃくちゃ大きな出来事だし、個人的にも今まで海外に行ったことがなかったから、初海外がブラジルということで、すごく思い出に残りましたし。実際、現地に行って学んだこともすごく多かったです。僕たちのことを応援してくれているブラジルのSWAGにも会えて、より一層「海外でライブしたいな」という気持ちが強くなって……なんというか、自分たちが目指すべき理想の姿が増えました。海外で受けた刺激を日本でのパフォーマンスに還元することもできたし、新しい場所で新しいインスピレーションを感じられた経験は、とても大きいと思います。
──2022年の活動を通して、皆さんそれぞれが一番心を動かされた瞬間はどんなときでしたか?
REI 僕はブラジルで海外のアーティストさんのパフォーマンスを観たとき、「こんなにすごいライブをするんだ」と思って、それまでの自分の視野の狭さを感じたんです。ノリから何から、すべてが刺激的で、音楽は「音を楽しむ」って書くけど、本当にその言葉通りだなあって。もっと視野を広く持たなければいけないし、自分にできることをどんどんやっていかないとなって、そのときに思いました。
KENSHIN 僕は、1st EPの「YOUNG BLOOD」をリリースしたときですね(参照:ONE N' ONLY「YOUNG BLOOD」インタビュー)。渋谷のスクランブル交差点に初めて僕らの広告が出て、あの巨大なビジョンにミュージックビデオが流れて、街中に響き渡って……あれはたまらなかったです。そういう景色を見せてくれたのは応援してくれているSWAGの皆さんのおかげだと改めて思ったし……SNS含め、自分たちが今までやってきたことは間違っていなかったんだとも思えて、すごく心が躍った瞬間でした。僕、何回も見に行きましたもん。「次に流れるのは何分だ」って時計見て(笑)。渋谷駅地下通路にある大きな看板の前を素通りする人を見て「もっと知名度上げたいな」と思ったりとか。大きな広告が出るっていうのも夢だったので、それが叶ったことはうれしかったですね。
EIKU 僕は映画「バトルキング!!-We'll rise again-」の撮影ですね。ONE N' ONLYが初主演で、その中でもメインの役どころをやらせてもらって。主演は初めてのことでプレッシャーもすごくあったんですけど、スタッフの皆さんがすごく温かく、ONE N' ONLYに対して愛を持って接してくれたんです。そんな皆さんと一緒に作品を作れたことが、すごく……今年イチと言っていいくらい、僕の中ではいい経験になりました。
TETTA 僕は、ツアー「ONE N' LIVE 2022 ~UNITE~」でアカペラをやらせてもらったことです。「STARLIGHT ~未来ノトビラ~」の冒頭を歌ったんですけど、アカペラは初めてだったからすごく緊張しました。だけど、挑戦できることが純粋にうれしかったし、もっとがんばりたいと思った。改めて歌への思いが高まった瞬間でしたね。
NAOYA 自分も秋ツアー(「UNITE」)かな。僕たちが初めてライブの構成に関わらせていただいたのが、このツアーだったんです。僕は宮城公演で日替わり曲の2曲をプロデュースしたんですけど、ライブを終えてSWAGのみんなに感想を聞くとうれしい反応がたくさんあって、自分たちから発信して何かをすると、こんなに喜んでもらえるんだと気付くことができました。あとは、ただ単純に楽しかったです。演出、これからもやらせてもらえるならやりたいなって思えた出来事でした。
──HAYATOさんはいかがですか?
HAYATO 僕がグッときたのは、秋ツアーの最後の中野サンプラザホールのみんなのMCですね。みんなの本音が出ていたなと思って。なんというか……年を重ねるごとに、自分たちが思っていることを自分たちの言葉で伝えることができているなとすごく感じた瞬間だったんです。自分の弱い部分もすべてSWAGに明かすメンバーを見て、大きな成長を感じてすごくグッときました。なおくんも言っていたけど、もう5周年なんで、もっと自分たちから発信することを増やしていきたいし、クリエイティブな面にもどんどん参加していきたい。そうやっていくことで、より僕たちらしい言葉をMCでも伝えられると思うんです。
TETTA 楽曲制作とかもね。もっとメンバーが携われるようになったら、曲への思いもさらに増すと思うし、世界も広がると思う。みんなでワンエンらしさを作り上げていけるようなグループになれたらなと思います。
僕にできるすべてのことをしたい
──「5周年ですね」と言われたとき、皆さん率直にどんな感情が湧きますか?
NAOYA あっという間だなあ……って。
一同 あっという間だよね。
REI 僕はすごく焦りました。だから、5周年の企画について聞いたときは、僕にできるすべてのことをしたいなって……勝負する1年にしたいと思いました。
NAOYA 今までがあっという間だったからこそ、一瞬一瞬を無駄にできないなと思うよね。自分も、この5周年をワンエンの中で一番濃い年にしたいという思いになりました。
HAYATO 「ONE N' ONLYでやっていくぞ」と決めたときから5年が経って。僕らがここまで来れたのは今まで付いて来てくれたSWAGのおかげなので、2023年は5年分の感謝を伝えるとともに、今後に期待できるグループだと思ってもらえるように、ワンエン史上、一番熱く盛り上がる年にしたいなと思っています。プロジェクトのことも発表していますけど、ほかにも新しいニュースを報告できるようにがんばりたいなと思っているので……まあ楽しみにしててねと。
一同 あはははは。
HAYATO 2023年、止まらずに駆け抜けたいと思います!
アフタートーク:2023年、個人的なプチ目標は?
REI 余裕があればですが、僕はいろいろ趣味があるので……そういうところでもお仕事に携われたらと思いますね。
HAYATO 僕はきのこを食べられるように……。
NAOYA 無理!
KENSHIN 絶対無理!
HAYATO 年越したら食べられるようになってるかもしれないじゃん!
REI だって、番組で「まずい」って言っちゃってるんだもん。無理に決まってるでしょ。
HAYATO まあまあ。ちっちゃい目標ですね、きのこを食べられるようになりたいです。
NAOYA 俺はいろんなところに出かけたいです。旅したいですね。見たことない景色をたくさん見たいなと思います。
TETTA 僕は歩くのが趣味なんですけど、1日10万歩を……。
HAYATO 何目指してるの?(笑)
EIKU 現状、最高で何歩歩いた?
TETTA 現実的には4万5000歩しか歩けてないので。
NAOYA でもそれ、休みの日にいつでもできるんじゃない?
TETTA 10万歩だと、早朝に家を出て、深夜に帰ってくるくらいのハードスケジュールになると思うからさ。そこの目標達成に自分は懸けていきたいなって……。
HAYATO どこに懸けてるの(笑)。
TETTA で、いつかは海外に進出したい。船を使って、歩きで海外に行くの。歳を取っても、骨折してでも歩き続けたいなって思う。
REI すげえな……。
──歩くことへのモチベーションがすさまじいですね。
HAYATO そんな感情になったことないよ(笑)。
EIKU 僕はスキルというか、車が欲しいです。
REI いいね!
TETTA それはさあ、YouTubeの企画にしようよ。買うとき絶対言って? 行くから!
EIKU 言わないよ!(笑)
TETTA カメラあったほうがいいじゃん! おいしいのに……。
EIKU 僕、運転するのが好きなんですよ。だから自分の車を持って、実家に帰りたいなって。親に「車買ったよ」って見せたいです。それくらい飛躍できる年にしたいなと思います!
KENSHIN 僕はいろんなコンテンツを観たいですね。ドラマと映画と……あとは、いろんな人のライブに行きたいです。ほかのアーティストさんのライブに行くと、たくさんの発見があってとても勉強になるんですよ。それがめっちゃ楽しくて。
TETTA わかる。
KENSHIN 春にはホールツアーもありますし、いろんなライブを観て、いろんな刺激を吸収できる1年にしたいですね。
ライブ情報
ONE N' ONLY「ONE N' LIVE 2023 ~Departure~」
- 2023年5月1日(月)愛知県 日本特殊陶業市民会館
- 2023年5月7日(日)東京都 東京国際フォーラム ホールC
- 2023年5月21日(日)大阪府 堂島リバーフォーラム
プロフィール
ONE N' ONLY(ワンエンオンリー)
スターダストプロモーション所属の男性ダンス&ボーカルグループ。メンバーはTETTA、REI、EIKU、HAYATO、KENSHIN、NAOYAの6人。2018年4月に初ライブを行ったのち、10月にはデビュー前にもかかわらず東名阪Zeppツアー「ONE N' ONLY ~EBiSSH×SBC~ Zepp Tour 2018」を開催し、成功を収めた。11月にシングル「I'M SWAG」でCDデビュー。2019年5月に発売した2ndシングル「Dark Knight」ではオリコン週間シングルランキングおよびビルボードのチャート「Billboard JAPAN HOT 100」で首位を獲得した。2020年4月に1stアルバム「ON'O」をリリース。グループのTikTokアカウントは日本のみならず世界各国から反響を集め、フォロワー数は日本人音楽アーティストとしては最多の500万人超えを記録。2022年2月には1st EP「YOUNG BLOOD」をリリースし、7月にはブラジル・サンパウロで初の海外公演を成功させた。2023年に結成5周年を迎え、1月に連続リリース企画の第1弾として、「YOU???」を配信リリースした。
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