ONE N' ONLY「YOU???」インタビュー|これまでとこれからの出会いに胸高鳴らせ “一番熱く盛り上がる”5周年イヤーへ

ONE N' ONLYが1月18日に新曲「YOU???」を配信リリースした。

2023年に結成5周年を迎え、これを記念した5大プロジェクト「5 N' 5(ファイブエンファイブ)」の実施を発表したワンエン。「YOU???」はこのプロジェクトの第1弾となる5カ月連続新曲リリースの幕開けを飾る楽曲で、さわやかなサウンドに乗せて“運命の出会い”に高鳴る心情が歌われている。

日本のみならず海外へも活動の幅を広げ、飛躍の年となった2022年を経て、5周年イヤーを駆け抜けようとするONE N' ONLYが今胸に抱く思いとは? 音楽ナタリーではメンバーにインタビューし、年末年始の活動から新曲の話題に至るまでを6人に語り合ってもらった。

取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 梁瀬玉実

全部言うTETTA

──2022年のライブ納めとなったクリスマスライブ「ONE N' LIVE 2022 Holy Night ~Merry XmaSWAG~」が終わったばかりなので、まずはその感想から聞かせてもらえたらと思います(取材は12月末に実施)。

HAYATO クロストークで感想を言っていこうか。

TETTA 「SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)に愛を伝える」ということを大事にしたライブでしたね。年に1回のクリスマスライブなので、楽しくポップな感じにできたらいいなって。オープニングで巨大なプレゼントボックスの中から登場する演出を提案して実現してもらったり、着ぐるみを着て「YOUNG BLOOD」や「Category」を踊ったりもしたので、けっこうインパクトを与えられたかなと思います。あとはハンドベルもやりました!

TETTA

TETTA

NAOYA 全部言うじゃん……全然クロストークじゃない!(笑)

TETTA あと、アンコールで……。

REI あと!?

HAYATO もう、全部言うな!(笑)

TETTA アンコールでSWAGのみんなに愛を届ける新曲を披露しました! 今回衣装もね、NAOYAが担当してくれて。めちゃくちゃてんこ盛りです。

NAOYA これまでで一番メンバーが関わらせてもらったライブだったよね。セットリストも僕らがほとんど考えたんです。ボーカル3人がソロで歌った曲は、それぞれが歌いたい曲を選んで。

──REIさんが桑田佳祐さんの「白い恋人達」、EIKUさんが山下達郎さんの「クリスマス・イブ」、TETTAさんがBoAさんの「メリクリ」をカバーしていましたね。

REI 「白い恋人達」は、TETTAが僕に教えてくれた曲なんです。清水翔太さんのカバーバージョンをTETTAが歌ってくれたときに「いい曲だな」と思って、それをきっかけに桑田さんのオリジナルバージョンをしっかりと聴いて改めて「めちゃくちゃいい曲だな」って。そういう経緯もあって思い入れが強かったから、「ソロで歌うならこの曲だな」と、前々から歌い込んでいた曲だったんです。

REI

REI

TETTA REIの伸びやかな声に合ってるよね。僕はREIの後ろで踊らせてもらったんですけど、サビの力強い感じもめちゃくちゃよかったです。

EIKU 僕が歌った「クリスマス・イブ」は、苗字が同じ山下ということもあって……。

KENSHIN 理由、そこなんだ!?

EIKU 山下達郎さんと山下永玖! そのつながりもありましたし(笑)、クリスマスといえば?と考えたときに、この曲が真っ先に出てきたので。キー的にも、自分を魅せることができる高さなので、この曲を選びました。

TETTA 僕は女性の歌を歌いたくて「メリクリ」にしたんです。これまで歌ったことはなかったんですけど、サビの高音が歌っていて気持ちよかったです。HAYATO、KENSHIN、NAOYAのダンサーチームが踊ってくれて、よりいいものにできたと思います。

ONE N' ONLY

ONE N' ONLY

ハンドベルは正直ですね

NAOYA あと今回のクリスマスライブ、1曲目に「My Love」を持ってきたのが僕的には大きくて。「My Love」はいつもなら最後のほうやアンコールにやる曲だけど、SWAGに愛を伝える日だからどうしても最初にやりたいって自分が提案したら、その意見が採用されたんです。

──そうだったんですね。

NAOYA 1曲目が「My Love」に決まったところから、衣装のスタイリングも組み上げていきました。クリスマスは特別な日だし、僕たちにとってSWAGは大切な人たちなので、とびきりのラブを届けたいという思いからピンク色のセットアップをメインにして。タートルネックはみんな好きだと思うので、クリスマスカラーの緑のタートルネックをインナーにして、クリスマスローズというお花を胸ポケットに挿してみました。

NAOYA

NAOYA

──オープニングの「My Love」のほかに、印象的だった場面はありますか?

REI あります。アンコールでハンドベル演奏に挑戦したときのHAYATOくんです!

NAOYA 今回の挑戦でわかりましたもん。HAYATO、ダンスは自信あるけどベルは自信ないんだなって。

一同 あはははは!

TETTA ベルの音の大きさがすべてを物語ってました!(笑)

HAYATO いやあー、ハンドベルは正直ですね!

NAOYA 昼の部はまだマシで、夜の部はホントにひどかったので、もう笑いに持っていきましたもん。

KENSHIN 「もう無理だ!」ってね(笑)。

HAYATO 最初は真剣だったんですけど、1回ミスったら面白くなっちゃって……(笑)。次回リベンジしたいなと思います!

NAOYA いいよ! だって絶対笑うもん!

EIKU 笑うし、自信ないでしょ?

HAYATO 1年かけて練習してリベンジします!(笑)

──雪だるまやクリスマスツリーの着ぐるみ姿でゴリゴリに踊るコーナーも、恒例にしてほしいくらい面白かったですね。

NAOYA 面白かったですよね!

KENSHIN クリスマスだし「普段のライブでできないことをやろう」という話になったとき、僕らの攻撃的な代表曲をあえて着ぐるみでやるっていうのもアリなんじゃないかなと。それぞれのコスチュームもキャラに合っててよかったんですけど、僕のクリスマスツリーはめちゃくちゃ大変でした! 顔の部分が丸くくり抜かれてるだけなので、動くと顔が埋まっちゃって(笑)。

HAYATO 近くに来ると笑っちゃって、こっちもマジでキツかったよ!

TETTA REIのプレゼント、KENSHINのツリー、EIKUの雪だるまはヤバかった。

KENSHIN 一番カマしてたのはEIKUの雪だるまですね。

TETTA 横通るたびに必ずぶつかるんだもん!

EIKU めっちゃ幅取るんですよ(笑)。

EIKU

EIKU

KENSHIN だってEIKUが自分のパート歌った瞬間、SWAGめっちゃ沸いてたもんね。面白すぎて(笑)。

新たなSWAGにも会いたい

──そんなクリスマスライブで、結成5周年を記念した2023年の5大プロジェクト「5 N' 5」の実施が発表されました。プロジェクト第1弾「5カ月連続新曲リリース」の1曲目として配信されたのが、「YOU???」というナンバーです。

HAYATO 「YOU???」は曲調が明るくてポジティブな印象なんですけど、ワンエンの楽曲としては新鮮な感じがします。僕らの身近な存在であるSWAGへの感謝だったり、「この出会いが運命なんだよ」という思いをストレートに伝えている曲ですね。「you you you?」「do do do?」と言葉が繰り返されるフックがすごくキャッチーなので、「ライブで盛り上がったらいいな」と想定してレコーディングしました。

NAOYA 最初に聴いたときから、めちゃくちゃライブ映えする曲だなと思ってたよね。

TETTA EDM調だけど、どこか懐かしさも感じる曲調なんですよね。サビの歌詞も「you you you?」「do do do?」でわかりやすいですし、めちゃくちゃ耳に残ります。1回聴いただけで口ずさめるような曲なので、TikTokとかでもたくさん使ってほしいです。

HAYATO KENSHINがずっと歌ってたよね。レコーディング前から。

KENSHIN 耳から離れなくて。僕がたくさん歌うってことは、この曲は間違いなくキャッチーです!

KENSHIN

KENSHIN

NAOYA 普段からいろんな曲めちゃくちゃ口ずさんでるじゃん(笑)。

KENSHIN いや、俺が世間の皆さんと一番感覚が近いかなと思って(笑)。

HAYATO 連続リリースを通して新たなSWAGにも会いたいっていう気持ちがあるので、「YOU???」のサビのフレーズは、僕らの思いにもすごくフィットしている部分があって。そんなメッセージも込めながらパフォーマンスして……5月には初のホールツアーも待っているので、そこでまたSWAGの輪が1つ大きくなっていたらいいなと。なので、「YOU???」は連続リリースの1発目にふさわしい曲なんじゃないかなって思います。

HAYATO

HAYATO

──まだ見ぬ“あなた”に向けても歌っているから、「YOU???」と書いて「ユーユーユー」と、3倍読むんですね。

TETTA そうです!

HAYATO you, you, you!