ナタリー PowerPush - 乃木坂46

生駒・桜井・橋本が思う「ライブのあり方」 メンバーが副音声でライブ解説

乃木坂46が初のライブDVD / Blu-ray「1ST YEAR BIRTHDAY LIVE 2013.2.22 MAKUHARI MESSE」をリリースする。本作には昨年2月22日、千葉・幕張メッセイベントホールで行われたデビュー1周年記念ライブの模様を収録。当日は2012年2月のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」から当時の最新シングル「制服のマネキン」までの4作品に収録された全24曲に、のちに5thシングル収録曲として発表される新曲「君の名は希望」「13日の金曜日」「シャキイズム」を加えた全27曲が約3時間にわたり披露された(参照:乃木坂46、デビュー1周年で全曲ライブ&新曲も初披露)。このDVD / Blu-rayでは2013年2月時点での乃木坂46の集大成と呼べるライブを、映像作品としてじっくり楽しむことができる。

乃木坂46は今年2月22日、会場を神奈川・横浜アリーナに移しデビュー2周年ライブを行う。彼女たちはすでに7枚ものシングルを発表しており、この日のライブでは現時点での持ち曲42曲をすべて披露する予定だ。そこでナタリーではメンバーの生駒里奈、桜井玲香、橋本奈々未にインタビューを実施し、映像作品化された1周年ライブを振り返りつつ来たる2周年ライブへの意気込み、さらには「乃木坂46におけるライブのあり方」について語ってもらった。

さらに特集後半では、乃木坂46のメンバーがライブDVD / Blu-ray「1ST YEAR BIRTHDAY LIVE 2013.2.22 MAKUHARI MESSE」を観ながら感想を語る副音声動画も紹介。ぜひDVD / Blu-rayとあわせて楽しもう。

取材・文 / 西廣智一 撮影 / 笹森健一 企画 / 富樫奈緒子

1stライブDVD副音声企画 [ナタリーPower Push特別企画] スペシャル動画公開中!

 
mixiチェック

経験の足りなさを痛感した1周年ライブ

──デビュー記念日にそれまでに発表した全楽曲をライブで披露すると聞かされたとき、皆さんどう思いましたか?

左から生駒里奈、桜井玲香、橋本奈々未。

橋本奈々未 1年前はまだあんまりライブをしたことがなかったので、ライブで何を大切にしていかなきゃいけないかとか、ライブで何が求められてるのかとか、あまりわかってなくて。今考えるとすごくもったいないと思いますね。

桜井玲香 私は最初、バースデーライブっていうものがどういうものなのか自分の中で理解できていなくて。最近やっと、2周年ライブが近付いてきてバースデーライブとほかのライブとの違いを明確に理解できたというか。あの頃はただ一番大きい会場で、特効とか会場内を動き回るトロッコとか今までやったことがないような演出のライブがやれるってことが単純にうれしくて、すごい興奮した記憶があります。

生駒里奈 うちは1つの区切りになるのかなって思いました。「私たちはこういうことをしてきたんですよ」っていうシングルごとの変化をこのライブで一気にお見せできるのがいいなって。

──しかも1年間の歴史をただ振り返りながら見せていくだけではなく、1年前からどれだけ成長したかも見せることができるわけで。

生駒里奈

生駒 うーん。正直「これくらい成長しましたよ」ってことをアピールするよりも、まずはちゃんとお見せできるライブを作らなきゃっていうことに必死で。そこまで余裕がなかったというか、たどり着けなかったんです。

橋本 私も振り付けとか自分の立ち位置とかを間違えないことに精一杯だった。お客さんに満足してもらえるように盛り上げようというところまで、意識が回ってなかったと思いますね。自分が最低限やらなきゃいけないことを必死に全うしようとしていただけだった気がする。

桜井 余裕がなさすぎてヤバかったですね。例えばゴンドラの上から見る景色が今までと違いすぎて、どこを見たらいいのかわからなくて1人でワタワタした思い出があります。

──それは演出面で初めての経験が多すぎたから?

桜井 そうなんですよね。初めてやることを詰め込みすぎた感じで(笑)。

生駒 そうだね。今まで大きい会場でライブをやったことがなかったから知らなかっただけで、そういう意味では全然経験が足りないんだなっていうことも痛いほど実感したライブでした。

このDVDを過去の記録として観てほしい

──ライブ終了直後に生駒さんと桜井さんには感想を聞きましたが、2人ともすごく達成感があったと口にしていて。それほど大変だったライブだけに、やり切ったあとの充実感は想像以上だったんでしょうね。

桜井 そうですね。でもバースデーライブが最後だったな、終わったあとに達成感を感じたライブは。きっとあのときは何も知らなかったから、あんなに充実した気持ちだったんだろうな。でも今はライブをやるたびに、ダメなところが次々にわかってくる。こうしなきゃいけないってわかってるけど、自分ができないことが多すぎてライブが終わるたびに「ああ……」って落ち込むんですよ。ある意味、ずいぶんと無知だったんだなと思いました。

生駒 うちも玲香と一緒で、バースデーライブが終わったあとが一番楽しかったって思えた。そこから去年1年間いろんなステージに立っても、終わったら「ああ、ダメだった。次はこうしなきゃ」っていう思いのほうが強くて。バースデーライブほどスッキリしたっていうのはないですね。

──橋本さんはどうですか?

橋本奈々未

橋本 私は全然やり切った感がなかったです。実は私、あの日はすごく体調が悪くて。本番が終わったあとにそのまま病院に行って点滴を受けたんです。しかもライブの翌日から「BAD BOYS J」(2013年4~6月に放送されたテレビドラマ)のクランクインで、ドラマの準備をライブのリハーサルと並行してやっていて、すごく忙しかったんですよ。体調は悪いけどライブは成功させなきゃって思いが強くて、実は本番の記憶があまりないんですよね。ただただ必死だった。だから私の場合、初めてやり切ったと思えたのが代々木体育館のライブだったんです(参照:乃木坂46、圧巻の代々木競技場ライブに計2万4000人動員)。

──そうだったんですね。

橋本 この間、特典映像の撮影でライブ本編の映像を観たんですけど、まあみんな視線が泳いでること……っていう感じで(笑)。本当にみんな戸惑いが顔に出てるっていうか、今と比べて自信がなさそうなんです。そこはやっぱり成長したのかな。私はこのDVDを過去の記録として観てほしいな。乃木坂のライブに行ってみたいから下見としてこのDVDを観ようと思ってる人には、これが今の乃木坂とは思ってほしくないです。それくらい、あの頃よりも成長したと思うので。

生駒 うん。これを基準にしてほしくない。

橋本 ライブDVDとして観るよりは、ホームビデオを観る感覚で楽しんでほしい。「え、こいつめっちゃ顔が幼いじゃん。この1年で変わったなあ」って、成長を確認するための映像というか。

生駒 それだったら生駒ちゃん、1年前はめっちゃ髪の毛短いんで。DVDではすっごいボーイッシュなんで、そこからかわいくなった生駒ちゃんをライブ会場に観に来てほしい。

桜井 親心で観てほしいな。

生駒 でも今は1年前より本当によくなってると思うので。

橋本 なってるって、絶対に。

乃木坂46(のぎざかふぉーてぃしっくす)

乃木坂46

2011年8月に「AKB48の公式ライバル」として誕生したアイドルグループ。グループ名の「乃木坂」は最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」、「46」は「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」に由来する。総合プロデュースはAKB48同様、秋元康が担当。全国規模のオーディションにより、3万8934人の応募の中からスターティングメンバーとして33名が選出された。2012年2月にシングル「ぐるぐるカーテン」で待望のメジャーデビュー。オリコン週間ランキングで初登場2位を記録し、20万枚を超えるセールスを記録した。同年5月に「おいでシャンプー」、8月に「走れ!Bicycle」、12月に「制服のマネキン」、2013年3月に「君の名は希望」を発売し、すべてオリコン週間ランキングで初登場1位を獲得。同年5月には2期生が加入した。7月に6thシングル「ガールズルール」をリリースし、50万枚を超える過去最大のヒットを記録。10月に初の写真集「乃木坂派」を刊行し、続く11月には2期生・堀未央奈をセンターに据えた7thシングル「バレッタ」をリリースした。そして2014年2月には初のライブDVD「1ST YEAR BIRTHDAY LIVE 2013.2.22 MAKUHARI MESSE」を発表。同年2月22日には、神奈川・横浜アリーナでデビュー2周年を記念する全曲披露ライブ「2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」を敢行する。