今後の方向性を伝えられる1枚になった

──その選び方で言うと、BTSやSHINeeなどを手がけるCoach & Sendoさんのチームが手がける「PARALYzE DAY」をカップリングとしてチョイスしたのもうなずけます。

耳に残るキャッチーな曲で歌って踊りたいなと思ったんです。さわやかさもあっていいですよね。ジャスティン・ビーバーさんの「Love Yourself」のカバーはちょっと暗めのアレンジです。最初はさわやか路線で攻めようと思ったんですけど、僕は編曲家の方から上がってきたこのアレンジが気に入ったので、当初の予定とは違うけど入れることにしました。結果的に「Love Yourself」が入ったことでシングルとして均衡が保てたと思います。

──「Love Yourself」はみやかわくんが選曲したそうですが、なぜこの曲をカバーすることにしたんですか？

単純に好きな曲だったっていうのと、ジャスティン・ビーバーさんの曲に挑戦してみたかったからです。ジャスティン・ビーバーさんの歌い方や表現の仕方に前から憧れていたので。

──みやかわくんはオリジナルのリリースから時間が経たずにどんどん楽曲をカバーしていくイメージがあるんですが、それはなぜですか？

昔の曲はいつでもカバーできるっちゃできますけど、旬なうちにカバーしたい曲もあるんですよ。鮮度があるうちにカバーするっていうのはある種挑戦ですけど、そういうのが今の僕の気分なんです。

──このカバーも含め、本作は今世界的に流行っているブラックミュージックの要素がある楽曲で構成されたシングルになりましたね。

実は今後は洋楽寄りな音楽に挑戦していきたいと思っていて、その方向性を伝えられる1枚になったかなと思います。次はアルバムを出したいなと思っていて、それに向けての1枚になりましたね。

ツアーでは進化したみやかわくんを届けます

──初回限定映像盤には「secret blue 2018」の映像を収めたDVDが付いていますね。

うちのチームはライブに本当に力を入れているので、ライブに来れない人たちにもステージを観てもらいたかったんですよね。次のツアーは前回のツアーで出てきた改善点をブラッシュアップした内容にするので、これより必ずグレードアップしたものが観られるはずです。なので、ツアーに来る方はぜひDVDを観てから来てもらえればと思います。

──10月25日から始まるツアーではDJセットの日と、バンドセットの日があります。

BAND Editionはがっつりしたライブで、DJ Editionは曲数を削ってMCの時間を長めに取ります。昔からリスナーさんとコミュニケーションを取る時間を大事にしてきたので、そういうみやかわくんがお好きな方はDJ Editionへどうぞ。押さない程度にしゃべります（笑）。BAND Editionはがっつり踊って歌いますので、たくさん曲を聴きたい人はぜひそちらに。

──ツアーファイナルはZepp Tokyoですね。過去最大キャパのワンマンライブになると思いますが。

特にZeppは大きいですけど、今回回るところはどこも大きい会場なんですよ。とりあえずツアー初日を成功させられるようにメンタルを鍛えたいです（笑）。会場が大きい分、緊張しそうなので。今回のツアーは実力をどこまで試せるかっていう、自分にとっての挑戦の場になると思っています。前回より進化したみやかわくんを届けるので、ぜひ会場に足を運んでください。