M!LK|M!LKに捧げた青春の行方 アニバーサリーソングに込めた僕たちの5年間

吉田仁人のモノローグ

M!LK5周年に際し、リーダー・吉田仁人が抱くグループへの思いとは。

吉田仁人

今まで5人のときも4人のときも常に楽しいなという感覚はあったけど、プロとして、アーティストとして活動していくうえでのメンバーの意識が、今は一番高いなと僕は感じています。パフォーマンスの強化レッスンや、持ち曲の精度を上げていく作業も活発にしていて、曲に対する意識もすごく高い。以前は、それぞれのメンバーがいろんな方向を向いているのがいいねと言われていたM!LKだったけど、今のM!LKはみんな自由ではあるけど、1つ同じ場所を真っすぐ見つめている。それがグループとしてあるべき姿なのかなと思います。気付くのに時間はかかっちゃったけど、今のM!LKは純粋に最高です。

こうしてメンバーがまとまったきっかけを考えると、やっぱり去年の5月の出来事が大きいと思います。メンバーが抜けるということは僕ら1人ひとりにとっても悲しいことだし、何よりみ!るきーずを悲しませてしまうこと。み!るきーずをこれ以上悲しませたくないと思ったし、同時に「み!るきーずを悲しませないって、どういうことだろう?」と考えました。1つひとつのライブを大事にすることや、グループとしてさらに大きくなっていくことがみ!るきーずのためにできることだと思い至った、5月から8月の新体制発表までの4カ月で4人はすごく成長したと思う。そして、新たにM!LKに入ってくれた柔太朗と舜太、琉弥の3人はそこから一気に追い付いてくれて、今は7人が同じラインに立ち、基礎ができあがった感覚があります。今回「ERA」を出せたのは、7人の基礎ができあがったからこそなんじゃないかな、という思いもすごくあるんです。

山中柔太朗

メンバーそれぞれについて僕の思いを言うと、まず柔太朗はすごい善人。すごく柔軟にいろんな人の意見を取り込むし、信じる。そして「その人のために何かやってあげよう」って、誰にでも優しくできる人。心に余裕があって、「何が彼をそうさせているの?」と考えてしまうくらい周りが見えていて、まじめですごい。僕もよく相談に乗ってもらうし、とにかくプロ意識がずば抜けてる。でも、ライブのMCなんかではかわいらしい部分が出ているし、面白い。魅力的な人間だなと思います。柔太朗のM!LKの中での役割をひと言で例えるなら“寮母”。メンバー1人ひとりに対してのカバーやフォローがすごくできるし、とにかく人のために動いてあげられる人だから、信頼できる。そんな感じがしますね。

曽野舜太

舜太は、まず役割から言うと“情熱”や“熱量”という感じ。あと、めちゃくちゃポジティブ。反省会をするとき、普通に話していると「ここをこうすればよかったね」みたいな反省点ばっかり挙がるんです。でも、舜太は「ここはできてたよね」と、前向きな発言をしてくれる。舜太は自分のイメージカラーにハッピーレッドという名前を付けたけど、本当にいい名前付けたなって思います。あと、彼はなんでも一生懸命やるし、悔しかったら悔しいと言うし、わからなかったらすぐに人に聞ける。そういうところを見ていると、一番男らしいかもしれないとも思います。「俺はM!LKにかけてるんで」と、当たり前に言えるんですよ。そういう実直さが男らしい。常に本気。実は僕、柔太朗と舜太と琉弥のイメージカラーを決めるとき、舜太には“戦隊モノのセンター”とはひと味違う、新しい赤を担ってもらいたいと思っていたんです。でも、舜太はまんま戦隊ヒーローの赤だった(笑)。それ以外考えられない、絶対的な赤。そこは、いい意味で見当違いでした。舜太の熱量に僕らも助けられている部分があるので、感謝したいです。

宮世琉弥

琉弥はいまだにわからないことがたくさん!(笑) そこが彼のよさというか、どこかベールに包まれた部分があるから引き込まれるものがあるなと思う。琉弥はまず14歳でM!LKに入ろうと思ってくれたことがありがたいし、根性があって、肝が座ってるなとも感じます。すごく人懐っこくて懐に入るのがうまいし、そういう怖いもの知らずなエネルギーが、M!LKを前に進めてくれる要因の1つになっているなと思う。成長期真っ只中だから、自分の中で悩むこと……僕も同じ年頃のときにあったんで、きっとあると思うけど、それでも一生懸命にやってくれていることに感謝です。彼の役割を言うなら、まんま“末っ子”。いろんなものに興味を示すし、恐れずにやってみるし。そういう姿勢に、自分たちも負けてられないと思わされる。ずっとかわいらしい琉弥のままでいてほしいな。

板垣瑞生

瑞生はもう、意味がわからない。出会った7、8年前からずっと意味がわからない(笑)。今こうやって仲良しになれているのが自分でも不思議なくらい。でも、本当に面白いんですよ。MCでも急に突拍子もないこと言うけど、みんなを盛り上げるときはしっかりと上げてくれるし。最近彼は、よく「ロックだ、ロックだ」と言ってるんだけど、なるほどなと。彼の体に通っている血の色が、だんだんわかってきました(笑)。あと瑞生は見た目すごく大人っぽくて「まだ19歳?」と思うけど、中身は19歳以下(笑)。人懐っこいけど、甘え方を知らなかったり。そういうところがずっと変わらなくていいなって。瑞生の“わけわからなさ”が、変幻自在なM!LKの核になっているというか、魅力になっているんですよね。自分を貫き通すキャラはとても素敵だと思うので、変わらないでいてほしい。瑞生のM!LKの中での役割は、まんま“板垣瑞生”。「俺は俺だから我が道を行くよ」っていう。それが結果としていい方向に向かっているから、M!LKはラッキーです(笑)。

佐野勇斗

勇斗は素晴らしいよ。もう、M!LKの母。とにかくM!LKのことが好きで、どんな現場に行っても必ず僕らのところに帰ってきてくれる。彼の内側からにじみ出る愛がすごく伝わるし、それをみ!るきーずも感じ取ってくれているから、ずっと変わらず付いてきてくれるんだと思う。イメージカラーに“ピーチヒップピンク岡崎”とかいうふざけた名前付けましたけど(笑)、それだけ地元愛も強いし、家族のこともすごく好きだし。とにかく勇斗はM!LKがどうなりたいかっていう理想を明確に掲げて、もしそれを阻むものがいたら全力で立ち向かう人。自分の力のすべてを使ってM!LKを持ち上げたいと思ってくれているので、本当にすげえヤツだなって思います。尊敬できる人。未来へのビジョンが明確にあるからグループにとってなくてはならない存在だと思うし、これからもそのままでいてほしいなと思います、本当に。

塩﨑太智

太智はそのときどきで姿を変えていて本当にすごい(笑)。グループを組む前からダンスがピカイチで大騒ぎするキャラも面白くて。騒いでも「うるさいな」とならない人ってそうはいないと思うし、「愛くるしいな」と捉えられる雰囲気を持っているのは太智ならではの個性。M!LKにとっても、ライブのテンションの基準になっているようなメンバーです。基本的にはすごくありがたいなと思うけど……彼が高校1年生のとき、急に“敬語期間”みたいなのがあって。何をするにも「吉田さん」「佐野さん」って、敬語で話しかけてくる。そのときはうっとうしかったですね(笑)。でも今は本当に、すごくM!LKのことを考えてくれていて。彼の今の存在は石田三成のようだなと思っているんですけど、「これをやるべき、これはやらなくていい」と、冷静に並べてくれるんです。太智の頭の切れ方に救われる場面はたくさんある。M!LKの肝を担いつつ、いつまでも無邪気でピュアなままでいてほしいです。

僕は4歳からダンスをやっていて、ずっとテレビの中の世界に憧れて生きてきた人間なので、今やっている職業がやりたい職業だった。それはすごく幸運なことで、家族にも感謝しなければと思っています。まだまだ未熟な部分ばかりだし、未完成すぎる自分がいるから自分のことを振り返るのは苦手なんですけど……だけど、そのときどきで「俺はこうあるべきだ」と、何かを信じて戦っていたなと思います。だからすごく頑固だと周りの人にも言われてきましたし、そこはずっと変わらないかなと思う(笑)。今の自分も来年の自分が見たらすごく嫌いな自分なんだと思うけど、そうじゃなきゃいけないなとも思います。M!LK、5人が4人になって3人が入ってきて、自分がリーダーになって……僕の中で、よりメンバーとみ!るきーずの大切さがわかったような感覚があります。いつかのライブのMCでも言ったけれど、6人のことがめちゃくちゃかわいいんです。「本当に手のかかる子たちね」っていう感じ(笑)。だし、み!るきーずには絶対的な信頼を置いている気持ちがある。みんなユーモアがあるし、テンション上げるときはめちゃくちゃ上がってくれる。応援する・されるという関係性って特別で、だからこそ大事にしなきゃなって、より意識が深まった感覚があります。本当にいつもありがとう。

って、それぞれのメンバーのことを言いましたけど、こんなバラバラな個性の人たち、よく集めたなって感じですよね(笑)。この中の1人に出会っただけでも十分に「面白い人生でした」って言えるくらいなのに、6人もいるから胃もたれですよ。「ありのままでいいんだ」って(笑)。こんな変な人たちが7人も集まることないと思うし、なんというか……くらだないことでみんなが嫌われてほしくない(笑)。だから、真面目な僕は注意もするし、厳しいこともみんなに言っていこうと思います。M!LKがもっと愛されるために。

M!LK

ライブ情報

変幻自在、ズバッとM!LK+6
  • 2019年12月11日(水) 愛知県 ElectricLadyLand OPEN 18:30 / START 19:00
  • 2019年12月13日(金) 宮城県 darwin OPEN 18:00 / START 18:30
  • 2019年12月24日(火) 福岡県 BEAT STATION OPEN 17:00 / START 17:30
  • 2019年12月25日(水) 北海道 cube garden OPEN 16:30 / START 17:00
  • 2019年12月27日(金) 大阪府 BananaHall OPEN 17:00 / START 17:30
  • 2019年12月28日(土) 東京都 渋谷ストリームホール [1回目]OPEN 14:45 / START 15:30
    [2回目]OPEN 17:45 / START 18:30
M!LK SPRING LIVE TOUR 2020
  • 2020年4月5日(日)北海道 Zepp Sapporo
  • 2020年4月11日(土)大阪府 Zepp Namba
  • 2020年4月12日(日)愛知県 Zepp Nagoya
  • 2020年4月19日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
  • 2020年4月25日(土)宮城県 SENDAI GIGS
  • 2020年5月5日(火・祝)東京都 Zepp Tokyo
  • 2020年5月6日(水・振休)東京都 Zepp Tokyo