音楽ナタリー Power Push - M!LK
疾走するM!LK 5つの個性が見つめる先
濃かったです。休む暇なし。楽しかった。
──2016年のM!LKの活動はいかがでしたか。
瑞生 2016年はあっという間に過ぎていきましたね。佐野くんがドラマに出たり、激動の1年だったなあって。「激動の1年だった」って、2015年も言った気がするけど(笑)。でも、「2017年も激動の年にしたいね」っていうのは、みんなで話しているんですよ。
仁人 去年はM!LKにとって初めての出来事が多かったよね。初めてのワンマンライブ(参照:“み!るきーず”と目指せ武道館!M!LK、初ワンマンツアー大成功)だったり、初めてのファンミーティング(参照:サプライズに生着替え!M!LK、2周年記念「牛乳スーパー会議」でファンに感謝)だったり。濃かったです。休む暇なし。楽しかった。
悠稀 なんか俳句みたい(笑)。
──グループにとって、特に大事だった出来事は?
瑞生 やっぱりワンマンライブだよね?
悠稀 うん。ワンマンライブで考え方が本当に変わったなって思いました。みんな意識が高くなったと思う。それまでのライブはほかのアーティストさんやEBiDANの先輩たちと一緒のイベントだったけど、大きな会場に自分たちを観るためだけにお客さんが集まってくれるのは初めての経験だったから「もっとがんばらないと」って思ったし、チーム力も上がりました。
──12月に行われた結成2周年記念のファンミーティングはいかがでした?
太智 曲もたくさん披露できたし、初めてコントやカラオケ大会をやったり、僕らの新しい一面を観てもらえたんじゃないかなと思います。3周年もやりたいね! あと、ファンの皆さんが本当にたくさん来てくれて驚きました。僕、「お客さん3人くらいかな?」と思ってたんだけど……。
仁人 メンバーより少ないじゃないか(笑)。
──また2016年の後半は勇斗さんが「砂の塔」に出演するなど個々の活躍も大きなトピックでしたよね。それぞれの活動がグループにいい影響を与えているという実感はありますか?
瑞生 佐野くんがドラマに出てから、リリースイベントに来てくれる人が増えた実感はすごくあります。「和樹お兄ちゃん」(ドラマでの佐野の役名)ってすごいんだなって。もうみんなのお兄ちゃんですよ。M!LKでも、最年長としてみんなを引っ張ってくれるし。
太智 ライブを観に来てくれる方の年齢層も広くなりました。
勇斗 どこでも「お兄ちゃん!」って呼ばれますね。
悠稀 年配のお客さんからも「お兄ちゃん」って言われてたよね。
瑞生 僕、佐野くんと間違われて一度「和樹!」って呼ばれたよ(笑)。
太智 でもさ、これは当たり前のことではないから。すごくラッキーなことだと思って、気を引き締めないとだよ。
瑞生 なんというか、「疾走ペンデュラム」の曲調がこれまでの僕らの曲とは少し変わったこともあると思うけど、いろいろなことが変化してきているなっていう感覚があるんですよ。
──確かに、「疾走ペンデュラム」は今までの“かわいいM!LK”があまり出してこなかったカッコよさのある曲ですね。アニメ(テレビ東京系「遊☆戯☆王ARC-V」)のテーマ曲に決まったことも大きい?
太智 それがなかったら、新曲もこれまでのようなかわいさのある曲になっていたと思います。
仁人 今までのM!LKの曲はポップで元気な感じだったので、「疾走ペンデュラム」で新たな一面を見せられることにドキドキしたよね。「カッコいいM!LKを観たら、お客さんはどう思うのかな?」って。
疾走感ってなんだろう?
──「疾走ペンデュラム」をパフォーマンスするうえで、意識していることはありますか?
太智 今までの楽曲だとダンスはテンションで乗り切れるようなところもあったんですけど、今回は曲調にしっかりと合わせて、カッコよく見せるところはビシッと見せることを意識しています。固めるところはきちんと固める、っていう感じ。あとレコーディングでは「疾走感を出して歌って」って言われたよね。
瑞生 「疾走感ってなんだろう?」って考えながら、試行錯誤しました。
──かなり早口で歌うパートもありますよね。
太智 そこは僕と勇斗ですね。テンポが速くて、なかなかろれつが回らなくて大変でした。
勇斗 ホントにこの曲は滑舌が大事だし、歌うのが大変です。でも、ファンのみんなはこの曲が流れると「おおっ!」て反応してくれるよね。すでに人気というか。
太智 とにかく、重く感じない歌い方を意識しました。
悠稀 テンポが速いから、僕は歌が先走らないように気を付けて歌ってます。レコーディングのときはクリック音を大きくしてもらいました。
瑞生 僕はクリック音下げ目でフィーリングで歌って……だから何回も録らなきゃいけなくなったんですけど。
仁人 いや、そこはクリック音上げてよ(笑)。
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- ニューシングル「疾走ペンデュラム」2017年1月11日発売 / SDR
- TYPE-A / 1080円 / ZXRC-1086
収録曲
- 疾走ペンデュラム
- 逢い
- TYPE-B / 1080円 / ZXRC-1087
収録曲
- 疾走ペンデュラム
- Milky Snow
- TYPE-C / 1080円 / ZXRC-1088
収録曲
- 疾走ペンデュラム
- Good Morning Mr.Misstake
- Mow Mow DREAM ~超B!Gな牛になりたい~
- 2017年3月22日(水)宮城県 Rensa
- 2017年3月25日(土)福岡県 DRUM LOGOS
- 2017年3月30日(木)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
- 2017年3月31日(金)愛知県 Zepp Nagoya
- 2017年4月15日(土)大阪府 Zepp Namba
- 2017年4月30日(日)東京都 東京国際フォーラム ホールC
M!LK(ミルク)
スターダストプロモーションの恵比寿学園男子部、通称EBiDANに所属する若手俳優によるボーカルダンスユニット。メンバーは板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、山﨑悠稀、吉田仁人の5人。2014年11月に東京・日本青年館で行われたEBiDAN 39 & KiDSの単独公演で初パフォーマンスを披露した。2015年3月に「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。同年8月に2ndシングル「反抗期アバンチュール」を発表する。また12月には山崎と吉田が「ハルキ&ジント from M!LK」名義でシングル「僕のとなり / だる恋。」をリリース。2016年5月には東名阪を回る初のワンマンツアー「ようこそ M!LK牧場へ」を開催した。なお佐野勇斗がTBS系連続ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」、板垣瑞生がNHKの大河ファンタジー「精霊の守り人」に出演するなど、メンバーは演技の分野でも活躍。2017年1月に5枚目のシングル「疾走ペンデュラム」を発表した。