「栃フェス2016」の出演者紹介1

グッドモーニングアメリカ / アルカラ / Brian the Sun / Suck a Stew Dry / SHIT HAPPENING

──栃フェスの出演アーティストがすべて発表されましたが、かなり面白いラインナップになりましたね。

岡田　ですね。昨年もそうでしたけど、出演者は完全にメンバー4人で決めています。自分たちに縁があるバンドにどんどん声をかけていく感じで。

高津戸　ただ、昨年は仲のいいバンドと楽しくやりたいっていう気持ちが強かったんだけど、今年はフェスとしても成長させていかなくちゃいけないと思っていたので、チャレンジ的な意味でお声がけさせていただいた方もいて。日程的にタイミングが合わないこともけっこうあるんですけど、しぶとく愛情を伝えて口説いていきました。結果、本当にいいバンドがそろったと思いますね。

──今年出演するそれぞれのバンドに対してひと言ずつ、主催バンドとしての思いを聞かせていただければと思うのですが。

高津戸　はい。まず今年初めて出てもらえるグッドモーニングアメリカは僕らのことをすごくかわいがってくれていて。先輩バンドではあるんだけど、シーンの中で一緒に戦っている気持ちもあるバンドです。日本武道館に立ったバンドが栃木市に来てくれるっていう部分でも、お客さんはきっと喜んでくれるんじゃないかな。ベースのたなしんさんが何をしてくれるのかにも期待です（笑）。

山下　アルカラは、前日に「COMIN'KOBE16」でのライブがあるのに栃フェス初出演を快諾してくれたんですよ。めっちゃ愛を感じました！

高津戸　アルカラは10年来の付き合いがある先輩バンドです。とにかくライブがすごいバンドなんで、（稲村）太佑（G, Vo）さんのMC含めて楽しみです。

岡田　同じく今年初出演してもらうBrian the Sunに関しては、実は2回くらいしか対バンしたことがないんですよ。ただ、2度目に対バンしたときの打ち上げでかなり仲よくなることができて。

渡辺　最初は近寄りがたい雰囲気があったけど、いざ近寄ってみたら……。

高津戸　ほんとにいい子たちだったっていう。

岡田　めっちゃいいヤツら。ライブもかっこいいし。なので、今年のラインナップを決めるときも、すぐに名前が挙がりました。

──2年連続出演のアーティストも複数いますよね。

高津戸　はい。Suck a Stew Dryは去年、ものすごく愛にあふれたライブをしてくれたので、今年も期待したいですね。ボーカルのシノヤマ（コウセイ）くんはずっとお酒を飲んで楽しそうにしてくれてたので、今年は1発目にライブしてもらおうかな（笑）。

岡田　すぐ飲み始められる出演順に（笑）。

高津戸　SHIT HAPPENINGはカッコいい後輩バンドです。去年はオープニングアクトでしたけど、今年はメインアクトとして出てもらいます。

──MAGIC OF LiFE以外では、唯一の栃木出身バンドですよね。

高津戸　そうですね。栃木出身のバンドってたくさんいるんですけど、意外と絡みがなかったりもして。なので、SHITはすごく貴重。今後はもっと若い世代のバンドとも関わっていって、栃フェスに出てもらいたいなと思ってます。

岡田　栃木のバンドシーンを活性化させていきたいもんね。

「栃フェス2016」の出演者紹介2

sumika / 空想委員会 / Rhythmic Toy World / ORANGE RANGE

──sumika、空想委員会、Rhythmic Toy Worldも昨年に引き続いての出演です。

渡辺　sumikaは去年、すさまじいライブをしてくれたんですよ。ライブ中ずっと感動してました。

山下　年齢も近いし、昔からの付き合いだからお互いのバンドの状況とかもわかりあってる感じがあって。だから去年MCで話してくれたこともすごく響いてきたんですよね。

高津戸　うん。「一緒にがんばってきて、あきらめなくてよかったよな」っていう。今年のステージにも期待してます。

岡田　空想委員会はもう単純に大好きなバンド。なんて言うか、すごく純粋に音楽をやってる感じなんですよ。

高津戸　そうだね。「俺らは楽しいから音楽やってる」みたいな。そういう姿勢がリスペクトできます。去年は事情があって打ち上げに参加してもらえなかったので、今年は絶対に出てもらおう。

山下　栃フェス参加の絶対条件として、打ち上げへの強制参加を掲げようか（笑）。打ち上げもめちゃくちゃ楽しいんで。

高津戸　Rhythmic Toy Worldに関しては、一緒にGIFT MENっていうバンドを組んだり、もうメンバーの一員っていう感覚ですね。

渡辺　仲のいい兄弟みたいな。栃フェスには欠かせない存在だと思います。

──そしてもう1組、ORANGE RANGEの出演も発表されました。MAGIC OF LiFEとのつながりが見えなかったので、ちょっと驚いたんですけど。

高津戸　実は僕らがDIRTY OLD MENという名前で活動していた頃、事務所の先輩だったんですよ。

岡田　対バンはしたことがなかったんですけど、去年、俺と拓実がレンジさんのライブを観に行ったんです。

山下　そう。そしたら栃フェスのことを知ってくれていて、「出してよ」って言ってくれたんですよね。そこで俺らはもう「言いましたよね？ 今、“出してよ”って言いましたよね！」って念を押して（笑）。で、ちゃんとオファーした結果、OKをいただけたんです。めちゃくちゃうれしかったですよ。

高津戸　レンジは幅広い層に知られていますからね。それこそ、うちのお母さんも大好きなくらいなんで。そういう意味では、栃フェスに来てくれるお客さんの層がグッと広がると思うんで、出演を決めてくれたことはほんとにありがたかったですね。