ほかのメンバーももっと前に出ないといけない

──今回のシングルでは2チームに分かれてユニットバトルを行ってますが、芦崎さんと都築さんがそれぞれのユニットキャプテンに任命されました。率直な感想としてキャプテンが発表されたとき、どう思いましたか？

芦崎麻耶　発表されてすぐは気持ちが引き締まったという感じだったんですけど、ライブが終わってから「大丈夫かな……」って不安に駆られて。私、今までグループの中でもまとめたりするポジションじゃなかったので心配だったんですよ。でも不安よりもやる気のほうが勝っていたのでがんばってみようと思いました。

都築かな　麻耶さんが先にユニットキャプテンって発表されたんですけど、直感的に「これは、私にも来る！」って思いました。でも私もまとめ役ではなかったので不安はありましたね。

──先頭に立ってメンバーを引っ張ることが得意ではないと？

都築　そうですね。いつもみんなに付いていってる感じです。私の場合、あとから加入した後輩っていうのもあってあまり自分からグループをまとめるっていうことはやってきませんでした。でも今回キャプテンというポジションに選ばれたのはちょっとうれしくて。認められたというか期待してもらってるのかなって。いろんな意味があっての今回のユニットキャプテンだと思ってます。

──2人がユニットキャプテンに任命されたのはどんな意味があると思いましたか？

芦崎　やっぱり今までのらぶどるはゆきりん（岩崎）やみーたん（愛迫）が先頭に立って引っ張っていってくれてたと思うんですけど、これからはほかのメンバーももっと前に出ていかないといけないのかなって。

──メジャーデビューしたこともあって、もっと個々に求められることが多くなってきたということでしょうか？

都築　そうだと思います。このユニットバトルで私たちに何かをつかんでほしいということだと思ってます。

先輩、後輩というのはもうない

──実際にユニットバトルというのはどんなことをやってるんでしょうか？

都築　ユニットごとに特典会を行ってるんですけど、そこでのCDの販売枚数で勝負しています。特典会ではいろんな企画をそれぞれ考えてアピールしてるので、メンバー人気ではない部分でどれだけファンの人の気持ちをつかめるかが勝負になってくるなと。

芦崎　3人だけで動くというのは初めてのことだしリーダーを務めていてプレッシャーも感じてますけど、ユニットで過ごす時間が増えたことで今までよりメンバーとの距離が近づいたなって。一体感があるなと。

──ユニットメンバーの構成はどう思いました？

芦崎　私のユニットはみーたんとハルナで、かなちゃんのユニットはゆきりんとゆりりん（佐野）という構成で。正直いい勝負になりそうだなと思いましたけど、本音では怯えてました（笑）。

──メンバー人気がダイレクトに勝敗に影響しますもんね。企画が始まったとき、リーダー同士で何か話し合ったりはしましたか？

都築　お互いに「がんばろうね」って。

芦崎　「負けないからっ！」みたいな感じはまったくなかったです。お互い今後のためにがんばろうねって感じの話をしました。

──芦崎さんのほうが都築さんよりも先輩にあたるわけですけど、そのへんはあまり気にせず？

芦崎　実際、そんなに先輩って感じでもないので（笑）。

都築　グループの中での先輩、後輩っていう位置付けはもうあまりなくて「High Jump!!」のときに取っ払った気がします。