ピグモン？ ガラモン？

その後一行はイベントスペースがある7階へ。「ポップカルチャー」コーナーでは「ウルトラマン」シリーズに登場する怪獣・ガラモンのカラフルな人形を発見したメンバー。「え、ピグモンじゃないの？ ガラモンなんていたっけ？」と話し始める。しかしすぐそばのポップにはこの人形がHMV&BOOKS TOKYO限定カラーのガラモングッズであることが書かれており、彼らはその説明文を読んで納得した表情を浮かべていた。

「ジャパニーズミュージック」コーナーでメンバーは早速話題作をチェック。年末に行われるロックフェス「COUNTDOWN JAPAN 15/16」の出演アーティストの作品が並ぶ特集棚を見つけた木下は「若手バンドもしっかり置いてありますし、フェスに参加する人はここで予習できますね」とコメントした。

HMV&BOOKS TOKYOの考える音楽のジャンル分け

次に馬場氏がメンバーを案内したのは「ジャパニーズラウドミュージック」とカテゴライズされた商品棚。ここで自身のCDも発見し「ああ、よかった。ちゃんと置いてあって」とほっとするメンバーに馬場氏は「新作が出たときには大きく展開しようと思っていますので楽しみにしててください」とメンバーに伝えた。

また「ジャパニーズラウドミュージック」というコーナー分けについて馬場氏は、もともとHMVではパンク、ハードコアというようなジャンル分けをしていたが、1つのジャンルに括れないアーティストが多かったためと説明。「極端に言えばヴィジュアル系のバンドでもジャンル的にラウド系ならこのコーナーに陳列されるケースもあります」とのことで、リスナーのニーズを汲みとった上で、“ジャパニーズラウドミュージック”という言葉をこのコーナーでは使用していることを教えてくれた。

初のトークショーを行うイベントスペースへ

メンバーは12月11日にOVER ARM THROWとトークショーを行うイベントスペースへ。ここはInterFMのサテライトスタジオ「FM897 SHIBUYA STUDIO」の横に設置されたスペースで、アーティストのミニライブや作家のトークショーなどが行われる。このスペースには後方の観覧者にもステージの様子がわかるように大型ディスプレイが設置されているほか、カフェが隣接してあり、リラックスした雰囲気でイベントを楽しめる工夫がなされている。12月11日にOVER ARM THROWとのトークを行う3人は「ここでいろいろ話したら、フロアにいる買い物客もちょっと覗いてくれそうですね。カフェもあるしゆったりできそう」とイベントスペースを下見しての感想を話してくれた。彼らはCDショップなどでミニライブを行った経験はあるが、トークショーを行うのは今回が初めてということもあり、期待に胸を膨らませて見学を終えた。

OATとのトークショーに向けて

最後に3人は、10年以上の付き合いがあり、今回初めて一緒にトークショーを行うOVER ARM THROWについて言及。OATとは初対バンの際に衝撃を受けたとのことで、ツアー経験のなかったOATを自身のツアーに誘い、マキシマム ザ ホルモンを加えた3組で全国各地を回った経験があるという。locofrankはそんなOATが現在も刺激を与えてくれる存在で、切磋琢磨し合う仲間であることも語ってくれた。