Tani Yuuki × ソニー「LinkBuds S」「Xperia 5 IV」|音質やデザインもこだわりたいTani Yuukiが完全ワイヤレスイヤホン&スマートフォンを試したら

Tani Yuukiの楽曲「運命」が、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」(リンクバッズ エス)、スマートフォン「Xperia 5 IV」(エクスペリア ファイブ マークフォー)のWeb CMソングに選ばれた。

「運命」は夢を追う人々へのエールが込められたバラードソング。もともとは片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)への提供曲だったが、Taniによるセルフカバーは彼の最新アルバム「多面態」に収録されており、CMには一部新たにレコーディングし直したバージョンが使われている。

音楽ナタリーではTaniが出演するCMの撮影現場に密着。撮影を控えるTaniに「LinkBuds S」「Xperia 5 IV」を試してもらった。特集後半ではCM撮影の舞台裏を撮り下ろし写真とともに紹介する。

取材・文 / 張江浩司撮影 / 須田卓馬

ソニー 完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」(リンクバッズ エス)

ソニー 完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」(リンクバッズ エス)

LDACコーデック、AIによりあらゆる音源をハイレゾ級(※1)にアップスケールする「DSEE Extreme」対応の小型軽量のワイヤレス型ノイズキャンセリングイヤホン。人間工学に基づいて設計されており、疲れにくく安定した常時装着型のライフスタイルを実現できる。また音声コンテンツを聴きながら、周囲の音も聞こえる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も搭載している。

※1 "DSEE Extreme"ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC / AAC / LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては圧縮音源をLDACで伝送する場合でもDSEE Extremeが無効になる場合があります)。


ソニー スマートフォン「Xperia 5 IV」(エクスペリア ファイブ マークフォー)

ソニー スマートフォン「Xperia 5 IV」(エクスペリア ファイブ マークフォー)

左右均等にフロント配置されたフルステージステレオスピーカーで、「心揺さぶる、神サウンド。」を楽しめるスマートフォン。3.5mmのオーディオジャックを搭載しており、有線でも無線でも高音質なハイレゾ再生(※1)を堪能できる。また動画再生においては、ソニーのテレビ「ブラビア」で培った高画質化技術をスマホに最適化したX1 for mobileによって鮮やかで迫力のある映像美が実現している。

※1 LDAC対応のスピーカー(別売)やヘッドホン(別売)が必要。

「もうハズさない。」を体現した音質

──Taniさんは仕事柄さまざまなイヤホンやヘッドホンを使う機会があると思いますが、「LinkBuds S」のような完全ワイヤレスイヤホンはお持ちですか?

音楽制作のときは基本的にモニターヘッドホンを使うことが多いんですけど、デモを確認したり、最終的なミックスを調整したりするときはスマホにワイヤレスイヤホンを接続して聴くことが多いですね。今はスマホで流したり、イヤホンを使って音楽を聴くことが多いじゃないですか。

Tani Yuuki

──スピーカーの前で正座して聴くようなリスナーは今は少ないですよね。

スタジオのスピーカーでは聞こえている音が、イヤホンだと埋もれちゃうこともよくあるんです。特に低音ですね。なのでワイヤレスイヤホンで確かめて、低音の代わりになるような音を追加したり、ミックスで補強したりという作業が必要になるんです。

──Taniさんはワイヤレスイヤホンをどんな基準で選んでいますか?

まずは音質ですね。低音がちゃんと出るものが好きで。でも、デザインや色も重要ですね。「LinkBuds S」は耳の中に収まり出っ張らない形がスタイリッシュで、実際に愛用しています。

──Taniさんは普段からネイルを塗っていて、ハッシュタグ「#Taniネイル」を付けてSNSでデザインを発信もされていますよね。

ネイルをすると気分が上がるんですよ。例えばライブ中にマイクを握ったときに、不意にきれいな爪が見えたらテンション上がるし、お客さんも見えたら喜んでくれるだろうし。

──そうやって毎日の生活にデザインや色彩を取り入れているTaniさんには、この「LinkBuds S」のカラーがばっちり似合ってます。

そうそう! 実際に愛用しているアースブルーはすごく鮮やかで好きです。ケースもマーブルというか、白の差し色の感じが好きなんです。シンプルな色ももちろんいいんですけど、「LinkBuds S」はカラーバリエーションがあって自分に合わせて選べるのがうれしいですよね。

──ケースや本体の表面には再生素材が使われており、なめらかな質感になっています。お使いのアースブルーには、市場で回収したウォーターサーバーボトルの素材が使用されていて、環境にも配慮されているんです。

そういうところも素晴らしいですね。僕の音楽も自分の思い出を書き起こしたり、昔の曲をリアレンジして再生していくような部分があるので、共鳴します。あと、持ったときの第一印象が「うわ、めっちゃ軽っ!」で(笑)。耳に着けているのも忘れちゃうくらい。持ち運びやすいし、毎日使うからそういうことも大事ですよね。

Tani Yuuki

──本体の重さは各約4.8g、ケースの重さは約35gと、かなり軽量です。イヤホンが耳から出っ張らないので、装着時にイヤホンの重心が自分に近くなるので耳から落ちにくくなっているんですよ。

へー! そうなんですね。以前、別の完全ワイヤレスイヤホンをつけて新幹線に乗ったときに、ポロッと取れて後ろの座席に転がっていっちゃったことがあるんですよ。「最悪だ!」と思って(笑)。僕は手は小さいほうなんですけど、ケースもちょうどいいサイズですね。手にすごくフィットする。全体的に誰でも使いやすくデザインされてるし、スタイリッシュで気分を上げてくれると思います。

──音質面ではいかがですか?

低音がゴリゴリではないんですけど、欲しい部分をちゃんと聴かせてくれるというか。低音から中音域がクリアに聞こえるんですよね。ハイはそんなに強くないからキンキンもしないし。とても聴きやすいと思います。

──いろんな音楽ジャンルに対応しているイヤホンですよね。

そうですね。「もうハズさない。」というコンセプトをちゃんと体現してる音質だと思いました。

「LinkBuds S」で「運命」を聴いてみた

──今回のCMにも使われている「運命」を「LinkBuds S」で聴いた印象はいかがですか?

この曲にはけっこうたくさん低音を入れてるんですけど、音数が少ない部分でもちゃんと聞こえるし、スマホのストリーミングで聴いたら埋もれるような高音も聞こえてきますね。繊細な部分と、迫力が欲しい部分の両方を伝えてくれる感じです。

Tani Yuuki

──特に「運命」の低音はバスドラがドコドコしているようなアタックの強いものではないので、音源の再現性が重要になりますよね。

このバスドラはノイズ的な使い方だったりするので。そういうニュアンスもうまく拾ってくれてると思います。ピアノとストリングスもちゃんと棲み分けされているし、パキッと聞こえますね。

──イコライザーで音質を自分好みにすることも可能です。グラフィックイコライザーで細かく調整もできますし、8つのプリセットから選択することもできるんです。

おお、ホントだ! 「Bright」とか「Bass Boost」とかいろいろありますね。でも、どれも基本的にボーカルが聞こえやすくなっているから、そこがいいですね。「運命」を聴くなら、「Vocal」が一番合っていると思います。以前エンジニアさんに、1kHz周辺が僕のボーカルのスウィートスポットだと教えてもらったので、そこがよく聞こえる設定になっていると思います。

Tani Yuuki

──外音取り込み機能も20段階で取り込み量で調整できるようになっています。

(外音をマックスまで上げて)うわ、外の車の音まで聞こえる! すごい。ノイズキャンセリングを解除したときに、外音がとてもクリアに聞こえるなと思ってたんですよ。外を歩いているときにも音楽を聴いていたいけど、車の気配を感じなかったら怖いじゃないですか。でも、これがあれば安心ですよね。細かくパラメータを調整できるなら、もう「LinkBuds S」だけでいいというか(笑)。用途に合わせてイヤホンを買い換える必要はなさそうですね。

──ほかに「LinkBuds S」でどんな曲を聴いたらよさそうでしょう? 「LinkBuds S」は高性能ノイズキャンセリング機能も搭載されていて、コンテンツを楽しむ際には高い没入感も両立しています。

やっぱり没入感がある曲が合うと思うんですよ。僕の曲なら「Cheers」とか。エド・シーランの「Dive」もよかったです。エド・シーランをすごく近くに感じられました。