周りでかかわってる人も楽しんでくれてる

──そしてアートワークは、非常にかわいらしい仕上がりです。メンバーはジャケットに出てないんですね。

ミキ　出てます。

牛尾　出てまーす。

──……あ！ 本当だ、出てる。

牛尾　めちゃめちゃ運んでますよ、本物のLAMAを。

──「Spell」のビデオクリップでも渋谷の街中にLAMAを連れてくるという無茶がなされてましたよね。ちなみにジャケット写真撮影中のエピソードなどありましたら教えていただけますか？

ミキ　雨が降ってたんです。寒くて。

牛尾　雨がすごく降ってたので、元々撮りたかったロケーションで撮ることができなかったんです。でも、ジャケットに映りこんでるっていうのだけは絶対やりたくて、雨の中傘も差さずに疾走したのを撮ってもらいました。

──シングルリリース時にも、今作の発表タイミングでも、オリジナルステッカーを作ったんですよね。ポップなおまけがあるのもLAMAっぽいと思います。

牛尾　「Cupid / Fantasy」のCD開けてごらんなさいよ。トレイ下をごらんなさいよ。

──……（開ける）。

牛尾　塗り絵でーす（笑）。

ひさ子　かわいい（笑）。

──ホントだ（笑）。LAMAは、期間限定のジャケットを制作するなど、パッケージでも遊び心がありますよね。そういう、盤に対するこだわりもあるんでしょうか？

ミキ　デザイナーさんが楽しんでくれて、そういうアイデアをいろいろ出してくれるんです。LAMAって、周りでかかわってる人も楽しんでくれてる感じはあるんじゃないかな。

“末っ子バンド”LAMA

──ところで、曲を作っていく上でライブでの再現性は考慮されました？

ミキ　作ってるときは考えてなかったです。ライブはまた別で、今絶賛考えてる最中（笑）。まあ牛尾くんが一番大変だと思います。生と打ち込みの音のバランスが大変なのは、私たちも経験上知ってるので、それをうまく調整しながら。

──CDはCD、ライブはライブ、みたいな割り切りがあったんでしょうか。

ミキ　牛尾さまにがんばっていただいて。

牛尾　下っ端は働かなきゃいけないんで（笑）。あっそうそう、気付いたんですけど、このバンド全員末っ子なんですよ。

──そうなんですか。皆さんお兄さんお姉さんがいらっしゃると。

牛尾　そうなんです。だからそれが冠になります。“末っ子バンド”LAMA。

──使わないほうがいいんじゃないですかね……。せっかくカッコいい作品ができたのに。

ミキ　気鋭の末っ子バンド（笑）。

ひさ子　末っ子っぽさがにじみ出てる（笑）。

ミキ　甘え上手な。

ナカコー　おさがりバンド。

一同　あはははは（笑）。