KICK THE CAN CREW|それぞれのソロインタビューで浮き彫りにする 完全復活までの道程

10組が聴いたKICK THE CAN CREW復活作「KICK!」

ファンのみならず、音楽シーンでも熱烈に歓迎されたKICK THE CAN CREWの完全復活。今回は14年ぶりのオリジナルアルバム「KICK!」のリリースを記念して、3人と交流のあるアーティストや著名人、KICK THE CAN CREWの血を受け継ぐ若手ヒップホップアーティストに声をかけ、「KICK!」を聴いた感想やメッセージをもらった。

いとうせいこう(□□□)

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「KICK!」の感想

さすが曲ごとのスケールが、そして全体構成のスケールがでかい!
どれも好きだけど「I Hope You Miss Me a Little」の言葉の乗せ方の細かい工夫が素晴らしいです。盗みたくなる。

KICK THE CAN CREWへのメッセージ

やっぱり休んだあとの、考えたあとの、いろいろとほかで得るものを得てきたあとの再開って、抜群にいいんですよね。確実に抜けがよくなって、目標の高さもはるかに上になるし。そういうキックがどこまで行こうとしているのか、注目してます! どこまでも行っちゃってください。

プロフィール

1961年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中からピン芸人としての活動を始動し、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野で活躍。1988年には小説「ノーライフキング」を発表。執筆活動を続ける一方で、宮沢章夫、竹中直人、シティボーイズらと数多くの舞台・ライブをこなす。2009年7月、□□□に正式メンバーとして加入。2016年9月にはTINNIE PUNXとの連名で発表したアルバム「建設的」が30年の時を経て再発され話題を呼んだ。

かれん(Little Glee Monster)

かれん(Little Glee Monster)

「KICK!」の感想

KICK THE CAN CREWのお三方のそれぞれ違う、声の魅力がストレートに伝わってくるアルバムです。聴いた瞬間から思わず心地良く体が揺れてノッてしまうような曲がたくさんで、スッと心の中に入り込んで来ました。お三方の声をシャワーのように次から次へと浴びることで、気分が上がります! 特に私が好きなのは、「SummerSpot」と「また戻っておいで」。エネルギッシュさはもちろんですが、クールな大人の余裕と抜け感がとにかくカッコいい。たくさんの人に届いてほしい1枚です。

KICK THE CAN CREWへのメッセージ

去年KREVAさんの音楽劇「最高はひとつじゃない2016 SAKURA」にゲスト出演させていただいてから、私たちも楽屋でメンバーみんなでRAPを口ずさんだりするようになって、RAPの楽しさを教えていただいた大先輩なのでぜひライブにも行きたいです!

プロフィール

芹奈、アサヒ、MAYU、かれん、manakaからなるガールズボーカルグループ。2014年10月にシングル「放課後ハイファイブ」でメジャーデビューし、11月に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行った初めての単独公演をソールドアウトさせる。2015年9月にTBS系ドラマ「表参道高校合唱部!」の主題歌「好きだ。」を4thシングルとしてリリースし、全国ツアー「LIVE TOUR 2015 ~リトグリ、秋のガオッとオールJAPAN!!~」を実施した。2016年1月に1stアルバム「Colorful Monster」を発表。同年2月にソニー損保のCMに出演し、一気に知名度を広げる。2017年1月に2ndアルバム「Joyful Monster」を発売し、同月には東京・日本武道館にて単独公演「Little Glee Monster LIVE in 武道館~はじまりのうた~」を開催した。5月にはアニメ「僕のヒーローアカデミア」エンディングテーマ「だから、ひとりじゃない」を発表。9月13日にはニューシングル「明日へ」のリリースを控えている。

SKY-HI

SKY-HI

「KICK!」の感想

「I Hope You Miss Me a Little」のビートの軽快さが、エモさを重くならずに流し込んでくれる感覚がとても気持ちよかったです。
前曲「また波を見てる」のバースが大好きなんですが、これを挟んで、最後「タコアゲ」で終われる……というか次につなげてもらえて、なんだかうれしかったです。

KICK THE CAN CREWへのメッセージ

復活というべきか、ひょっとしたら14年かけてこの展開を作っていたのか、アルバムを聴いていても両方の気持ちが押し寄せてきました。変わらずにでも変わっていくそのスタイルをたくさん浴びせてもらえて、沁みました。
身が引き締まる思いです!
がんばります!

プロフィール

ラッパー、ソングライター、歌手、ダンサーなど幅広く活動を行うアーティスト。AAAでもメンバーとして活動している。さまざまなラッパーとのコラボレーション企画「FLOATIN' LAB」を2011年よりスタートし、翌2012年に同企画のコンピレーションアルバム「SKY-HI presents FLOATIN' LAB」を発売。2014年3月には1stアルバム「TRICKSTER」をリリースした。2016年に初のホールツアー「SKY-HI HALL TOUR 2016 ~Ms. Libertyを探せ~」を行い成功に収める。2017年1月に3rdアルバム「OLIVE」をリリースし、5月には東京・日本武道館で単独公演を開催した。9月27日には初の映像作品「SKY-HI Tour 2017 Final "WELIVE" in BUDOKAN」をリリースする。

津野米咲(赤い公園)

津野米咲(赤い公園)

「KICK!」の感想

「紅白」でキックを観て飛び跳ねていたのが小学生の頃。国語の授業やラジオ、小説や漫画、少しずつ言葉を覚えた15年、私は大人になったわけです。にも関わらず、今作を再生すると、適切な感想を探す間もなく、真っ先に思い出したのは、あの日ブラウン管をかち割って飛び込みたかった気持ちでした。好きに生きろ!とヨーイ、ドンの合図を受けた気分です。
(「SummerSpot」が大のお気に入りです)

KICK THE CAN CREWへのメッセージ

キックのお三方、
留守中に上がり込んで遊んでました!
おかえりなさい!!!!!

プロフィール

2010年1月に結成。東京・立川BABELを拠点に活動をスタートさせ、自主制作盤「はじめまして」「ブレーメンとあるく」を経て、ミニアルバム「透明なのか黒なのか」でメジャーデビューする。2012年10月より半年間活動を休止したのち、2013年3月に活動再開し、8月に1stアルバム「公園デビュー」をリリースする。2014年9月に亀田誠治、蔦谷好位置、嶋津央、蓮沼執太といった豪華プロデューサー陣を招いてメジャー2ndアルバム「猛烈リトミック」を発表して話題を集めた。コンスタントにリリースを重ね、精力的にライブ活動も行うが、佐藤千明(Vo)が2017年8月をもって脱退。バンドは津野、藤本ひかり(B)、歌川菜穂(Dr)の3人で活動を継続する旨を発表している。

浜崎貴司

浜崎貴司

「KICK!」の感想

ちゃんと中年になったキック。熟成された匂い。それがとても新鮮。 曲はやはり「千%」が好き。オメガトライブ的なシャレ目線もいい。「全員集合」もカッコええ。

KICK THE CAN CREWへのメッセージ

KREVA、LITTLE、MCUの3人がそろうとやっぱり強力ですよね。その強力っぷりが楽しみ。力を合わせてがんばれー!

プロフィール

1965年生まれ、栃木県出身。1988年にファンクバンドFLYING KIDSを結成し、個性的な歌声とポップなサウンドで人気を集める。1998年のバンド解散後はソロに転向し、同年にシングル「ココロの底」をリリース。2004年にはMCUとユニット・マツリルカを結成する。ソロとして活動を続ける一方、2007年夏にFLYING KIDSを再結成し、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」に出演する。現在はソロとFLYING KIDSの活動を並行して展開中。2016年2月にソロとしては 初めてのベストアルバム「シルシ」をリリースした。2017年には、いまみちともたかとタッグを組み、「いまみちともたか、そして浜崎貴司」名義の楽曲「うまくやれ」を発表。

KICK THE CAN CREW「KICK!」
2017年8月30日発売 / SPEEDSTAR RECORDS
KICK THE CAN CREW「KICK!」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
4320円 / VIZL-1228

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KICK THE CAN CREW「KICK!」通常盤

通常盤 [CD]
3240円 / VICL-64834

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CD収録曲
  1. 全員集合
  2. 千%
  3. 今もSing-along
  4. SummerSpot
  5. なんでもないDays
  6. 完全チェンジTHEワールド
  7. また戻っておいで
  8. また波を見てる
  9. I Hope You Miss Me a Little
  10. タコアゲ
初回限定盤DVD収録内容
  1. 千%(Music Video)
  2. SummerSpot(Music Video)
  3. 千%(Making)
  4. SummerSpot(Making)

ライブ情報

KICK THE CAN CREW「復活祭」

2017年9月7日(木)東京都 日本武道館

<出演者> KICK THE CAN CREW / いとうせいこう / 倖田來未 / 藤井隆 / RHYMESTER

KICK THE CAN CREW CONCERT TOUR 2017
  • 2017年12月1日(金)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
  • 2017年12月3日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
  • 2017年12月10日(日)北海道 Zepp Sapporo
  • 2017年12月16日(土)愛知県 Zepp Nagoya
  • 2017年12月17日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside
  • 2017年12月21日(木)広島県 広島CLUB QUATTRO
  • 2017年12月24日(日)福岡県 福岡サンパレス
KICK THE CAN CREW(キックザカンクルー)
KICK THE CAN CREW
それぞれソロで活動していたKREVA、LITTLE、MCUが集まり1997年に結成。同年にシングル「タカオニ / カンケリ」でインディーズデビューし、2001年5月にシングル「スーパーオリジナル」でメジャーデビューを飾る。山下達郎の「クリスマス・イブ」をサンプリングした「クリスマス・イブRap」でブレイクを果たしたのち、「マルシェ」「アンバランス」「イツナロウバ」などヒットを飛ばす。2002年12月には「第53回NHK紅白歌合戦」に出場し、「マルシェ」をパフォーマンスした。人気絶頂の2004年に活動休止を発表し、それぞれソロに転向。しかしメンバー間の交流は途絶えることなく、KREVAのライブにLITTLEとMCUが参加したり、KREVAがLITTLEとMCUのユニットULをプロデュースするなど音楽活動を共にする。2014年にKICK THE CAN CREW名義で「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」に出演。その後も不定期でKICK THE CAN CREWとしてライブを行い、2017年8月に14年ぶりのオリジナルアルバム「KICK!」を発表した。

2017年9月7日更新