音楽ナタリー Power Push - いい音で音楽を

「いい音」製品カタログ

プレーヤー

  • ASTELL&KERN AK70
    ASTELL&KERN AK70
    ASTELL&KERNのオーディオプレーヤーを手軽に
    バランス入力を備えたAKシリーズの入門機
    オープンプライス(市場想定価格 / 6万9980円前後)
    問い合わせ先:アユート
    公式サイト

    人気オーディオプレーヤーAKシリーズのエントリーモデル。ブランドのWebサイトでは“シリーズ内の入門機”と謳われているものの、2.5mm4極バランス出力や、前フラッグシップ機AK240と同じCIRRUS LOGICのハイエンドDAコンバータCS4398などを搭載し、上位モデルに迫るサウンドクオリティを実現させた。WAV、FLAC、MP3、WMA、OGG、APE、AAC、ALAC、AIFF、DFF、DSFと多彩なフォーマットを再生することができ、PCMは最高32bit / 384kHz、DSDは5.6MHzに対応する。なお本機はUSB端子も装備しており、これによりポタアンに音楽データをデジタル伝送することも、本機を最高24bit / 96kHzのDAコンバータとして使用することもできる。またDLNA対応のネットワーク機能ではWi-Fiを通じてパソコン(Windows、Mac対応)やNASサーバとワイアレス接続して音楽をストリーミング再生したり、本機に音楽データをダウンロードすることも可能だ。さらに本機はBluetoothによるワイアレス接続にも対応し、コーデックはSBCとaptXをサポートする。本体のサイズは幅60.3mm、高さ96.8mm、奥行き13mmで重量は132g。内蔵ハードディスクは64GBで、SDXC対応microSDカードスロットを1基搭載している。

  • KORG iAudioGate for iPhone
    KORG iAudioGate for iPhone
    iOSデバイスに最適化されたUIも魅力
    AudioGate直系の音楽プレーヤーアプリ
    1800円
    問い合わせ先:コルグお客様相談窓口
    公式サイト

    DSD対応のフォーマット変換・プレーヤーソフトとして2006年に発表され、現在ではDSDの録音や編集までをフォローするAudioGate。このソフトの再生エンジンをそのまま移植したというiOS対応音楽プレーヤーアプリがiAudioGate for iPhoneだ。対応OSはiOS8以降。iPhone 5以降、第6世代以降のiPod Touch、iPadおよびiPad Airで使用することができる。WAV、BWF、AIFF、FLAC、ALAC、AAC、MP3、DSDIFF、DSF、WSDをフォローし、PCMは24bit / 192kHz、DSDは11.2MHzまでの再生に対応(デバイスにより対応サンプリングレートに違いあり)。DSDをPCMにリアルタイム変換して出力することができるうえ、対応するDAコンバータを別途用意すれば、DoPによるDSDのネイティブ再生も行うことができる。またPCMの音源をDSDにアップサンプリングして出力することも可能だ。なお本アプリはiOSデバイスならではの操作性を生かしたユーザーインターフェースも特長で、例えばグラフィックEQで音質補正を行う際も画面を指で一筆書きのようになぞるだけと直感的に設定できる。さらにApple Watchを持っていれば、Apple Watch側で楽曲の再生、停止、音量調整、保存したEQ設定の呼び出しなどを行える。

  • PIONEER XDP-300R
    PIONEER XDP-300R
    DACを2基搭載するなど老舗のこだわりを凝縮
    バランス出力も備えたポータブルプレーヤー
    オープンプライス(市場想定価格 / 6万9800円前後)
    問い合わせ先:オンキヨー&パイオニアイノベーションズ株式会社
    公式サイト

    Android OSのオーディオプレーヤーXDP-100Rの後継モデルが登場。FLAC、ALAC、WAV、AIFF、MQA、OggVorbis、MP3、AAC、DSF、DSDIFFの再生をフォローし、最高11.2MHzのDSDおよび24bit / 384kHzのPCMに対応する。本機にはXDP-100Rにはなかった2.5mm4極のバランス出力を搭載。またDAコンバータにESSのES9018K2Mを2基実装したり、クリアなサウンドを追究してヘッドフォンアンプにESSのSABRE 9601Kを2基用いるなど、コンパクトな筐体に老舗メーカーのこだわりを詰め込んだ設計になっている。なおオーディオ回路の基板とOSのCPUの基板を完全にセパレートしたことで、デジタルノイズのオーディオ回路への影響が極限まで抑えられているとのこと。またWi-FiおよびBluetoothを用いたワイアレスシステムの構築にも対応。BluetoothのコーデックはaptX、SBCをサポートしている。ボディ中央の4.7型タッチディスプレイはスマホのような直感的な操作性が魅力で、再生画面を縦にスワイプするだけでEQ画面やプレイリスト画面にアクセス可能。搭載されるグラフィックEQは1万6384バンドで、EQの設定は1000件まで保存できる。内蔵ストレージは32GB。そのうえSDXC対応のmicroSDカードスロットを2基実装しているので最大432GBまで拡張可能だ。なおAndroid OSで駆動するためGooglePlayからアプリをインストールすれば、音楽のストリーミングや動画、ゲームなども楽しむことができる。

  • PIONEER DJ PLX-500
    PIONEER DJ PLX-500
    DJパフォーマンスにも対応
    機能性十分のアナログレコードプレーヤー
    オープンプライス(市場想定価格 / 4万3800円前後)
    問い合わせ先:Pioneer DJ株式会社
    公式サイト

    2014年にPLX-1000を発表してアナログ派DJたちを喜ばせたPIONEER DJより、さらなるアナログタンテのニューカマーが届けられた。“針先から出力までの経路を最短にすることで、レコードの本来の音質を忠実に再現する”というPLX-1000の音質設計理念を継承させながら、より気軽にアナログライフを楽しみたい層に向けられたのが本機だ。ダイレクトドライブ式で駆動するためスクラッチプレイを含めたDJパフォーマンスを行うことが可能で、同社のPCDJアプリrekordbox djとrekordbox dvs対応のDJミキサーと組み合わせれば、Control Vinylを用いたデジタルDJシステムを構築することもできる。回転数は33 1/3、45、78rpm、TEMPOスライダーの可変範囲は±8%。ライン出力を備えているので、例えばパワードスピーカーに直接接続すれば、アンプを別途用意しなくてもアナログレコードを聴くことが可能だ。また本機はUSB端子も実装。パソコン(Windows / Mac)とUSB接続すれば、rekordboxなどの音楽データ管理アプリにレコードを録音・保存することができる。なおダストカバーにレコードジャケットをディスプレイできるのも、アナログ好きにとって高ポイントだろう。カラーバリエーションは、同ブランドのパワードスピーカーDM-40に合わせて黒と白の2種。

  • FIIO X1 2nd Generation
    FIIO X1 2nd Generation
    ワイアレス対応など現代的なニーズに応えた
    人気ポータブルプレーヤーの第2世代モデル
    オープンプライス(市場想定価格 / 1万6000円前後)
    問い合わせ先:オヤイデ電気
    公式サイト

    中国・広州を拠点に、ヘッドフォンアンプやDAコンバーターなどオーディオ機器を幅広くリリースしているFIIO。同社が手がけるポータブルオーディオプレーヤーXシリーズのエントリーモデルX1が、“2nd Generation”へとバージョンアップを遂げた。主な追加機能としては、タッチホイールの採用とBluetooth機能の搭載という2点。従来機の魅力であった使いやすさはそのままに、より近年のユーザーのニーズに応え得るアップデートを果たしている。加えて256GBのmicroSDカードに対応したことで、これまでの最大2倍の容量の音楽データを収録することが可能に。付属のUSBケーブルでパソコン(Windows、Mac対応)と接続すれば、パソコン側でのドラッグ&ドロップの作業のみでX1内のmicroSDカードに楽曲データを伝送・保存することができる。再生フォーマットはWAV、FLAC、ALAC、AIFF、APE、WMA、AAC、MP3と幅広く、WAV、FLACについてはX1よりも高レートである最高32bit / 192kHzをフォロー。出力端子はヘッドフォン出力とライン出力の2系統を切り替えて使用することができる。外形寸法は幅55.5mm、高さ97mm、奥行き12mmで重量は102g。

  • RADIUS NePLAYER
    RADIUS NePLAYER
    スマホならではの使いやすさで
    DSDもフォローするハイレゾ対応音楽再生アプリ
    1800円
    問い合わせ先:ラディウス株式会社
    公式サイト

    2014年にAndroid版がリリースされた音楽再生アプリ。現在はiOS版も発売されている。Android版は最高24bit / 192kHzのWAVとFLAC(WMAは最高16bit / 44.1kHz。MP3、AAC、HE-ACC、OggVorbisは最高16bit / 320kbps)、iOS版は最高32bit / 384kHzのWAV、ALAC、FLAC(MP3、AAC、 HE-AACは16bit / 320kbps)と11.2MHzのDSD音源(DIFF、DSF)の再生に対応。DAコンバータと併用すれば、DSD音源やハイレゾ音源の魅力を味わうことが可能だ。ユニークなのが、ユーザーインターフェース上に“ハイレゾを目で見る”ためのビジュアライザーが表示されること。これは再生中のデータとDAコンバータへ出力されるデータをリアルタイムで表示することで、DAコンバータが正しく動作しているかを確認できるというものだ。またiOS版には、ONに設定するだけで音源をアップサンプリングして出力する機能や、好みのサウンドに音質を調整できる3種のEQ、さらに“アリーナ”“野外ライブ”“ライブハウス”“体育館”から好きな音響特性を選べるサラウンド機能などがうれしい。なおこのアプリの廉価版として、課金して必要な機能だけ追加できるNePLAYER Lite(iOS対応)も配信されている。


2016年12月21日更新