自分がアイドルのうちにラップができるとは

──カップリングにも個性的な楽曲がそろってますね。

大川　そうですね。最初は3人とも「太陽のサマサマデイズ」がすごくいいって言ってたんですよ。

橘・橋本　うん。

大川　この曲では初の試みで、曲中にラップを入れていて。そのラップを担当させてもらったんですけど、「あ、全然ラップもいけるやん」と思いました。もし今後もラップのパートがあったら、ラップ担当としてがんばりたいなと。

橘　ラップ担当（笑）。

大川　定着していったら面白いキャラ付けにもなるかなって。だからもっと練習して押していきたいですね。

橋本　ふふふ（笑）。でも本当にうまいんですよ、ラップが。

橘　楽屋で別の曲でラップしてるときからうまかったし（笑）。

大川　ケツメイシさんとか好きで、昔から聴いてたんですよ。でもまさか自分がアイドルのうちにラップができるとは思ってなかったので、これは楽しんでやっていきたいなと思います。

──じゃあ今後はアイドリング!!!のラップ担当といえば大川藍と言われるようになるといいですね。

大川　はい。でも実はずっと前に、「ラップやってみたいんです」と言ってたことがあるんですよ。

橋本　えーっ!?

大川　アイドリング!!!に入ったときかな。でもラップとか歌とかうまくないとアカンで、って言われて「じゃあ無理か」と思ってたんですよ。そこからずっと諦めてたんで、その夢が最近地味に叶ったという。

──続いて初回限定盤Aにのみ収録の「SHA KA LA KA PARTY」。

橘　この曲ではほかのアイドリング!!!メンバー、「アイドリングO-18ing!!!」といって18歳以上のメンバーで歌ってるんです。アイドリング!!!って中学生から25歳まで年代が幅広いんですけど、曲に関しては学生をイメージした歌詞が多かったんですね。 “グラウンド”や“放課後”といった単語が出てきたりして。

大川　確かに。

橘　そんな中でこの「SHA KA LA KA PARTY」には“ドライブ”とか“海の家”とか、今の私世代の日常に出てきそうなフレーズがいっぱい詰まってるんです。そういう意味でもすごく歌詞に入っていきやすいし、この夏はたくさん歌いたいなと思ってる1曲です。

──そういう歌詞の面でもアイドリング!!!との差別化を図っていると。

大川　そうですね。

──一方、初回限定盤Bに収録された「よくばりポンパドール」には17歳以下のアイドリング!!!メンバー「アイドリングU-17ing!!!」が参加してるんですよね。

橋本　そうなんです。この曲は歌詞にストーリー性があって、少女マンガによくありそうなシチュエーションがすごくかわいいんですよ。

橘　うんうん。

橋本　歌詞を読んでるだけでキュンキュンできるような世界観で、曲調っていうかメロディもかわいいし。私、“17歳以下”で区切られるのも今年で最後なんですよ。なので最後にこういうかわいい曲を歌えてよかったなって思います（笑）。

万人に愛されるユニットになっていきたい

──じゃあ最後に、HIP♡ATTACK としての今後の目標を聞かせてください。

橘　アイドリング!!!のメンバーとして活動させていただいて、さらにHIP♡ATTACKとしてもこうやってデビューさせていただいたんで、この3人を新しい形でお見せできたらいいなって思います。そのためにはたくさん経験を積んで、いつかHIP♡ATTACK としてワンマンライブに挑戦してみたいな。それが最近できた新しい目標ですね。

──3人でワンマンライブとなると、それこそ1人だけで歌うこともできますし。

橘　ああ、ソロコーナーとか。

大川　今回は「fromアイドリング!!!」という名義もあるんで、カップリングにもメンバー全員が参加してるんですけど、夢として言うなら、いずれはシングルのカップリングでソロ曲も歌ってみたい。

橋本　確かに！

大川　そういう曲が増えることで、HIP♡ATTACKがどんどん私たちのものになっていくと思うし。そのためにもどんどん成長していって周りから信頼してもらえるような、「この人たちやったら、何をやらせても大丈夫やろ」って思ってもらえるような存在になりたい。それとアイドリング!!!は女性アイドルグループなので男性のファンの方が多いんですけど、HIP♡ATTACKとしてはアイドルという形にこだわらないで、もっと女性の方や小さい子たちにも注目してもらえる……それこそ万人に愛されるユニットになっていきたいですね。

橋本　あと、3人で音楽番組にも出たいですね。3人だから移動が楽だと思うんで（笑）。

大川　マイクの数も少なくて済むし。フットワーク軽く活動していきたいです。

──3人で活動することでいろんな自信も付くでしょうし、さっきのソロ曲じゃないですけど、そういう欲も少しずつ増えていくでしょうしね。

橘　そうですね。

大川　これをチャンスだと思って、いい方向に変えていけるようがんばっていきたいです。

──じゃあ2ndシングルのときにお話する機会があったら、皆さんもっと自信を付けてることを願ってます（笑）。

橘　はははは（笑）。変わってたいですね！