1人の表現者として、自分のどんなところを生かせるんだろう

──このページでは、「EBiDAN THE PARADE 2023 SPRING」の感想を聞かせてもらえたらと思います。ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiSの3組による共演では、シャッフルユニットや楽曲カバーなどで皆さんの新たな一面をたくさん観させてもらいました（参照：ワンエン×げんじぶ×BUDDiiS、エビパレで見せた濃厚なコラボ祭！私服のカイも称賛「頼もしい後輩たち」）。

空人　僕の中で圧倒的に印象に残っているのは、凌大と雅哉が参加したONE N' ONLY「YOUNG BLOOD」のカバーです。舞台袖、ブチ上がりだったよね。僕らの着替えスペースに小さいモニターがあるんですけど、要人が「うわ、かっけー！」って言いながら自分のスマホで中継映像を撮ってて（笑）。

要人　誰に送るわけでもなく、自分で観るために撮ってました（笑）。

光咲　しかもこの曲のソロダンスのリレー、雅哉がトップバッターを任されて、最後が凌大だったでしょ？ げんじぶから始まり、げんじぶで終わるっていう。誇らしいですねー。

空人　アツいよね！

雅哉　実際、めちゃくちゃステージを楽しめた感覚がありました。ホントに楽しかったです。

潤　……ワンエンさんに頼んで、「YOUNG BLOOD」を僕らの曲にしてもらおうか？

空人　ウチの最年少がこんなに「楽しい」と言ってるんで……！

一同　あはははは！

雅哉　「YOUNG BLOOD」のカバーに参加したメンバーは、みんなダンスがうまかったんですよ。なので「みんなについていかないと」という思いで、全力で取り組みました。その結果、成長できたかなと思います。

凌大　僕も、ステージであんなに踊り込んだこと過去にあったかな？と思うくらい。ずっと楽しかったです。リハからずっと、ほかのグループの方とダンスでコミュニケーションするということが新鮮で。「こういう踊り方するんだ、じゃあ自分はこうしよう」って考えたりとか。げんじぶではグループの1人として踊ることを意識しているんですけど、今回は“個”の集合体だったから、1人の表現者として、自分のどんなところを生かせるんだろうな？ということを考えながら取り組みました。いつもと違う考え方に新しい楽しみがあって面白かったですね。

「自分は女性アイドルだ」と思っていたので

──そのほか、メンバーの姿で印象に残っているのは……？

潤　それはもう、空人の「キャンディ・ナイト」でしょ！

──空人さんのアイドル姿、すごく可愛かったですね。

空人　知ってますっ！

光咲　ただね、ゲネプロではちょっと悲惨だったんですよ。ゲネでもスカートを履いていたんですけど、生脚だからもう、ごついごつい！（笑） 踊り自体はね、すっごいキレキレで「K-POPアイドルなんじゃないか？」っていうくらいだったんですけど……。

潤　脚だけ見ると……男！

光咲　本番はすごくよかったです。カメラに映る表情も、仕草も。

空人　あの瞬間だけは、「自分は女性アイドルだ」と思っていたので。

潤　裏で衣装を着替えた瞬間から、そのモードに入ってたもんね。

空人　実際、俺の「エビパレ」の見せ場は何よりもここ。「キャンディ・ナイト」に一点集中という気持ちでやってました。なので、メイクも最初から「女性っぽくしてください」とお願いしていたんです。そこから直前のメイク直しで変身する感じ。120％全力です。

光咲　メイクさんもプレッシャーだよ（笑）。

凌大　僕がメイク直しに行ったとき、空人担当のメイクさんがアシスタントさんと一緒にウィッグのセットの練習をしてて。「前髪はこれくらいがいいかな？」って超真剣にやっていたから、思わず「何してるんですか」って言っちゃいました（笑）。

空人　メイクさんも俺の気合いに誠心誠意で応えてくれました。

聞かせてくれよ、お前の「L.O.C.A」

空人　僕的には、潤くんと光咲が参加した超特急さんの「バッタマン」カバーが印象に残ってますね。潤くんの「8号車ー！」はかなり最高でした。

光咲　「バッタマン」、体力の消耗具合が本当にすごくて。振り入れをした日、一度通しただけなのにみんなその場に倒れ込んじゃうくらい。

潤　まさにバッタマン。バタバタバッタマンでしたね。

光咲　改めて「超特急さんすごいな」って痛感しました。体力おばけです。僕はボーカルも担当したんですけど、歌もめっちゃ早口でリズム取りが難しいから。もう、尊敬でしかないです。

空人　潤くんの「弱えのは強えぞ！」も、本当に弱そうでよかった。

潤　「ちゃんとふざけないといけないな」と思って。先輩自身も“真剣にふざける”ことを持ち味としてパフォーマンスしている曲だと思うので……ちゃんとふざけました！

──要人さんのパフォーマンスについてはいかがですか？

潤　要人は「L.O.C.A」がカッコよかったな。

要人　そう、僕はワンエンさんの「L.O.C.A」のカバーに参加しました。

凌大　あそこ、よかったよ。（要人のマネをしながら）「今ー」。

要人　ちょっと（笑）。

潤　「L.O.C.A」の振りってセクシーだから、要人の持っているしなやかさがすごくいい感じに出ていたなあって。

空人　俺も要人の「L.O.C.A」で好きなところあるんだけどさ、「Du-ru du-ru du-ru」のところ、要人のしなやかさがいっちばん出てた！

光咲　そこ、要人の喉仏がいいんだよねー！

空人　そう、喉仏が本当にしなやかで！

凌大　喉仏のしなやかさ（笑）。

光咲　それこそね、この喉仏に住みたいと思う人もいるくらいじゃないですか？

要人　それって俺、褒められてる？

──（笑）。要人さん自身は、この曲についていかがですか？

空人　聞かせてくれよ、お前の「L.O.C.A」。

要人　振りが難しすぎましたけど、ガツガツ踊るというよりはたっぷりとした動きで大きくしなやかに踊る振りだったからこそ、自分が得意としているダンスを生かせたかなって。シャッフルユニットだから、合わせるところは合わせつつ、ところどころで自分らしさを出せたかなと思います。

4年間ありがとうございました

──アンコールでは、EBiDANの新しいグループ・Lienelのお披露目というトピックもありました。

空人　僕らにとって、ちゃんとした後輩はLienelとICEx（8月デビュー予定）が初めてだと思うんです。BUDDiiSさんはげんじぶのあとにできたグループだけど、先輩グループで活動していたお三方もいますし、僕らにとっては“先輩”という認識だから。

──完全なる後輩グループがデビューして、気持ちに変化はありますか？

雅哉　僕の場合なんですけど、Lienelの最年長（芳賀柊斗）よりは年齢が少し下なんです。なので、やっと同年代で切磋琢磨できる人が来たなって……。

光咲　僕は雅哉が後輩にごはんをご馳走してる姿が見てみたいよ。

空人　おーっ！

凌大　それヤバいっすね。

潤　その前に、俺におごって！

空人　おい、最年長！（笑）

雅哉　おかしい、おかしい（笑）。

空人　雅哉がついにEBiDAN最年少じゃなくなったから……。

雅哉　そう、それは本当に悲しいです。

──最年少は13歳の高桑真之（Lienel）さんになりましたからね。

雅哉　「4年間ありがとうございました」という気持ちです。

凌大　最年少引退（笑）。

光咲　雅哉もげんじぶになりたての頃って、そのくらいの年齢だったでしょ？

雅哉　そう、同じ13歳。それを思うと、さねちゃん（高桑）は3年後、絶対成長がヤバいと思います。

光咲　めちゃめちゃ身長伸びるよね。

空人　わかる。だって今、中2で170cm超えだよ？ マジで190cm超えると思う。

要人　EBiDAN最高身長いくんじゃない？

凌大　毅（古川毅 / SUPER★DRAGON）くんと並ぶよ！

要人　毅くんとの戦いはヤバいなあ。

光咲　ちょっと、僕たちも伸びないと。

空人　もう無理だろー。

凌大　でもね、俺最近身長伸びてんの！

潤　またまたー！

雅哉　願望、願望！

空人　靴！ エアマックスかそうじゃないかの違い！

要人　なぜかさねちゃんから凌大の身長の話に（笑）。

それ、僕がいるからだと思います

──先日Lienelの皆さんに取材をしたんですが、憧れの先輩を聞いたとき、柊斗さんが皆さんの名前を挙げていました（参照：Lienel デビュー記念インタビュー）。

光咲　それ、僕がいるからだと思います。

一同　ヒュー！

潤　自分で言った（笑）。

空人　周りから言われたほうがカッコよかったんじゃない？（笑）

光咲　いや、絶対僕がいるから。柊斗とはえびせん（EBiDAN SENDAI）で一緒に活動していたから、彼のことはよく知っているんです。逆に柊斗も僕のことを知っている分、僕らの活動をよく見てくれているんじゃないかなって。

空人　彼、成長しました？ えびせん時代から。

光咲　ダンスの成長に、特にビックリしちゃった。Lienel全体としてのパフォーマンスのレベルもすごく高くて、僕らのデビューしたての頃とはケタ違いだなって。本当にすごいなと思いました。

──ちなみに、真之さんは凌大さんのことを「憧れの先輩」だと言ってましたよ。

凌大　えー、まだ言ってくれてるんですかー！ 前から言ってくれてたんですけど……泣きそうだぜ！

雅哉　そろそろ“尊敬期間”終わると思います。

空人　そろそろ要人に負けると思います。

光咲　さねちゃんとは昔、一緒にダンスレッスンとかをしてたんです。レッスンのときの凌大って、なぜかカッコいいんですよ。

潤　てかさ、当時のさねちゃんって、マジでこんくらい小さかったからね！（350mlペットボトルの水を持ちながら）

空人　ホンットにそう！

凌大　僕のことが好きだと言ってくれていることを、お母さん伝いに聞いていたんですよ。お母さん同士が仲いいので。今も言ってくれてるんですね……さすがに心変わりしてると思ってました。うれしかったー！

──では、「エビパレ」の話はこのあたりで……。

凌大　いやー、まだまだいけるな。

雅哉　Lienelの話でまだ全然いけます（笑）。