学芸大青春|歌にドラマに大忙し!2次元と3次元を行き交う5人の関係性

ドラマを観たら沁みる曲

──このドラマではオープニング主題歌も担当されていますね。6thシングルとなる「JUST」はどんな楽曲でしょう?

星野 サビで「靉靆(あいたい)運命」って歌ってるんですけど、“靉靆”って、気持ちがモヤモヤして、晴れ晴れしないさまっていう意味らしいんです。

内田 もどかしい感じね。

星野 それが「漂流兄弟」で僕らが演じる兄弟たちの感情とすごくリンクしていて。物語と歌が重なっているところがポイントだと思います。ドラマを観たら「JUST」がすごく沁みると思うし、「JUST」を聴けば「漂流兄弟」も腑に落ちるというか。

仲川 すごいリンクしているよね。

ドラマ「漂流兄弟」のワンシーン。

相沢 サビに「次元なんて超えて」「アナログにキスしよう」というフレーズがあるんですけど、まさにこの作品と俺らを象徴しているなと思って。「漂流兄弟」は時空を旅する物語だし、俺ら自体が“2次元と3次元を行き来する”という次元を超えたグループなので、そういう意味にも取れるし。俺らとこの作品を観てくれている人たちとの間にある次元、時空を超えるという意味にも捉えられるからね。

 ドラマにも俺たちにもリンクしてるんだよね。歌詞をもらったとき、O-LIVEさんがすごく俺らのことを考えて作ってくださったことがわかってうれしかった。

星野 鳥肌立った!

仲川 うしろで鳴っている音も「漂流兄弟」をイメージしてくれているなと思った。ゆらゆらしている感じを表現してくれているので、僕らもそういう“漂流感”をちゃんと表現したいなと思いながら歌いました。

「お兄ちゃんを1人にしないで!」

──カップリングの「Don't Leave Me Alone」はいかがでしょう?

仲川 僕たちはこれまで名前の通り、青春っぽい楽曲が多かったんです。だけどこの曲は大人っぽい曲なので、ちょっと背伸びしたというか、大人っぽく歌うことを心がけました。ささやくような歌い方は今までしたことがなかったので苦戦したけど、その分、自分たちの新しい引き出しが増えたんじゃないかと思います。

ドラマ「漂流兄弟」のワンシーン。

内田 自分はマサとして歌詞の意味を捉えることで、この楽曲にすごく入りやすかったです。例えば2番のAメロに「君と見た全部が忘れられない」という歌詞があるんですけど、そこはマサとして弟たちとの思い出を頭の中に描きながら歌いました。曲名は“私を1人にしないで”という意味なんですけど、マサから大好きな弟たちに向けた「お兄ちゃんを1人にしないで!」という気持ちで(笑)。

相沢 俺はラブソングというか、大人っぽい雰囲気のある男性目線の失恋の歌だなと解釈して歌わせていただきました。「JUST」同様、O-LIVEさんに楽曲を提供していただいたんですけど、歌詞がとても切なくて。今まで歌わせていただいた中でも初めてと言っていいくらい、がっつりラブソングな楽曲です。あとDメロに、将綺と俺が日本語で歌った「寂しかったり」「傷ついたり」「愛しすぎたり」「信じすぎたり」というところがあって。

内田 掛け合いのところね。

相沢 そこがすごく切ないなと。初めてこんなに大人な雰囲気の楽曲が歌えてうれしかったです。

 ラブソング歌いたかったしね。でもどちらの楽曲も透き通るようなキレイなメロディラインが特徴的だし、俺らの声のよさがより引き立つ楽曲だと思う。みんなの声にも注目して聴いていただけたらなと思います。

いつか10人でパフォーマンス

──では最後に、皆さんの今後の目標を教えてください。

相沢 今は2次元の姿で俳優に挑戦しているけど、ゆくゆくは3次元の姿で俳優としてドラマや映画の主演をして、その主題歌を自分で歌いたいです。

仲川 僕はピアノを弾いていて、アプリの楽曲も作らせてもらったりしているんですけど、そういう作曲の面も広げていって。いつかプロデューサーとしても活躍していけたらなと思ってます。

星野 俺は5人で全国を回れるようになりたい! いろんなところでいろんな人に観てもらいたいし、いろんな人に会いたいから。みんなに5人で会いにいきたい! それが一番の目標です。

 まずはやっぱりライブをやって成功させたいよね。さらに大きな目標としては、いつかドーム公演をやりたい! 個人的にはラップでもダンスでも大きな存在になれたらと思っています。

内田 俺も俳優やソロ活動をしてみたいという目標もあるんですが、まずは学芸大青春として、ファンの皆さんとライブを成功させるのが目の前にある目標かな。いつか2次元の俺たちと3次元の俺たち、合わせて10人でパフォーマンスができたらいいなと思っています。