ライブ後にはハイタッチ

ANDREW　俺は常にバンドのモチベーションを最高に保ちたいと思ってて。エンジニアなのに、移動してる機材車の雰囲気とか感じ取るし。

MAKKIN　機材車でもようしゃべるもんな。俺が携帯をいじってても茶々入れてくる（笑）。

ANDREW　俺が暗くて下向いてるよりは明るいほうがいいかなって。あと、やっぱり機材車での雰囲気ってそのままその日のライブに影響するから。だから茶々を入れながらチームのテンションを上げて、本番始まる前にはもうマックスなモチベーションになるようにしてる。ライブが終わったらハイタッチするし。

U-TAN　「やったぜ！」ってね。

ANDREW　いろんなバンドマンにうらやましがられるよね。せっかく気持ちよくライブ終わったのにいきなり反省会が始まっちゃうっていうバンド、腐るほど見てきたけど、「そんなん、今しなくたっていいじゃん！」って思うんだよなあ。とにかく俺らはいい関係だよね。俺はGOOD4NOTHINGが出してる楽しさを感じたお客さんがもっと楽しめるように音を作りたい。GOOD4NOTHINGのために音作りをしてるっていうよりは、観に来るお客さんのために音作りをしてるから。

シーンに活力を与える“生き残り”

ANDREW　GOOD4NOTHINGとかdustboxとか、我々の世代で今も生き残ってるヤツらってやっぱ光ってるよね。解散していったバンドは数知れないし、もちろん若手もたくさん出てきてるけど、俺ら世代……いわゆる「AIR JAM」世代の次の世代。隙間というか、なんとも言えない世代なんだけど、そこでの生き残りバンドはだいぶこのシーンに活力を与えてると思う。

U-TAN　ただのオッサンやけどな。

ANDREW　そうなんだけど、それを見て「生きよう」って思うヤツがいるわけじゃん。現役でここまでやってるバンドは少ないからね。これからもGOOD4NOTHINGには常に輝いててもらいたい。みんなが憧れる存在というか、「彼らがいたら安泰だな」っていう。GARLICBOYSみたいな。

U-TAN　そうありたいなと思うな。

ANDREW　「適当にやってそうに見えて、くそカッコいい」みたいな。俺も酒飲みながらPAやるけど、誰よりもカッコいい音出す。

U-TAN　そうやな、そこ追求したいな。酒飲んでアホなこと言ってるんやけど、カッコいいっていう。

ANDREW　「あんな大人になりたいな」って思われたいよね。