音楽ナタリー PowerPush -Crossfaith

メジャー1stシングルでさらなる高みへ

どういう反応があるのか期待半分、不安半分

──いよいよ初のシングル「MADNESS」でメジャーデビュー。「そういえばCrossfaithって今までインディーズだったんだな」って、このタイミングで改めて気付かされました。

Crossfaith(Photo by Julen Esteban-Pretel)

Koie 俺らも「メジャーじゃなかったんだ」って思いましたし(笑)。

一同 あははは(笑)。

──とはいえ、海外での活躍ぶりを踏まえるとメジャークラスの活動ですが。

Koie 単にレーベルがメジャーになるってだけで。

──じゃあ皆さん的にはそこまでメジャーってことは意識はしてない?

Koie そうですね。逆に周りから「メジャーになって変わっていくんかい」って言われるかもしれないけど、俺ら自身は別に何も変わりませんよ。まあ単純に話題作りとしてはいいかなと(笑)。

Kazuki やることは変わらず、今までのCrossfaithのやり方でやっていくし。

Teru メジャーデビューしたことで、より多くの人に音楽を聴いてもらえる機会も作れるだろうしね。そういうチャンスが増えたという意味ではすごく前向きに捉えていて、曲作りやライブにおいては今までどおり全力でやっていくだけなんで。

──3曲入りのシングルというのもCrossfaithとしては初めての試みですよね。しかもダンサブルな「Madness」を表題曲に選んだという点にも驚きました。

Teru 特にダンスチューンを作ろうと意識したわけではなくて、従来のCrossfaithサウンドをバランス的に今までとは違った形で表したのが「Madness」なんです。今回プロデュースしてもらったデイヴィッド・ベンデスはバンドサウンドを得意としている人なので、ドラムンベースの要素が入った「Madness」のような曲もバンドとしての軸はブレさせずに作り上げることができたと思います。

──にしても3曲のバランス感が非常に面白いですよね。2曲目の「Dance With The Enemy」が従来のCrossfaithらしいデジタル色の強いメタルコアナンバーだとすると、「Madness」はその中でもダンサブルな側面を強く打ち出したもので、3曲目の「S.O.S」はよりラウドロック色を強めた楽曲です。3曲が並んだときのそのコントラストがとても興味深かったです。

Teru アルバムと違ってシングルのほうが調整しやすいというか。逆に曲数が少ないぶん、いろいろ振り切れるところがあったんで、そういう面では面白くなってるかなと思います。

Koie このシングルにおいては曲のバリエーションもそうなんですけど、歌い方の変化がすごく大きいと思ってます。メロディをしっかり歌う、しかもクリーンボーカルで歌うってことは俺的にもすごい挑戦で。今まではスクリームが95%くらいでやってたんで、実際すごく難しかったです。それもあってリリースされたときにどういう反応があるのか期待半分、不安半分。でもすごくCrossfaithっぽい曲になってると思うんですよね。だから気に入ってもらえたらうれしいなって、純粋に思ってます。

──確かに「Madness」を初めて聴いたとき、今までにないくらい歌っていて、スクリームもほぼ登場しないのでビックリしました。「Dance With The Enemy」にしても、今までのCrossfaithだったらスクリームで攻めまくるところもあえてメロディアスに歌っているし。

Koie そうですね。「Dance With The Enemy」に関してはプロデューサーのアイデアが大きくて、作ってる時点ではサビは全部スクリームで考えていたんですけど、プロデューサーから「そこはメロディを歌ったほうがいいんじゃないか?」と言われたことで試してみたんです。

自分たちがしたいことを続けていくことが一番

──デイヴィッド・ベンデスとの仕事は今回が初めてでしたが、ほかのプロデューサーと比べてどういったところが違いましたか?

Teru マシーン(「ZION EP」「APOCALYZE」のプロデューサー)が私立高校だとしたら、デイヴィッドは公立高校やな。

Koie そう、国公立の校長先生やな。ほんまに実績のあるプロデューサーだし、極端な話「俺は売れるレコードを作るために、ここで仕事してるんだ」というスタンスで、自分のしてることに対して絶対的な自信を持ってる人なんです。

Hiro デイヴィッドはメロディアスなバンドとたくさん仕事していて、どうやったらドラムとベースがサビを効果的に盛り上げられるのかを教えてくれました。あとマシーンなら「メタルっぽいリフだったらギターとのユニゾンで行け」って言うところを、デイヴィッドは「お前はベースなんだから、ここは支えていくんだ」ってLed Zeppelinをかけながら教えるんです(笑)。

Koie 気付いたら夜中の1時でな(笑)。

Tatsuya デイヴィッドは曲の抑揚の付け方をめっちゃ考えてくれて、それはすごく勉強になりましたね。あとドラムと弦楽器隊のノリの合わせ方についてもいろいろ教えてくれました。

Hiro 紙に書いて説明してくれて。

Teru デイヴィッドもギタリストなんで、曲作りの段階でより音楽的な意見を出してくるのが刺激的でした。

Kazuki マシーンがフィーリングとパッションの人だとしたら、デイヴィッドは経験とロジカルなところで曲を構成していくんで、そこは真逆でしたね。もちろんどっちも面白いですし、いい経験になりました。

──この3曲がライブに加わることで、また雰囲気も変わるでしょうね。

Koie 間違いなく。

──このシングルが“Crossfaith第2章”の入り口になる作品だと思いますし、ここからどういう進化を遂げていくのか楽しみです。

Koie たぶんここからさらに変化していくのかもしれないけど、自分たちがしたいことを続けていくことが一番だと思うので。俺もこれからどうなるのかが楽しみですね。

Crossfaith(Photo by Julen Esteban-Pretel)

ライブ情報

MADNESS TOUR in JAPAN

  • 2015年2月1日(日)宮城県 Rensa
  • 2015年2月4日(水)石川県 金沢EIGHT HALL
  • 2015年2月7日(土)香川県 高松オリーブホール
  • 2015年2月9日(月)福岡県 BEAT STATION
  • 2015年2月11日(水・祝)東京都 新木場STUDIO COAST
  • 2015年2月13日(金)大阪府 なんばHatch
  • 2015年2月14日(土)愛知県 THE BOTTOM LINE
  • ※各公演ゲストアクトあり

APOCALYZE NOW 2014 EU TOUR

  • 2014年10月29日(水)オーストリア・ウィーン Arena
  • 2014年10月29日(水)オーストリア・ウィーン Arena
  • 2014年10月30日(木)スイス・チューリッヒ Komplex Klub
  • 2014年11月1日(土)フランス・ナント Le Ferrailleur
  • 2014年11月2日(日)フランス・パリ Divan du Monde
  • 2014年11月3日(月)ベルギー・アールスコート De Klinker Club
  • 2014年11月4日(火)オランダ・ユトレヒト Helling
  • 2014年11月5日(水)ドイツ・ヴィースバーデン Schlachthof
  • 2014年11月6日(木)ドイツ・ミュンヘン Backstage Halle
  • 2014年11月8日(土)ドイツ・ハンブルグ Logo
  • 2014年11月9日(日)ドイツ・ベルリン Magnet
  • 2014年11月10日(月)ドイツ・ケルン Underground
  • 2014年11月26日(水)ロシア・サンクトペテルブルク Zai Ozhidaniya
  • 2014年11月27日(木)ロシア・モスクワ Volta

KNOTFEST JAPAN 2014

  • 2014年11月15日(土)千葉県 幕張メッセ国際展示場9~11ホール

APOCALYZE NOW 2014 UK TOUR

  • 2014年11月17日(月)イギリス・ブリストル Anson Rooms
  • 2014年11月18日(火)イギリス・ブライトン Concorde 2
  • 2014年11月20日(木)イギリス・ロンドン KOKO
  • 2014年11月21日(金)イギリス・バーミンガム Venue TBC
  • 2014年11月22日(土)イギリス・ニューキャッスル O2 Academy 2
  • 2014年11月23日(日)スコットランド・グラスゴー Garage
  • 2014年11月24日(月)イギリス・マンチェスター Academy 2

SOUNDWAVE FESTIVAL 2015

  • 2015年2月21日(土)オーストラリア・メルボルン Flemington Racecource
  • 2015年2月22日(日)オーストラリア・アデレード Bonython Park
  • 2015年2月28日(土)オーストラリア・ブリスベン Brisbane Showgrounds
  • 2015年3月1日(日)オーストラリア・シドニー Olympic Park
1stシングル「MADNESS」/ 2014年10月8日発売 / Sony Music Labels
「MADNESS」
初回限定盤 [CD+DVD] 1944円 / BVC7-2~3
通常盤 [CD] 1080円 / BVC7-4
CD収録曲
  1. Madness
  2. Dance With The Enemy
  3. S.O.S
初回限定盤DVD収録内容
  • 「DOWNLOAD FESTIVAL 2014」ライブ映像
Crossfaith(クロスフェイス)

2006年11月にKenta Koie(Vo)、Terufumi Tamano(Program, Vision)、Kazuki Takemura(G)、Hiroki Ikegawa(B)、Tatsuya Amano(Dr)により結成。メタルコアやスクリーモを軸に、ストリングスやエレクトロニカを随所に織り交ぜドラマチックに展開する唯一無二のバンドサウンドで、その地位を確立していく。2009年4月にリリースした1stアルバム「The Artifical theory for the Dramatic Beauty」が、国内メタルコア / スクリーモシーンを活気付ける起爆剤に。同年10月には「LOUD PARK 09」に出演し、圧巻のライブパフォーマンスで多くのオーディエンスを魅了した。その後、ヨーロッパやアメリカでのCDリリース、精力的な海外ツアーを展開。「Warped Tour UK」「Sound Wave Festival 2013」「Download Festival 2014」「Reading / Leeds Festival 2014」など海外の大型フェスにも多数出演し、各国のメディアから絶賛される。2014年10月、キャリア初となるシングル「MADNESS」をソニー・ミュージックレーベルズからリリース。10月末からはバンド初の欧州ヘッドライナーツアーも控えている。