高嶺のなでしこ×酪農応援プロジェクト特集|牛乳が酪農家から店頭に届くまでを描いた「ミルクの旅路」 (2/2)

ポジティブに「牛乳を飲んでみよう!」と思ってもらえたら

──「ミルクの旅路」を通して、視聴者にどのようなことを伝えたいですか?

東山 酪農家さんたちが苦労されていることはこれまでもお伝えしてきましたが、今回は酪農家さんとともに多くの方が愛を持ってお仕事されていることも、知っていただけたらうれしいです。酪農家さんや工場、クーラーステーションなどの方々の言葉を聞くことで、酪農に対する理解が少しでも深まったらいいなと思います。お店で牛乳や乳製品を見かけたときには、今回の映像を思い出して、ぜひ商品を手に取っていただけたら。

スーパーマーケットで牛乳のコーナーに向かう東山恵里沙。(提供:中央酪農会議)

スーパーマーケットで牛乳のコーナーに向かう東山恵里沙。(提供:中央酪農会議)

涼海 私自身、酪農応援アンバサダーになっていなければ、酪農家さんたちがピンチだということになかなか気付けなかったはず。なので、「ミルクの旅路」を通して少しでも多くの方に酪農家さんの現状や、関係されている方の思いが伝わればいいなと思いますし、牛乳を飲む方がいっぱい増えたらうれしいです。

葉月 「ミルクの旅路」には私たちの楽しそうな姿や、酪農家さんや関係者の皆さんの笑顔もたくさん映っていて、とても素敵な映像を作ってもらえてうれしいです。この映像を通して「大変な問題なんだな」と感じていただきつつ、ポジティブに「牛乳を飲んでみよう!」と思っていただけるきっかけになればいいですね。

安田 牛乳の生産に携わる方々の365日休みなしのご努力を撮らせていただいたので、「ミルクの旅路」を入り口に酪農のことを考えていただけたらうれしく思います。そして、高嶺のなでしこさんのはつらつとした雰囲気が素敵なんです。彼女たちが、礼儀正しく、リスペクトを持って各施設を訪問する姿も見どころの1つです。

──映像の中にはかわいいラッピングカーが登場したり、メモ帳がメンバーカラーになっていたり、細部までこだわりを感じました。

安田 企画の段階で「どういう感じの服がいいかな」など、関係者の皆さんと相談しながら作っていきました。あと、今回のために「いつか私がママになったら」のアコースティックバージョンを作っていただき、映像内で使用しています。

東山 音楽、とても素敵でした。ありがとうございます!

葉月 映像にすごく合っていると思いました!

涼海 この音源も普通に聴いてみたいです!

涼海すう

涼海すう

安田 オリジナルバージョンとはまた違った、伸びやかな雰囲気の曲調になっていて、私もすごく素敵だなと思いました。

──ちなみに安田監督は、高嶺のなでしこのパフォーマンスについてどんな印象をお持ちですか?

安田 皆さんのパフォーマンスは、YouTubeなどで映像をたくさん拝見してます! 先日も代々木競技場第二体育館でのライブを成功させて、9月には幕張イベントホールでライブをされるんですよね。ステージでの姿も本当に魅力的なのでがんばっていただきたいですし、酪農応援アンバサダーとしてもどんどん発信していっていただけたら。これからの活躍を期待しています!

涼海葉月東山 ありがとうございます!

それぞれの“推し”の乳製品

──さて、ここからは皆さんと乳製品の関わりについて伺います。皆さんの“推し”の乳製品や、こだわりの食べ方があれば聞かせてください。

葉月 私はチーズが大好きです。さけるチーズのように手軽に食べられるものももちろん好きですし、海外のチーズも好き。一番好きなのはブッラータチーズ! 卵みたいな形をしていて、切ると中から生クリームとチーズが出てくるんです。「ミルクの旅路」を回っているときも「ああ、食べたいなー」と考えたりしていました(笑)。

涼海 私もチーズが大好き! 特にモッツァレラチーズが好きで、好きなチーズ専門店もあります。

東山 牧場に行ったときもチーズをいただいたんだよね。

涼海 うん! レンジでチンしたらとろーんと溶けておいしかったです!

東山 コンビニで生ハムを買ってきて、チーズを堪能しました(笑)。

東山恵里沙

東山恵里沙

──東山さんは前回の取材のときも「チーズが好きで、ツアーで北海道に行ってチーズをたくさん買った」とおっしゃっていましたよね。

東山 はい、大好きです! そして、私が毎朝食べているのがヨーグルト。「ヨーグルトがないと1日が始まらないよ!」というくらい好きです(笑)。最近はヨーグルトにきな粉とハチミツをかけて食べるのにハマっていますね。

──監督はいかがですか? 乳製品はよく召し上がりますか?

安田 はい、私はチーズケーキが大好きです。そして、今回のお仕事に携わる中で「乳和食」という言葉を知りました。和食に牛乳を取り入れる調理法のことで、例えばお鍋に牛乳を入れるとコクが出ておいしいそうです。なのでこれからチャレンジしてみたいなと思っています。高嶺のなでしこの皆さんで作って、酪農家の皆さんをおもてなしするような企画も面白いんじゃないかな。

東山 やってみたいです! みんなでエプロンを着けて、牛乳を使ったクッキングができたら楽しそう。

涼海 クッキング系の企画なら、「私も作ってみたい」と思って牛乳を使ってくださる方も増えるはず。若い人たちに向けてXやTikTokなどのSNSも活用して、発信していきたいですね。

葉月 SNSで映える料理や食品を作ってみても面白いんじゃないかなと思います。生クリームや牛乳をたっぷり使ったフラペチーノとか。UFOチーズチキンというから揚げの真ん中にチーズが置かれている料理も最近流行っていますし、皆さんに乳製品を身近に感じてもらえる企画ができたら。

葉月紗蘭

葉月紗蘭

──「ミルクの旅路」では牛乳の生産、流通過程をたどりましたが、今後もまた新たなアプローチで酪農を応援できたらいいですね。

東山 はい! 以前開催した高嶺のなでしこのファンミーティングでは、メンバーカラーのストローを挿したミルクをキッチンカーで販売して大好評でした。今度はメンバーで商品を開発してファンの方の手元にお届けする、みたいな企画もやってみたいです。

左から涼海すう、東山恵里沙、葉月紗蘭。

左から涼海すう、東山恵里沙、葉月紗蘭。

「ミルクの旅路」が皆さんの小さな一歩になったら

──では最後に改めて、酪農応援プロジェクト「ミルクの旅路」のアピールをお願いします。

東山 牛乳やヨーグルト、チーズなど、自分たちの身近なところに乳製品がたくさんあることを今回の映像を通して感じていただきたいです。そして、お店で牛乳を買うことが酪農家さんたちの支えになることを知っていただき、手に取ってもらえる機会が増えたらいいなと思っています。現状を知ってもらって、皆さんにも酪農を支える一員になっていただけたらうれしいです!

涼海 酪農に詳しくなくても理解しやすい映像になっているので、ぜひ観ていただきたいです。そのうえで、「自分が牛乳を飲むだけで、いろんな方の笑顔が増えるんだ」と感じていただけたらいいなって。

葉月 とても楽しくて素敵な映像作品になっています。映像を通して知ったことを頭の片隅に置いていただいて、例えば晩ごはんを決めるときに「じゃあ今日はホワイトシチューにしようかな」と思ってもらえたら。「ミルクの旅路」が皆さんの小さな一歩になったらいいな。

──安田監督からも、読者に向けてひと言お願いします。

安田 「観ればきっとミルクがおいしくなる、酪農をちょっと知りたくなる、そして高嶺のなでしこがもっと好きになる」という映像に仕上がりました。「いつか私がママになったら」の伸びやかなアコースティックバージョンに乗せたプチロードムービーになっていて、気軽に観られる作品だと思います。まずは映像を楽しんでいただいて、牛乳のこと、高嶺のなでしこのことを知っていただければうれしいです。

左から涼海すう、東山恵里沙、葉月紗蘭、安田真奈監督。

左から涼海すう、東山恵里沙、葉月紗蘭、安田真奈監督。

プロフィール

高嶺のなでしこ(タカネノナデシコ)

オーディション企画「JDOL AUDITION」を勝ち抜いて選ばれた7名と、ラストアイドルの元メンバー3名からなる10人組の女性アイドルグループ。サウンドプロデュースはクリエイターユニットHoneyWorksが担当している。2022年8月開催のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」でお披露目され、2024年2月にシングル「美しく生きろ / 恋を知った世界」でビクターエンタテインメントよりメジャーデビューを果たした。2025年9月に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールでワンマンライブを行うことが決定している。